高知県高岡郡四万十町十川に石鎚神社がある
ここの事は「鎮守の森は今 追補版」という本にこのように示されている
「四万十町 十川の町の裏山々頂に祀られている ! !」
何とすばらしい情報だ、毎回これ以上言葉も無い(^_^)。
そして町の周辺をアースで見てみるも何も無い ! ! 見えるはずも無く調べたとこで
何も情報が無いのは分かっている、こんな時はいつものように ! !
「どうなってもいい車」&「どうなってもいい格好」で現地へ乗り込んでみよう。
この四万十町の十川は古城の石鎚大権現 の入口で先月も来たとこでだいたい
の感じは分かっている。
そして十川の町の裏山も天然雑木林で標高も300m以上あり地図で見るより複雑
な支尾根がある山で小さなピークがいくつもある ! !
さすがにどこにあるかも分からないまま適当に登っていけるはずも無く、まずは
小さな町の中心にある十川町役場へ乗り込んでみる事に。
何よりも町の規模を遥かに超えた立派な庁舎である、観光案内所があるはずも
無いが本のコピーを見せ「この石鎚神社へ行きたいんですけど?(^_^)。」といつ
ものように超笑顔で、そして半分は諦めて問いかけてみた ! !
そして奥の方で職員全員が集まって見てくれるも誰も知らないと言っているのが
伝わってくる、「これだけの情報では・・・」とも聞こえてくる。
しかし地元人として意地になるのか諦めようとせず周辺の住民へ電話をしてくれ
ているようである
そして1人の石鎚神社を知っていると言う人に当ったようである ! ! 何とこの庁舎
の真上の山にあると言っている、そして今は石鎚神社まで林道があり車で行ける
らしく入口を丁寧に教えてくれた。
そして安全に行ってくださいと言う事でまるで嵐が通り過ぎたかのように庁舎は
元の静まりに戻った、この場を借りて厚く御礼申し上げますm( _ _ )m
林道の入り口はすぐ近くの白皇神社の横であり、石鎚神社の道は細く険しいと
いう事であった、自分的予測で歩いても片道1時間以内、どうなってもいいように
歩いて行ってみよう(^_^)。
何より今日は不思議な感覚があった ! ! 林道入口に小さな祠があるのだがなぜ
かこの祠を見たとたん「これは石鎚さんだ ! !」と確信したのである
これには自分でもびっくりしたのだが石鎚さんと断定できるもの物は何も無い ! !
すぐ横には登山道が谷筋へ続いている、山頂の石鎚神社へ行けない人の為の
石鎚さんの祠だと思う、しかしこれは僕の推測でしかないがなぜか「間違いない」
といい切れるのである ! !
左正面が石鎚神社への林道入口
左側にある白皇神社
すぐ横には登山道が谷筋へ続いている
尾根に出ると交差点である
交差点から南に向かって進む
交差点から歩いて15分
ここからは高低差のない林道を進む
林道の折り返しから後をみると ! !
本の写真と同じ光景だ~
入口には変わった形の手水舎
建物の右端に石鎚神社はあった
神額も「石鎚神社」とある
小さな社の中は大きな石があり枯葉だらけ
この石鎚神社は普通ありえない西向きである
なぜかはさっぱり分からない
境内の南端に埋もれるように建つ石碑
入口の手水舎から右奥に小さな社が見える
手前に手水舎がある
この手水舎には「明治廿二丑三月」
鳥居は無く注連縄で境内を囲っている
祠は参道から斜め向き
おぉぉぉ~~っ ! !
石鎚蔵王大権現 ! !
これは飛んできた木の枝ではない ! !
この祠の上は松の木しか無いからだ
ここにも一升ビンがある
そして気になる祠の向く方向だが
微妙にずれた南西である
地図を拡大してみると宮崎県の方を向いている
祠の向く反対方向に真っ直ぐ線を引くと ! !
あれが十川の石鎚山である ! !