四国霊場第64番札所前神寺
書けば長いが前神寺は石鎚神社よりずっと以前、石鎚山の別当寺であり今の
石鎚神社本宮の場所にあったお寺、要は石鎚山・石鎚蔵王大権現の本家本元
ちなみに石鎚神社は石鎚大神の本家本元って事になる。
毎月20日は前神寺の御本尊、石鎚蔵王大権現の御開帳の日である、これは誰
でも参加でき背中に石鎚蔵王大権現を当ててもらう事ができる行事
またも前神寺の石鎚蔵王大権現を見る機会ができた ! !
始めて見たのはこの前7月1日石鎚山お山開きの時だった、しかしこの時は3体
の内中央の蔵王権現しか見れなかった(>_<)
なぜ前神寺の蔵王権現が見たいかはここを見れば分かるが何を書いているか
分からない、だがここを見なければここに書いてある事も分からない → こちら
まぁこう言う事に興味のある人も居ないだろうがどうしても確認したい事がある。
しかしお山開きの時もそうだったが御開帳といっても奥のほうで何も見えない ! !
この時は運よく御祈祷をしていただける事となり、何より3体ある事が確認できた
中央は見せていただいた ! ! 両脇はどうなのか?
自分が思っている石鎚蔵王大権現と同じなのか?それとも中央の蔵王権現と
同じ形の物が3体なのか?更には元々石鎚山山頂にあった文明9年の時代の
蔵王権現なのか?できれば手にとって文字が彫られてないか確認したいがそれ
は無理だろうな~、前神寺のHPを見れば「夜7時半から開帳される3体の蔵王
大権現に、身体の悪い部分や痛いところをあてて、平癒を祈願する。」とある。
まさしく近くで見れるチャンスである(^_^)。
しかし銭はいるのか? 気が弱いので隅っこのほうからでも見えるのか?
分からないが行って見ない事には分からないので行ってみよう(^_^)。
と言う事で行けば何人かの信者さんが歩いていたのでついて行った。
本堂に集合し60人ぐらいかな~ざわざわ時間になるのを待っていた、どうもお金
はいらないようだが、「お気持ちばかり」といった感じで集めている人がいた。
予想通り蔵王権現は見えない、時間になるとほら貝が吹かれ太鼓を叩き経典が
読まれ般若心経3回そして3人の手によって御本尊の石鎚蔵王大権現が現れた
そして順番に前の人から背中に当てていくので後ろの片隅にいた僕は結構見る
ことができた、形は分かったが蔵王権現の正面が背中に当たるので細かい所は
見えなかったが仕方あるまい。
結果、3体の姿格好は僕の予想通りの石鎚蔵王大権現と同じであったと言う事で
この日記に記しておこう(^_^)。
お山開き奥前神寺 → こちら
お山開き瓶ヶ森 → こちら
この3体が本来の石鎚蔵王大権現の姿格好である
要するに前神寺で見たのもこの形であった
しかしこの本来の形と言うものがいつの時代からと言うと分からない
元々蔵王権現本来の姿は中央の形で中央の形3体の
蔵王権現が石鎚山にあったと思っているが、いつの時代からか
現在のこの3体の形になったと思っている
1つだけはっきりしているのは現在の中央にある
石鎚蔵王大権現は左手が挙印 (丸) である事
一般的な蔵王権現は刀印 (チョキ) であるが石鎚山が
なぜ挙印なのかは未だに分からない
この左手の事は今までいろいろな寺院で聞いてきたが
明確な答えは誰からも返ってこなかった(>_<)