月への旅 | 上杉蒼太の鉄道&天体観測日記

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久しぶりに天気が良くなったのですが、月齢は13。率直に言って淡い天体は何も見えません。というわけで、その月を撮影してみました。

2017年7月7日 VC200L(焦点距離1800mm・F9) SXP赤道儀

ZWO ASI224MC

ZWO IR 850nmパスフィルター 1.25インチ

AutoStakkert_2.6.8・RegiStax6・PHTOSHOPCCにて画像処理

 

「ティコの光条」でも有名なティコ・クレーターから欠け際付近です。VC200L+ASI224MCの組み合わせで月を撮影したのは初めてですが、ここまでよく撮れるとは思いませんでした。特に効果があったのは思うのはIR 850nmパスフィルターです。ASI224MCのように赤外線領域にも感度があるカメラならば使いでがあることがよく分かります。この組み合わせで月を撮るのはとても面白そうです。

実はこのフィルター、惑星撮影にも使えます。木星や最接近時の火星のように明るい天体ならば疑似Lバンド画像として撮影して、普通どおりに撮った画像(RGBバンド)とソフト(WinJUPOS)で合成するとこんな感じになります。

画像処理が一部上手くいかなくて不自然な模様もありますが、普通に撮影した画像よりも細かい模様が見えています。ASI224MCは使い方では色々な可能性がありそうです。