昨年11月、九州東半分の旅行をしました。新幹線で鹿児島まで行き、そこでレンタカーを借りて、鹿児島、知覧、霧島、宮崎、高千穂、阿蘇、別府、臼杵、国東、宇佐、中津、太宰府、福岡と、約6日間かけて回りました。
高千穂峡や高千穂神社などにも行きました。高千穂峡は、たしかに絶景ですね。ただ、そこから上流に登れなかったので、「えっ、これだけ?」と思っちゃいましたが。
トマトカレーは、1つのジャンルとして完全に確立されています。トマトの酸味が、カレーを引き立てるのです。
それに、トマトそのものに旨味成分があるため、出汁としての効果もあるのですね。かつて、「とまとカレーの食べ比べ」をしたことがあるので、このジャンルには詳しいですよ。
トマトカレーは、たいてい具がなくてスープ状です。なので、トッピングをして食べるのに最適です。と言うことで、冷凍庫にあった冷凍餃子と粗挽きソーセージをあしらってみました。
具はほとんどありませんが、ベーコンの小片がありました。これは味を引き立たせるためなのでしょうが、ちょっとした食感のアクセントにもなっています。
その味ですが、まずトマトの酸味が来ました。それほど強くありません。マイルドですが、しっかりとした酸味です。そして次に、トマトの風味が口の中に広がりました。いや、これは初めての経験ですね。
たいていのトマトカレーは、酸味が強いのです。その酸味の由来が何かよくわからないけど、トマトカレーだからトマトなのだろうと思うくらいで。それなのにこれは、しっかりとトマトの味が残っています。
そして、特徴的なのは上品な甘味です。これはトマトの甘味でしょうか?そう思わせるような甘味がありますね。
辛さは、それほど辛くはありません。甘味はありますが、甘口でもありません。普通の辛さがあります。
さて、ウンチクですが、パッケージの裏に高千穂が県内有数のトマト産地であることが書かれています。トマトカレーを作った必然性ですね。トマトはピューレにして30%使ってあるそうです。そして、玉ねぎや人参もたっぷり入っていて、中身の半分は野菜というヘルシーなカレーだと強調してあります。
食べた時に感じた甘さは、トマト、玉ねぎ、砂糖などの甘さの混合なのでしょうね。それがトマトの風味を感じさせることで、甘いトマトをイメージさせたのだと思います。
ウンチクは、もう一歩突っ込んでほしい気もしますが、他と比べたら及第点かと思います。美味しいトマトカレーでした。