香道体験~玉椿香~
テーマ:香道体験ときおり吹きすさぶ冷たい風の中にも、
湿気をふくんだ、明るい春の「香」がかんじられる頃。
茜庵で開かれた三月の
「香道 蘭の会」
春一番の気配をはこんできてくれました。
山中瑞穂先生がご用意くださったのは
「玉椿香(たまつばきこう)」。
かがみ山 みがきそへたる 玉椿
かげもくもらぬ 春の空かな
(十題百首ー藤原定家)
・・・いっそう輝きを添えた鏡山の美しい椿、
その葉に反映する光が曇ることもない、
春の晴れやかな空であるよ。・・・
「玉椿」とは、いまでは品種名の一部などにも
使われていますが、
もともとはつややかな椿の「葉」を指す美称でした。
たしかに、厚みがあって形もととのい
つややかな椿の葉は、観賞の対象となったのも
うなずけます。
その漢字があらわすとおり
“春に咲く木”椿は、日本原産で古くから愛される
なじみの深いもの。
霊力を持つ神聖な木としてもあがめられてきました。
「玉椿香」は、椿の色になぞらえて
・白
・赤
・枝
と名付けられた香りを10包(うち試み香2包)
順に聞き、その順序をあてるもの。
隣り合った二つずつの答えを
白白・・・玉椿
赤赤・・・紅椿
白赤、赤白・・・斑入椿
白に枝、赤に枝・・・つらつら椿
枝枝・・・八千代の椿
とします。
10包なので、5組の答えが並びます。
17世紀頃からブームが始まり、
江戸時代には庶民にも愛好家が数多く生まれたという
椿。
さまざまな色、かたちのものを
現在では愛でることができますが、
やはり「白玉椿」
深く印象的な「紅椿(藪椿)」は
古代より 親しまれてきたものであるゆえに
凛とした品格をはなっているかのよう。
香りを“聞く”ことで、
歌に詠まれているような 春の空
そして山野に自生する、うっそうとした椿の森の
つややかな葉やほのかな香りまで、
目前に迫ってくるような
イメージを持ちました。
感覚を研ぎ澄まし、心ゆたかにすることで
ひとつのお香や 和歌から
これほどまでに広い世界へ 飛び立ってゆける。
目に見えない、はかなく消えてしまう「香り」
だからこそ
いくつものときめきとざわめきを、
心に与えてくれるのです。
■いちはやく、季節の美味と彩りを。
■御祝返しやご挨拶に最適なお品を
お買い物はこちらから
最近の画像つき記事
[ 画像一覧へ ]-
春信(しゅんしん) …
03月14日
-
ホワイトデー限定 「…
03月08日
-
季節の3個入生菓子「…
03月06日









