【梅田】(8:00)
高速→湯郷温泉・西の湯にて、ほかほか足湯体験
【菊ヶ峠】
作州牛しゃぶしゃぶ御膳と穴子めし食べ放題
西山ファームにてイチゴ狩り(1時間食べ放題)
【倉敷】
白壁の街を食べ歩き
【牛窓】
日本のエーゲ海
高速→梅田(20:00頃着)
どうだろうか?
おばあちゃんとのコミュニケーション、ワッペン、仲間達との人生劇場、車窓を眺めながらの俳句作り、添乗員の鬼噛み、それに、足湯でいきなりタオルを買わされそうになった件以外は、今のところ順調に進んでいるのではないだろうか?
という事は、次はいよいよこの旅のハイライト、作州牛のしゃぶしゃぶとイチゴ狩りである。
ま、穴子めしに関しては嬉しいか嬉しくないかで言うなら嬉しい方に比重が行くのだが、そんなもんを食べ放題にされても正直言って困るのだ。
つか、そっちを食べ放題にしちゃう?
普通なら、しゃぶしゃぶの方を食べ放題にしちゃわない?
確かに安いプランやし、予算的な事でブーブー言うつもりは無いが、ここって峠、つまり…
「山の中」ですよね?ね?ね?
何で穴子やったんやろ?
山菜とか川魚で良かったんとちゃうのん?
分からんわ~、HIS。
奥深いわ~、HIS。
まぁエエわ、ほな早速続きから…

『え~、そり…それでは皆様~、え~、間もなくいたさますと~、え~、はい。あの~、菊ヶ峠にてご忠告…ご昼食を召し上ぎゃ…召し上がるます事になっているんですぐぁ、本日のご昼食は、え~と、はい、あの~、しゃぶしゃぶとですね、あなあな…穴子メスィという事でございまして、はい。
あの~、穴子メスィはですね、はい、お代わりが自由の食べ放題になっておりますので、どうぞあの~、はい、たくさんメスィ上がって頂きたいと思います、はい』
お代わりが自由の食べ放題って言う言葉の意味も分からんが、このお姉ちゃんは最近抜歯か何かしたんだろうか?
もしバスの中にカラオケが付いてて、イサオとデュエットなんかさせた日には、笑いすぎて窒息死するぞ、オレ。
『おお~っ!いい天気やなあ!この超ローカル寂れ具合も最高やないか、なぁ正男!』
『鯛のアレがあるな、鯛のヤツが…』
『何て?』
『いや、鯛やで、鯛…』
『鯛がどないしたん?』
『ほらアソコ、鯛の笹カマ焼いてるやん…』
『それがどないしたん?』
『いや、鯛やで?』
『だからそれがどないしたんやって!』
『美味そうやんか!』
『後で買えばいいやんか!!』
『言われんでも買うわ!!』
柏木正男 42歳 ドM
ハットリ君に出て来るシシ丸並に竹輪系が好きな、股下50㎝のイジられ男。現在彼女募集中。

『あらららら…、予想以上やなぁ…』
食事会場となったのは、足湯のところにもあったドライブイン的な和食レストラン、「西の屋」。


『うわぁ…いい感じにマズそうやなぁ、ホンマにコテコテやんか』
『ジュジュジュジュ順さん、みみみ見て下さいよこの肉。
いいいい色がもう、かかかか変わってますりょ』

『うっわぁ…ホンマやなぁ、プハッハッハッハッ!これが作州牛っていうヤツかぁ。
初めて聞いたけど凄い肉やなぁ、プハッハッハッハッ!』
言っておくがオレは焼肉屋である。
それが国産で、しかも和牛なのか交雑種なのか、それとも輸入の冷凍なのかチルドなのかくらいは、一目見ればすぐに分かる。
『広告にはナントカ牛とか書いてた様な書いて無かった様な…?
ま、エエやん。さっき添乗員さんは、”しゃぶしゃぶ”としか言ってなかったしさ、たまにはこういうダメな肉も食うとかんとアカンよ。
クックックッ…しっかしひでえな、コレ。
よっしゃ、ほな皆さん、いただきまーす!』
『いただきまーす!』

『これは何やろうなぁ?
さっき店の人が、うどんとか何とか言ってたと思うけど……うん、大してマズいこと無いやん。
なぁミツコ、この緑の気持ち悪い方は何って言ってた?』
『ヨモギ~!』
『あ、やっぱ普通やん。
またこの如何にも製氷機で作った四角い氷がいいやんか、風情があって。
なぁイサオ』
『めめめかすりぬたら…』
『ん、何か分からんけどエエわ。
んで?こっちは梅うどんか、どれどれ……うん!これいいよ、梅の味が全然せえへんし酸っぱくないわ!
んでまた、このタレと薬味がいいよな?
葱と生姜もほんの少しだけ、ワビサビやねえ~。
葱なんかパッサパサに乾いてるぞ、防腐対策か?吸い物もエエ感じやん。業務用の出汁がよう利いてるし、中国産のタケノコ水煮も健康の事を考えて少ししか入ってないし。気配り上手やね~ちくしょう!』

『おっ、かき揚げかぁ?
うん、素晴らしい!よう冷えてる。
熱いものは熱く、冷たいものは冷たく!
中途半端にぬるくないところが職人芸やね。
んで、食べた後にいつまでも口の中に残るこの古い油の風味が何とも言えん哀愁を感じさせるね。
さすが季節料理!芸が細かい!』


『お~、固形燃料で蒸された蒸篭を開けると…峠に咲いた海の幸やあ~♪
いいね!この所々がダマになったメシが紅生姜との相性バツグン!いやグンバツ!ウハハハハハ!
いいよね、やっぱりご飯は炊きすぎくらいが。
お腹の弱い人の事を気にしてくれてるんやなぁ…
何か、人の優しさに触れて涙出て来たわ。
ほら、オレの半分やるからガンガン食え、テル。
しかし嬉しいねぇ、この穴子の量が。
何か京都の高級割烹で突き出し食ってる気分やわ。もしかしてフリカケか?これ』


『いや~最高!マズかった!満腹満足ご馳走さまでしたってか。
やっぱメインの肉が素晴らしいわ。
オレも今度から和牛なんか使うのやめよ、アホらしいし。
これからはUSの冷凍肩ロースの時代やで、ホンマに。
んで、お客さんが来る1時間くらい前にテーブルに出しときゃ超熟肉になるやろ。うん、それで行こ。
白菜もいいね♪
お腹いっぱいで残してもうたけど、腐った部分をほんの少しだけ混ぜてるところに好感が持てる。
食べ物を粗末にしちゃいけません!っていう厳しい家庭で育ったんやろうなぁ…ここの板長さんは』
やっぱいいよね、団体旅行って。

楽しい食事に大満足の二人。また来ようね!


