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「新たな責任の時代だ」

What is required of us now is a new era of responsibility

-a recognition, on the part of every American,

that we have duties to ourselves, our nation, and the world


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「亭主の好きな赤烏帽子」

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★智笑ポエム「夢の水際で」(海の向こうに)

テーマ:智笑ポエム
2012-05-31 08:57:38

「亭主の好きな赤烏帽子」

何もない一日なんて存在しないと

一日中眠ったふりをしていた

眠ったふりの傍らを次々といろんなものが訪れて来る


雀が来て告げる

今日はいいお天気だよ

蝶が来て翅を翻す

波動が西太平洋まで渡って行った

ついこの間はサッカーボールが西海岸に届いたばかりだ

一年以上も経って

でもみんなが眠っていたわけではないが

ずっと、忘れてゐた


眠っていた脇のすぐそばに波が打ち寄せて

ボールばかりかバイクまで届いた

眠ってゐた夢のすぐ顔近くまで

波が打ち寄せる


やさしさでなくなんだらう

思いがけない、戸惑ひ

海の

これも

宝物のやうな報せだ


倉石智證

眼に見えないからと云って、

存在しえないということは決してあり得ない。

★智笑ポエム「早苗饗さなぶり」(おうちに帰ろう)

テーマ:智笑ポエム
2012-05-29 17:07:56

こんな濡れたやうなピアノの曲が奏でられると

垣根に一斉にアカメモチの秀先ほさきが輝きはじめる

高圧線の下をツバメが飛び交う

山の麓に続く田の田ごとに

青い空と雲とが映り

田植え機に乗った男性がしづしづと苗を植えてゆく

家から走り出た五月女さおとめは苗を軽トラから降ろし

田の畔に腰を下ろすと携帯を広げた

長い長い暗号をどこか知らない国に向かって打つのだ


田ごとの蛙

遠田のかはづ

下の方で鳴き出すと上の山の麓の瀬戸際まで

それこそ一斉に鳴きはじめる

あゝ、喜んでいる

無性に、

嬉しくてたまらない


ピアノ曲が濡れた音律を奏でると

ひとつひとつが確かになる

苗の列が水面に光り

微かな風に身震いする

村の上に続く長い長い一本道に

高圧線の鉄塔の下をツバメが飛び交ひ

アカメモチは赤々と輝き

すべてこの季節に

緑緑も明らけくなってきて

地に働くすべての人たちに

嬉しき気持ちが

湧きあがる


急に、

この歌を唄いおはったら

家に帰らうと思ふ

この歌を唄いおはったら

家に帰り牛の世話をする

お祈りもする

アカメモチが輝きだす

ピアノの濡れたやうな調べ

高圧線の下にツバメが飛び交い

しつしづと苗が植えられてゆく

このとりまく空と田と景色と

すべては良からうと思ふ

携帯からのお返事だった


倉石智證

★智笑ポエム「眼をつむって」(触る)

テーマ:智笑ポエム
2012-05-25 09:52:17

あかんぼうとおっぱいとおかあさんと


眼をつむっていろんなとこを触る

ここ、お尻

ここ、おっぱい

ここはお鼻

ここは唇

あゝ、愛だなぁ

一人では悲しみを受け止めきれない

だから、みんなで


眼をつむって象のお尻を触る

象の鼻を

何かを思い出す

お尻、おっきくて安心だ

お鼻は何か遊んでくれそうで楽しさうだ

耳は楽器のやうだ


触れられないものといへば

雲、星、太陽

そんなもの、どうしやうかといま考えてゐる

雲はぷかぷか

星はちかちか

だとすると太陽は

ぎらぎら


ぎらぎらはやっぱり触れない

でんでん太鼓

指を唇に持っていったら

いきなりパクリと食べられた

ふふふっと笑ふ

手はつないだままだ

眼をつむって触る

一人では悲しみを受け止めきれないから

眼をつむっていろんなとこを触る

愛してるから

シーツのお船を

ゆらゆらゆれて


あかんぼうとおっぱいとおかあさんと

あゝ、母さんが一番安心だ

雲がぷかぷか

シーツにゆらゆら

一番星、見つけた


倉石智證

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