「せき込まれた」。第2山田丸は、波が船にかぶる意味の言葉を近くの僚船に伝えたあと、レーダーから消えた。山田水産(長崎市)の山田浩一朗社長らは12日、同社で記者会見し、第2山田丸が消息を絶つ直前の状況を説明した。山田社長は「今は懸命に捜索することを第一に考えたい」と苦渋の表情を浮かべた。
 一方、不明者の家族らは午前中、次々と同社を訪れた。甲板員今宮孝さん(58)の家族という男女は「今は何も分かりません」と話し、中に入っていた。
 尾崎武広事業部長によると、第2山田丸は11日午後、僚船の第1山田丸と2隻で出港。韓国・済州島沖の排他的経済水域で、底引き網漁をする予定だった。
 異変が起きたは12日午前4時ごろ。第1山田丸の後方約400メートルを航行していた第2山田丸から無線連絡が入った。その直後、船影はレーダーから消え、船の明かりも見えなくなったという。
 当時、現場海域は風速4メートル、波の高さは2メートル。乗組員らは船室で休憩を取っていたとみられる。尾崎事業部長は「航行や操業に支障がある状態ではない。船にも異常はなかった」と首をかしげた。
 同社では第1山田丸のほか、所属漁船が現場海域に捜索に向かったが、しけがひどいため、いったん現場を離れているという。
 従業員の話では、船長の股張保さん(49)はベテランだった。従業員の1人は「船長は操縦に慣れているから、こういうことが起きるなんて考えられない」と言葉を詰まらせていた。 

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