はじめての留学:ロスの思い出6
テーマ:ロスの思い出そろそろ旅も終わりそうな感じでただいまサンフランシスコ。
これが最後の回想録です。
さて、まったく電話に出る様子のないホストマザーは当てにできない。
どうにかして家に帰る方法もしくは夜をしのぐ方法を考えねば。
友達で1人携帯を持ってた子がいたんで、その子に電話してあわよくばその子のホストファミリーの家に泊めてもらえないか、とか、どっか24時間営業のファミレスがあればそこに避難しようか、とかパニックのあまりあんまり解決にならないことばっかり考えてました。
でもある瞬間ふと思い当たったのが、家から30分くらい歩く位置を通るバスは動いてるんじゃね?ということ。
30分ならがんばれば普通に歩けるし、道もわかってる。
これならいける!
でもそのバスは24時間営業と言ううわさを聞いてたけど、実際動いてるかいまいち自信がなかったので、またもや偶然通りかかった人に話しかけて確かめてみることにした。
したらば偶然その人が日本人だったと言うこのラッキー。
その人に事情を話してバスが動いてることを確認してほっとしてたら、「この時間は歩くのはほんとに危ないから、タクシー使った方がいいよ」とタクシー会社の電話番号を教えていただきました。
このときはじめてタクシーと言う選択肢があったことに気が付いたよ。
20そこそこの学生は普段タクシーなんてならないもん。
お金もそんなにないもん。
とりあえずその場からタクシーに乗るのは遠くてお金がかかっちゃうので、バスに乗ってもうちょっと近くまで行ってから乗ることに。
この人はほんとに私を心配してくれて、私も日本人と話せたことでほっとして、ほんと助かった。
ガイドブックとかに「夜は出歩かないように、バスとかも乗らないように」とか書いてあったりするから、バスに乗ってる間も無駄にドキドキ。
でも結構人がいっぱい乗ってて、これならなんか起こっても大丈夫だなあと思いました。
バスを降りて公衆電話を見つけて、早速タクシー会社に電話。
「これで家に帰れる!」と思った。
が、私はとことんついてなかったらしい。
電話通じない…。
なんでかつながらなかったのです。
ほんと勘弁してくれよ。
またもや軽くパニックになりながら、近くのカフェがまだ開いてる事に気がついて駆け込んだ。
で、店員さんに「タクシー呼びたいのに電話がつながらなかったから呼んでください」とお願い。
店員さんはとっても親切で、「タクシーが来るまでそこに座って待ってて」と席に案内してくれました。
待ってる間に一生懸命落ち着こうとしてたら、店員さんが他のお客さんの日本人に事情を説明したらしく、その日本人が話しかけてきた。
今までの経緯を話してると、「今度こそ帰れるんだ…」とほっとしたのもあってめっちゃぼろぼろ泣いちゃいました。
店員さんもその日本人もその様子を見て「もう大丈夫だから」と落ち着かせてくれようとしたのが、また余計に泣かせる。
しかもタクシーが来た時、日本人が「私車だから、よかったら送るよ」といってくれて、タクシーの運ちゃんも「わかった」と文句も言わず去って行ったし。
結局その人に送ってもらって、家に着いたのは11:30くらいだったかなあ。
今思うと大して遅くない時間なんだけど、初の海外で1人&危険だと言われてるロスだったからほんとに怖かった。
家に着いたときも、車を見送ろうと思って外で待ってたら「家に入る所を見ないと安心して帰れない」と言われてしまったし、やっぱり危険なんだなあとしみじみ実感したし。
でもこの日出合った人たちはほんとにいい人たちばっかりで、みんなに助けてもらいました。
いまさらですが、ほんと感謝です。
ちなみにホストマザーは電話の音を切って寝ていたと言うオチ。
次の日の朝に事の経緯を説明したら、「なんで出かける前にバスの時間を確認しなかったの?」とか「なんで警察に連絡しなかったの?彼らは親切よ」とのんびりと言われ、ちょっとカチンと来たのはヒミツ。
日本人は普通終バス逃したぐらいで警察呼ばないよ!
この出来事は、今思い出してもちょっと目が潤んでくるくらい、私の人生で衝撃的な出来事でした。
この日を境に「人生やれば何でもできる」と思って行動力が増したのは言うまでもない。
おわり。







