鹿児島・川内原発:1号機の再開延期--九電

 九州電力は14日、政府がすべての原発にストレステスト(耐性試験)を課すことを決めたのを受けて、今年5月から定期検査に入っている川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)について、7月下旬の運転再開を延期すると発表した。これで、同じく再開のめどが立っていない玄海原発(佐賀県玄海町)2、3号機と合わせ、九電管内の原発全6基中3基が停止したまま、夏の電力需要最盛期を迎えることが正式に決まった。

 九電は今夏の電力ピークを1669万キロワットと見込む。これに対し、3基停止したままの場合の供給力は1728万キロワットで予備率は3・5%と、同社が「適切」とする8~10%を大きく下回る。ただし、九電は3基停止を前提に火力発電用の重油などを確保しており、川内1号機の運転が再開できなくても、一層の節電を求めることにはならない見通し。【石戸久代】

毎日新聞 2011年7月14日 東京夕刊