専門学校授業料減免

国会論戦の中で、長引き不況の中で、経済格差が教育格差となり、人生格差にならないように、経済的に厳しい学生・生徒への支援をより一層強化すべきだとの議論が行われています。

 

●奨学金の充実

 

来年度予算案には、奨学金事業に10227億円(今年度より1017億円増)が計上されています。4割の学生・生徒が奨学金を受けています。政府与党では、有利子から無利子への流れを加速しており、無利子が14千人増の474千人、有利子が33千人減の844千人に貸与する予定です。返還しないで済む給付型の奨学金は、経済的に厳しい高校生には導入されています。国費から3分の1が補助され、79億円から来年度131億円となり、34万人から48万人の大幅に拡充されます。しかしながら、高等教育段階では導入されていません。課題は、財源です。当然のことながら、お金さえあれば導入したいのですが、現在の奨学金対象人員を減少させてまで、給付型を導入するわけにはいきません。ジレンマがあるわけです。

 

その代替措置として、マイナンバー制度を活用して、所得連動返還型の奨学金制度を導入すべく、準備を加速して、29年度からの創設をめざしています。マイナンバーによって、所得が把握されるので、卒業後、所得に応じて奨学金の返還額を決めることができるようにしようというものです。残念ながら離職して所得がないのであれば、返還が猶予され、再就職して一定の所得があれば、所得額に応じて返還してもらおうというものです。将来不安から、進学希望であっても、奨学金を断念することがないようにとの配慮です。

 

●授業料減免

 

さらに、奨学金だけでなく、授業料減免措置も導入されています。国立大学へは、320億円が計上され、6万人が対象となっています。私立大学には、86億円が盛り込まれ、45万人が対象です。支給対象や支給基準は、大学に任されています。

 

課題は専門学校に対する授業料減免措置でした。専門学校は、高校新卒者の2割近くが進学し、3千校以上に62万人が通学しています。文科省の調査によると、大学生や短大生と比較して、専門学校生の方がより経済的に厳しい環境に置かれているという結果が出ています。しかしながら、専門学校は都道府県認可であり、設置主体も多様で、国費によって学校を支援することができないという難点がありました。そこで、文科省は専門学校への授業料減免措置の導入を財務当局に折衝し、ようやく今年度から認められました。

 

今年度から3年間、経済的に厳しい「専門学校生への効果的な経済的支援の在り方に関する実証研究事業」という名称で3億円2千人分への支援が始まったのです。この事業は、「実証研究」という名称も、国が直接支援できないところから、都道府県に事業を委託し、研究という形態を取りつつ、実質的に専門学校生を支援しようというものです。

●支援要件は?

 

支援対象となる専門学校の生徒と学校の要件は次です。

生徒の経済的要件は次のいずれかに該当する必要があります。

①生徒保護世帯の生徒、

②市町村民税所得割非課税世帯の生徒、

③所得税非課税世帯の生徒、

④保護者等の倒産、失職などにより家計の急変した世帯の生徒。これは、高校生以下の修学支援要件と同等のものです。

 

そして、生徒が在籍する専門学校の要件は、次のすべてに該当する必要があります。

①私立専修学校専門課程(専門学校)であること、

経済的理由により修学困難な生徒を対象とした授業料減免を実施していること、

経済的支援の概要等や財務会計に関する書類を公開していること、

学校評価(自己評価)を実施し、その結果を公表していること。

 

支援の枠組みは図のように、専門学校自らがまず自主的に授業料を減免してもらい、その2分の1以内を公費でさらに授業料減免するというものです。ただし、支援金の上限は授業料の4分の1を超えないものとしています。例えば、授業料が100万円の場合は、支援金の上限は4分の125万円以内であり、学校が40万円授業料を減免すると2分の120万円を公費で支援し、生徒の負担額は40万円で済むというものです。また、学校が60万円を減免すると、公費での支援は上限一杯の25万円となり、生徒の負担額は15万円で済みます。

●都道府県別の取組み

 都道府県別専門学校授業料減免

以上のような、経済的に厳しい専門学校生への経済的支援事業の委託を受けて事業を実施している都道府県は、一覧表の通りです。初年度の今年は、全国47都道府県の内22都道府県にとどまり、47%の受託率です。残念ながら、半分もいっていません。

 

来年度予算案での授業料減免事業は、今年度と同額の3億円2千人分となってしまいました。文部科学省としては、増額増員を要求していたのですが、財務当局からは、予算執行率が低いことから、同額しか認められませんでした。

 

ぜひ全国各地の専門学校におかれましては、授業料減免に取組んで頂ければと存じます。導入されていない県については、しっかり働きかけていきたいと思います。

 

高校生や保護者の方、高校先生におかれましては、ぜひ奨学金や授業料減免の支援策を活用して、高等教育機関に進学をして、勉強をして志を実現してほしいと念願しています。

 

 

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●京都市長選挙最終日 門川大作候補に1票を

 

124()から京都市長選挙が告示され、投開票は27()です。現職の門川大作候補が出馬しており、選挙戦が最終日となりました。

 

門川候補は、山田京都府知事とともに、文化庁移転を熱望しております。私は、地方創生と文化振興のシンボル的な効果があり、移転構想に賛成です。その実現のためには、門川候補の当選しかないと思っております。

 

ぜひ京都市民の方には、門川大作候補に1票をお願いします。

http://www.kyoto-daisakusen.jp/

 

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●日本文化チャンネル桜番組「日いづる国より」動画公開中

 

日本文化チャンネル桜の番組「日いづる国より」で、作曲家のすぎやまこういち先生、中山恭子参議院議員と鼎談しています。ぜひご覧ください。

 

1211()「拉致問題~総連と朝鮮学校、対外諜報機関の設立を」

動画公開中 https://www.youtube.com/watch?v=lLnrLIAnHOg

 

1218()「義勇公に奉ず~テロ対策と教育再生」

動画公開中 https://www.youtube.com/watch?v=HoKyEQvz4Kk

 

 

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今後も、「国づくり、地域づくりは、人づくりから」をモットーに、日本国家国民を守るために、全身全霊で駆け続ける覚悟の赤池誠章です!

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