JUNとバーベキュー

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原チャのマフラーが破損して、走ると昔懐かしい音がするので修理に出して四日目。


んで、今日取りに行ったら、代わりになる中古のマフラーが既に流通していないとの事で、しょうがなく純正のマフラーを買うハメに(二万五千円)。

付け替えまで一週間かかるという非情な通知も合わせて通告され、家と店の往復ウォーキングはまだまだ続く(40分)。


ま、健康にはいいし気分転換になるからいいのだが、注文した肉を取りに行く日は片道50分くらい掛かるのが辛い(重いしね)。


しかし、こうやって毎日歩いてみると、新しい店が出来てたり素晴らしい発見があったりと毎日がときめいている。
今日は近所の八百屋に野菜を買いに行ったついでの順ブラを紹介しよう。



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布施駅からすぐの場所にある「ほんまち商店街」。
どうですか、この賑わい振り。




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東大阪が世界に誇る元禄寿司。
日本の回転寿司はここから始まった。




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また安易な店が…
一年持つかなぁ。




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いいねぇ…物を大切にする心。
ついでにイサオもお願いします。




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八百屋に到着。
が、大将がおやつの真っ最中だったので近くのスーパーに行く事に…




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が、そのスーパーが定休日。
仕方なく並びにある鉄板屋でキャベツ焼きを購入。
一つだけ頼んだら、おばちゃんが急に不機嫌な顔になった。
Viva!布施スタイル。




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結局キャベツ焼きを買っただけで帰って来たオレ。
どうでもいいけど隣りの店舗はいつになったら借り手がつくんだろう?
ま、何やっても無駄か…




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イサオ、宇宙気功で金儲けでもするか。
待てよ?逆に健康を害するかな?
やっぱ辞めとこう、正男も最近おかしくなってきたし。







さて、店開けるか。








何やってんだ?オレ。







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『そやけどネームを和えたヤツ以外は、見事に定番料理ばっかりやな~』



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オレ達の目の前に並んだトムヤムクン、ゲーン・キャウワーン(グリーンカレー)、ソムタム・ファラン(グァバのヤムサラダ)、カイヂャオ(タイ風オムレツ)。

ゲストハウスという場所柄仕方ないのだが、こうもありきたりの料理ばかり並ぶと、ウンザリするどころかある意味壮観である。



『どうよ、初めて食べるトムヤムクンは?』


『う~ん…、結構辛いですねぇ。
それにこれ、もしかしてココナッツ入ってます?』


『入ってるなぁ。こういう白っぽいのじゃなくて、澄んだトムヤムクンは入ってないんやけどな。
そっか、京ちゃんココナッツ嫌いやもんな』


『苦手ですねぇ…。
で、やっぱりパクチーの味が…』



この男は特別偏食気味という訳でもないのだが、どうも東南アジアの香草系がダメなのだ。
それでいつもガイヤーン(焼鳥)とかばかり有り難がるのである。



『カカカカ辛っ!!ファアアアアーーーッ!!』


『ホンマや、このソムタムめちゃくちゃ辛いですよ…うわあ~…痛い!』



カオリのリクエストで「辛くして」と頼んだソムタム・ファランだったが、その辛さというのが尋常じゃなかった。



『うん、こりゃ大分と辛いな。食べ過ぎたら明日の朝、またケツがエラい事になるぞ……うわ、アカン、これホンマにハンパないわ…』


『痛たたたたたっ!………うわー!トムヤムクンで中和させようかと思ったけど、余計に辛い!最悪や!』


『ほんとだー、すっごい辛いねコレ!でも美味しいよ?』



全員手が止まるほど辛いソムタムを、平気な顔でパクつくカオリ。
その強烈な性格もさることながら、やはり味覚も普通の人間とは違うのだろう。
ここは遠慮するな、責任取って全部食え。



『しかし、やっぱり京ちゃんに世界三大スープのトムヤムクンは合わへんかったか~』


『僕はこのオムレツだけで充分ですよ。
このネームってヤツもめちゃくちゃ辛いじゃないですか』


『ブハハハッ!確かにこれも辛いな。
後で味付け無しで貰おうか、それなら食えるやろ』


『それがいいです。グリーンカレーもココナッツの味やし、食えるもん無いですよ、僕』



ところで「世界三大スープ」と言えば、フカヒレスープ・ブイヤベース・そしてこのトムヤムクンと言われるのが一般的なのだが、何故こんなもんが世界三大に入っているのかがオレにはサッパリ分からない。
そんなに騒ぐほど美味いもんかな?コレ。
オレなら迷わずコンソメスープ・クラムチャウダー・豚汁を認定するところだが、みんなはどうだろうか?



『それに、トムヤムクンって食べられる具がほとんど無いんよな。
これにしたってエビとフクロタケくらいやしさ、どうせならもっと食えるもん入っときゃいいんやけど』


『この生姜みたいなのは食べないんですか?』


『生姜みたいなのじゃなくて生姜だわ、それ。もちろん食べへんよ』


『これは…あ、これはレモングラスですね』


『そうそう、香りとか酸味着けるヤツな』


『この葉っぱは何なんですか?』


『バイマックルーって言うて、コブミカンの葉っぱやな。そこら中に植わってるよ、その木が。
そいつをよく揉んでバミー(ラーメン)の中に入れるといい風味が出るんだわ』


『ふ~ん……で、結局食べられる具はエビと…』


『フクロタケだけ』


『残念ですねぇ…』


『『まあな』



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部屋割りの件やイサオイングリッシュで何とかひとしきり盛り上がった食事を終え、近所のバーでビリヤードに興じるオレ達。


オレにとってはこの夜がここまで来るまでの間では一番楽しい…っつかマシな夜になったが、帰国後に京ちゃんから聞いた話では、辛過ぎる料理に対して相当頭にきていたらしい。







が、








本気で頭に来る事が起きるのは、まだまだこれからなのである…















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前回のチェンマイの時よりはサマになってきた京ちゃんの構え。
が、球にはなかなか当たらなかった。






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『とりあえずメシやな、とにかく腹減ったわ、オレ。
んで、もうここにあるレストランでエエやろ?
食堂とか屋台とか探して歩く気せえへんわ、しんどくて』



部屋に荷物を置き、先にホットシャワーを浴びようかと思ったが、もうそんな気力は残っていなかった。
シャワーを浴びた途端に寝てしまいそうだったからだ。



『京ちゃん、今日こそアレにトライしてみようか?』


『何ですか?』


『何ですかじゃあらへんがな、トムヤムクンやんか、トムヤムクン』


『あ~、そうでしたね。
まだ食べた事無かったもんなぁ、そういえば』


『ねーねー、アタシ甲殻類食べられないんだよねー』


(そうか、じゃあ食うな)



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『そやけどなかなかいい雰囲気やな~、ここ』



ま、こういう川沿いにあるゲストハウスなんていうものは大体白人の姉ちゃんが喜びそうなリバービューしか売りが無いのだが、こういう場所に泊まって一番後悔するのが蚊に刺されるである。

ところが今回、バンコクやアユタヤー以外はどこも気温が低いためか、オレに到ってはまだ一度も蚊に刺されていないのだ。これはありがたい。



『前回はダニにも散々やられたもんな、今回なんかそれも全く無いわ』


『アレはキツかったですねぇ。
アレがトラウマになって毛布使うの怖いんですけど、毛布無しじゃ寒くて眠れないですよ』


『そやなぁ。でもま、暑い方がビールは美味いんやけどな。
んじゃ飲もか、お疲れさ~ん!………ぐはあ~!マズ美味い!
ホレ、頼め頼め!』


『ねーねー、アタシ、ソムタムの辛いヤツね。甲殻類の入ってないヤツー』


『じゃあ僕はトムヤムクンに初挑戦という事で…。何か他にツマミチックなのって無いんですかねぇ?』


『ツマミなぁ…あ!多分ネームがあると思うなぁ。東北とか北部ではチャーハンの具にしたりするんやけどさ、サラミみたいなもんっつったらいいかな?』


『いいですね~、じゃあそれお願いします』


『よし、んで?イサオは?』


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『…………』


『おい』


『…こここの、スパスパスパ……何ですかね…?』


『何て?』


『スパ…スパークリング……ロー……ル』


『スパークリングロール??
ちょっと何を言うてんのか分からへん、メニュー貸せ。
スパークリング……ん?
プハッハッハッハッハッ!!』


『ちちち違いました?』


『プププッ!…いや、合ってるよ。
んで?そのスパークリングロールは、どんな食べ物やと思う?クックックッ…』


『スパークリング……ななな何か、たたた炭酸的な食べ物れすか?』


『マジっスか、坂本さん…』


『グハハハッ!いやいや、いーよイサオちゃん。
つまりそれはどんな食べ物なの?』


『たた炭酸的なヤツを…』


『炭酸的なヤツを?』


『まま、巻いてあるお菓子?』


『ブハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッ!!!!
何でやねん!!スプリングロールやんか!!大丈夫かホンマにっ!?』



このブログを読んでくれている読者の中には、オレが笑わせようとして大袈裟に書いていると思っている人もいるかもしれないが、これは全て本当の話である。

「でもアメリカに二年間も住んでたんじゃないの?」

と疑問に思う人もいるだろうが、要するに向こうに住むホストファミリーが日本語を話すのだ。
つまりイサオは英語を全く話さないままだったのである。



『ススス、スプリングロールって、ななな何しゅか?』


『何やと思う?』


『……ばばば、バネ…的なヤツですきゃ?』


『ブブッ…プハッハッハッハッハッ!そっちかいっ!プハッハッハッハッハッ!』



頼む。誰かコイツを止めてくれ…



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『お、来た来た!来たで~、京ちゃん。
待望のトムヤムクンが!』



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なぁ京ちゃん…。

それで直接口付けて味見するのはどうかと思うぞ。一応それって取り分け用のお玉やろ?



『どうや?』


『う~ん…。やっぱりパクチーの匂いが気になりますねぇ~…』






んでな、京ちゃん…






そのお玉を鍋に返すのだけは止めてくれるかな?


そこはハッキリ言うとかんと、本格的にホモってるって思われそうだから、オレ。












晩餐、まだ続く…










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それにしても、川沿いのレストランで食事するなら1月の北部に限る。
特に、虫に好かれやすい人はね。






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『ほら、次は自分達で宿と交渉して来い!』



すっかり暗くなったチェンコーンのメインストリート。
今回の旅では、ある程度の事はイサオと京ちゃんに任せるつもりでいたオレ。

というのも、前回京ちゃんと二人で旅をした時はただオレの後をついてきただけで終わったため、今回もそれじゃ面白くないだろうと思っていたのである。



『ほら、ここも一応ゲストハウスやで、いくらか聞いて来い』


『なななな、何て言えばいいんれしゅか?』


『部屋ありますか?って』


『ええええ英語でれしゅか?』


『当たり前やろ、タイ語喋れんのか』


『無理ス。えええ英語で、ななな何て言うん…む』


『Do you have a room?やろ』


『ドゥドゥドゥドゥ…どぅーユー…あと、ななな何て聞くんしゅか?』


『一晩いくら?やろ』


『ひひひ…どぅ~ユ~…』


『何でやねん!How much a per night?やろが』


『はははハウ…マッチョ?』


『…ハウマッチ』


『ハウマッチ…な…パパパ…』


『もうエエし早よ行けや。ホレ、宿の姉ちゃんこっちに来たぞ』



HOTELという表示がある小綺麗な建物。
しかし、こういう場所にある小さなビルはそのほとんどがゲストハウスと変わらない料金設定であり、トイレやシャワーも共同だったりする事も多い。
やはりここもパッカーの街なのだ。



『ハロー!』


『…………』



(黙ってんと挨拶せんかい)



『ユーウォンルーム?』


『…………』



(何で黙ってんねん!ジッと見つめたままやったら相手が気持ち悪いやろが、サッサとさっき教えた通りに答えんかい!)



『………?』


『ハウマッチ?』



…なぁイサオちゃん。

不気味な顔して見つめた後に、いきなり「ハウマッチ」だけを言うのは止めた方がいいぞ。
違う意味に取られかねないから。



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ここら辺にしては少々高めの値段設定だったので、とりあえず他を見てからという事で次の宿を探すオレ達。

が、時間はとっくに夜7時。

いい加減もう身体はクタクタである。



『結構満室の所が多いもんなんやなぁ…。よし!カオリ、こっちはオマエに任せるから、オレはあっちの方を見て来るわ』



こんな時はイサオと京ちゃんのパッカー修行なんかやってる場合ではない。
とにかく一刻も早く宿を確保しなくては、明日も朝から地獄の移動が待っているのだ。



(う~ん…それにしてもさっきはちょっと言い過ぎたかなぁ…
イサオだって悪い事した訳じゃねぇのに。
アカンなぁ、オレ。イライラし過ぎやわ。
サッサと宿決めて、早くみんなで楽しく飲もう…
……ん?)



真っ暗になったメインストリート沿いから、少しだけ奥に入った場所に見えるバンブーハウスの様な小洒落た建物。
立ち止まってふと横を見ると、「SIAM RIVER GUESTHOUSE」と書かれた看板が打ち付けてあった。



(よっしゃ、頼むし空いててくれよ~!)



敷地内がプチ・ジャングルっぽくなった可愛い造りの通路の周りに建つ、これまた可愛らしく竹で出来た宿泊棟。
こんな雰囲気のいいビーチのバンガローみたいなゲストハウスは、貧乏パッカーじゃなかなか泊まれない結構な値段がするんだろうなと思いながらもスタッフを探して奥のレストランまで行ってみる。



『サワディーカップ』


『サワディーカァ』



(おっ、なかなか可愛らしくて愛想のいいお姉ちゃんがおるやんか♪
部屋が一つしか空いてなかったら、あいつらほったらかしてオレだけ泊まるか、ココに)



みんなで楽しく飲もうというさっきまでの考えが一瞬で消え去りかけるオレ。
いかんいかん、しっかりしなければ!



『ホーンミーマイカップ?シーホーン(部屋ありますか?四部屋)』


『シーホーン!?ミーカァ、テェ~…(四部屋!?あります、ありますけど…』



とりあえず見てもらえますかと言うので、もちろんと答えてお姉ちゃんについて行くオレ。
彼女の長い髪からタイ独特のキツいシャンプーの香りが漂って来る。
今すぐ結婚しよう、明日からパイナップルでも売り歩くから。






『プハッハッハッハッハッ!!ダーイダーイ!(OKOK!)』


『ジンナ?ペンライマイ?(本当に?大丈夫?)』


『マイペンラーイ!ディーディー!(大丈夫!最高!』



オレのフィアンセ候補が見せてくれた、バンガロー風の部屋。

オレとした事がその外観を撮り忘れていたので、この前イサオと京ちゃんがウチの店に来た時に描かせてみた。
それがこれだ。



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あ、これじゃねぇわ。
これはこないだ行ったイチゴ狩りの時に、「いちご」って書いた旗が風で裏返しになって、一瞬「いさお」に見えたから写したんだった。

こっちだ、こっち。



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ま、二人とも絵心なんてものは全く無いのでアボリジニの壁画くらい分かりにくいと思うが、実際は2階までが三角形に延びたバンガローの様な作りである。



『おーい!どうやった?』


『あのさー、あるにはあるんだけど一つしか空いてないんだよねー。
それに高いんだよ、ここら辺のゲストハウスってー』


『うん、そっか。じゃあ丁度いいとこ見付けたしさ、とりあえずみんなでジャンケンしよか?』


『ジャンケン?何でですか?』


『部屋は四つあるんやけどさ、それぞれ値段が違うんだわ。
300バーツの部屋が二つと、200バーツの部屋が一つ。
それに、100バーツの部屋が一つ。


『100バーツ!?何ですかそれ?』


『おおおおオバケが、でで出るの…ね』


『うん、オマエは黙れ。
300バーツの部屋と200バーツの部屋は、テレビが付いてるか付いてないかくらいしか変わらんよ、トイレとシャワーも付いてるし。
100バーツの部屋は、いわゆるロフトみたいな感じかな?
ま、寝るだけやしエエやんか、ジャンケンに勝ちゃあいいんやし。
まぁカオリは女の子やし、負けても300バーツの部屋でいいよな?
言っとくけどオレ、ジャンケン弱いよ』


『やったー!ラッキー!おもしろそー、やろーやろー!』


『マジっスか…まぁしょうがないっスけど…
あ~、負けんの嫌やぁ!』


『チョチョチョチョ、チョキ出したらパパパパパー!』


『分かった分かった、はい行くよ~…
せーの!最初はグー!ジャンケンポン!!
…プハッハッハッハッハッ!!』



オレ パー

カオリ パー

京 グー

イサオ グー



『よっしゃあ!勝ったーっ!
ハイ、イサオと京ちゃんの100バーツ部屋決定戦!
行くぞ…せーの!最初はグ…』


『チョチョチョチョちょっとママママ待ってくらしゃい!………□▽●×#…』


『もおお~っ、小学生とちゃうんやからサッサとやれやぁ!』


『…#×●▽□………ハイッ!ききき決めますたっ!』


『プププッ…よっしゃ行くぞ…
最初はグー!ジャンケンポン!!……ブハッハッハッハッハッハッ!!』



京 チョキ

イサオ パー



絵に描いた様な結果に笑いが止まらないオレ。
やはりイサオはパーなのだ。



『プハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッ!!!!あー苦し~!さすがやなぁイサオ、ブハッハッハッハッハッハッ!!』


『ももももももし、へへへへ部屋が最悪やったら、僕、キョキョキョキョ京ちゃんと一緒に寝ますりょ…』


『えー!?嫌ですよ絶対!』


『そそそそんな言うなよー!』


『嫌です。絶対』








助けて、誰か。






ホンマに笑い死にそうやわ、オレ。






プププッ!













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タイ側から見たラオスの夜景。
電力不足。






テーマ:
『トゥクトゥク!トゥクトゥク!』



メコン川を渡ってすぐの場所にある緊張感ゼロのイミグレーション。


さすがに京ちゃんとイサオの二人も要領が分かって来た様で、適当に書いた入国審査票で無難に再入国完了。

さあ、果たしてこれからメーサーイ行きのバスがあるのかというところなのだが…



『トゥクトゥク!トゥクトゥク!パイナイカップ?(トゥクトゥクはどうだ?どこに行く?)』


『メーサーイ』


『メーサーイ?マイミーレェーオ!(メーサーイ?もう無いよ)』



トゥクトゥクのさえない運転手が指差した、看板に書いてあるバスの時刻表。

メーサーイへの直行バスが無い事くらいは知っていたので、とりあえずチェンラーイまで出れば何とかなると思っていたのだが、やはり考えが甘かった様だ。
あと少し早かったらというところで、チェンラーイ行きのバスは既に終了していた。

沈めたろか、渡し舟。



『しゃあないなぁ、今日は泊まるか、チェンコーンに…』


『!!!!!』


『イェーイ!ラッキー!』



思った事を迷いも無く口に出すカオリと、口には出さずとも小さくガッツポーズでもしそうな安堵の表情を浮かべる京ちゃんとイサオ。

そりゃそうだろう、今日はみんな朝四時半から起きているのだ。


ま、薄々だったがこんな事になるんじゃないかという気がしていたオレは、こういう時のためにプランBを考えていた。



ビエンチャンやルアンパバーンでも達成出来なかった当初のミッション。

そう、「日本人宿」と呼ばれるゲストハウスに泊まる事である。



『ネットで調べといたんやけどさ、ここら辺にヒロコさんっていう日本人女性が嫁いでて、パパイヤヴィレッジっていう名前のゲストハウスを経営してるらしいんだわ。
部屋数が少ないとか何とか書いてたと思うんやけど、とりあえず行ってみっか?』



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『パパヤーゲスハーオ、ルゥマイ?(パパイヤゲストハウス知ってる?』


『ルゥルゥ、ヒロコー!(知ってる知ってる、ヒロコね)』


『チャーイ、ヒロコー。パイ、パパヤーゲスハーオ、タウライカップ?(そう、ヒロコ。パパイヤゲストハウスまではいくら?)』


『80バーツ』



舐めてんのかコイツは?


場所が分からんから一応値段を聞いてみただけなのだが、こんなクソ田舎の近距離でもぼったくろうとする根性が気に喰わん。



『要らん。どっちだ?』


『あっちだ』



結局、歩いて5分くらいの場所に見つけたのだが、コイツらトゥクトゥクドライバー連中の頭の中は、一体何が詰まっているのだろう(何も詰まって無い)?

バンコクやアユタヤーみたいな観光都市じゃあるまいし、こんな狭い街でぼったくったりしたら連れて来てもらったヒロコさんの方が気が悪いと思うのだが…
ま、それを言えばキリが無いか。
そこはやっぱりタイ人だ。トゥクトゥクの運転手なんかにろくなヤツはいない。



『あ、コレかぁ?』



進むにつれてどんどん寂れて行く様な田舎道。

ぼんやりしていたら見落としてしまいそうな民家の前に、パパイヤヴィレッジと手書きで書かれた看板はあった。



『サワディーカップ、ヒロコー、ミーマイカップ?(こんにちは、ヒロコさんいますか?』


『ミー(いる)……〇×#▲◎□◆■▽!!』



民家のテラスみたいな場所で作業をしているタイ人のオバハンに声を掛ける。
特に愛想がいい訳でもない所をみると、この宿とは何の関係も無いのか?
とにかくこいつらは他人の家だろうが何だろうが、知り合いの知り合いとかいう強引な理由でメシまで食って行く様な人種なのでよく分からんが、とりあえずヒロコさんを呼んでくれている様だ。



『こんにちは~』


『あ、は~い…』



メコン川に面した斜面の下にある、これまた手作り感丸出しの共同スペース(?)。
そこからネットで見覚えのある顔の日本人女性から、何となくちょっと困った様なリアクションの応答が返って来る。



『すいません、部屋は空いてますか?』


『………』



下の共同スペースに座ったまま、何やら誰かと話しているヒロコさん。
どうでもいいけど挨拶くらい返してくれ、オレ嫌いだから、そういうの。



『あの~、何名様ですか~?』


『4人です』



またしばらく間があった後、やっとという感じでこっちに向かって斜面を上がって来る、なでしこキャプテンの様な感じのヒロコさん。
横に幼い子供を連れているがお子さんだろうか?



『すいません。あの~、部屋はあるんですけど、一つしか空いてないんですよ。そこに4人イケない事もないんですけど…。
元々四部屋しか無いんで…』


(あぁ…やっぱりアカンかぁ。
そういえば四部屋しか無い様な事が書いてあったな~…
ま、しゃあないか、予約してた訳でも無ぇし…
それよりヒロコさん、
お子さんなんですけど大丈夫ですか?
さっき石段の所で思いっ切りズッコケて頭を強打してましたが、打った時に変な音がした気がするんですけど…)


『あ~、じゃあ他を当たってみます。ごめんなさい』



その時だった。



『すいませーん!あのー、誰かタバコ吸う人います?』



ヒロコさんと下で話し込んでいた若い日本人の男。
坊主頭にガッシリとした身体つき、この田舎町には不似合いな金のネックレス。
学生には見えないが、挨拶も無しにいきなり話し掛けて来る所をみると、ただのバカパッカーだろう。



『はーい!』



バカにはバカが呼応するのか、馴れ馴れしいバカ男の呼びかけにすぐ反応するバカ女。

どうでもいいけどイサオ、何でオマエがタバコ恵んでやってるんや?
サッサと仕舞え!アホか貴様は。



『アハハ、何かすいませんねぇ。
いきなりタバコだけ貰う格好になっちゃって』




プツン




『行くぞ、こんなバカ相手にすんな』










来た道とは逆方向へ歩きながら、さっきから怒りのプルプルが止まらないオレ。
溜まりに溜まったストレスのせいもあるにはあるが、オレはああいう無礼なガキを見るとブン殴りたくなるのである。



『オマエも何であんなヤツにニコニコしながらタバコなんか恵んでやってんねん!
日本で同じ事されたらどないすんのや?やる訳ないやろが!
挨拶も出来ひん様なクソガキなんかコジキよりタチ悪いんやから物なんか簡単に恵んだりすんな!
一本売るか自分で買って来させたらエエねん。
アホかっ、オマエは!』


『わわわわ分からなかったんで……』


『ごめんなさい。アタシが最初に返事しちゃったから…』


『チッ……』








ガキが旅に出て調子コキたくなる気持ちは分かる。
それは多分、欧米人のガキの方がもっとタチが悪い。


が、日本のガキのアホなところは、海外に出たらこういう事もアリだと勘違いしてしまう所だ。


イサオにも言ったが、日本にいる時に同じ様な真似をするか?普通。






身体ばっかりデカくて脳みそガキなヤツは保護者同伴で旅行しろ!
クソが。














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反省中のイサオちゃん。
が、顔がニヤけてる。
めっ!






テーマ:
『どうしてタイ語話せるの?』



二度目のトイレ休憩(と言っても、もちろんトイレは無し)の時、スピードボートの運転手である兄ちゃんと、少し話していた。



『そんなに話せないよ、少しだけね』


『でも今、普通に話してるでしょ』


『これくらいなら大丈夫。でも、難しい会話は出来ないよ、挨拶程度ね』


『どこで覚えたの?』


『タイのアユタヤーで』


『アユタヤー?アユタヤーに住んでるの?』


『いや、日本に住んでるよ。日本の大阪』


『そっかぁ、いいなぁ…』



そう言った切り、どこか遠くを見る目になる兄ちゃん。
普段はオレ程度のタイ語でさえ話せる観光客すらいないから、会話出来る事がどこか嬉しいのだろう。



『日本は凄く大きな都会なんでしょ?』



兄ちゃんの言いたい事は分かっていた。



こんな言い方をしたら語弊があるかも知れないが、人間というのは、残念ながら生まれた国や環境によって幸せになれるかどうかが既に決まっているとオレは思う。

見渡す限り山しか無いこのメコンの川沿いに、時折不意に現れる山岳民族の集落。

オレがまだ20代前半の感激屋パッカーだったとしたら、そんな昔ながらの風景を見て、



(あぁ…いつか、こんな所に住んでみたいなぁ)



と思ったりもするだろう。


が、それは帰国すれば便利な暮らしが約束されている旅行者だから言える事であって、実際にそんな所に移住している日本人なんかほとんどいない。
いたとしても、ある程度のネット環境なんかが整っていて、最低限便利な暮らしが約束されている場所に住んでいる人ばかりだ。


この兄ちゃんは、パークベンからフアイサーイに向かう途中の丁度中間辺りに位置する集落に家があるらしく、そこで他の兄ちゃんと運転を交代したが、その貧しい村を見る限りではとても暮らし易い場所だとは思えなかった。

大阪から来たと言った時に兄ちゃんが呟いた、「いいなあ…」という言葉。

この兄ちゃんだって、ここでの暮らしが近代社会から掛け離れている事くらい、ちゃんと分かっているのだ。



『歳はいくつなの?』


『22』


『そっかぁ、若いなぁ…』



こんな仕事しか見付からない限り…いや、ここで暮らしているうちは、余程の奇跡でも起きない限り海外で働くチャンスなど訪れないだろう。

何とかならないものかという様な下らない事は考えたくもないし、どっちが幸せなのかなんていう哲学的な考えには興味も無いが、別れ際に出して来た兄ちゃんの右手を握り返した時、何故か、



(出来る勉強は、出来るうちにしとかんとアカンなぁ……)



と、改めて思った。





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『あ、ほら京ちゃん、この左側はもうタイやで』



左手の岸に見え始めた家屋や、リゾートホテルらしき建物。


それらはいつも何気なく目にしているのと何ら変わりの無い風景なのだが、明らかにラオスよりも造りが立派…というか、清潔感が違う。

おそらくこれは、国境という事でタイ政府によるラオスへの当て付けみたいな部分もあるのかもしれないが(陸路の場合、それが国境ゲートの造りによって如実に表れる)、その建物毎にひらめく黄色いタイ国旗を目にして、オレは何というか、鎖を解かれて自由になった様な、何とも言えない不思議な気持ちだった。


上手く言えないが、居心地の悪い親戚の家に泊まりに行き、そこには気の合わない従兄弟が毎日偉そうに踏ん反り返っていて、オマケにそいつから、

「うちのママが作る料理は、アンタんとこと違って最高に美味しいんだから~♪」

と自慢されながら食ってみた料理はほとんど豚のエサだった、みたいな感じだったのである。



(さあ~、帰って来たぞ~。
いくらラオスの方が人が良くても、オレにはやっぱりタイの中途半端な田舎が合ってるわ。
若い姉ちゃん囲ったリタイア白人じゃあるまいし、いつまでもこんな退屈なとこに居てられへんわ…)



そうなのだ。


ラオスという国は、確かにタイなんかと比べると人間が優しいとはオレも思う。


が、寺や坊さんに全く興味の無いオレにとって、更にメシまでマズいとなると何の楽しみさえ残らないのである。
というより、マズいのは仕方ないとしても、屋台文化の気軽さが無いのはイタい。

そこが社会主義国の面白くない所だ。



(そやけど、もう5時か……チェンラーイ行きのバスでもあれば助かるんやけどなぁ…)








ところがここで、またしても予定は狂って行くのである。











次回、オレ激怒。















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ボートの燃料を交換する兄ちゃん。
あのガスボンベはやっぱりボート用だった。
つか、エンジンが車のだったという事は、中身はガソリンか?



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真っ二つに割れたボートで遊ぶラオスのガキ。
二人の人生を予言している様な気がしてならない。



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どうも背後に悪寒を感じると思ったら、カオリがエクトプラズムを出していた。
隣に座る宇宙刑事の影響だろう。






テーマ:
『…プハアアーーーーッ、美味いっ!!』



午後8時。

短い様で長かった、岡山日帰りバスツアーを終え、京橋にある海鮮居酒屋で祝杯(何の?)をあげるオレ達。


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『しかし、日帰りツアーって結構疲れますねぇ…』



凄い勢いで生ビールを飲み干した京ちゃんから漏れた一言。
その通り、確かに疲れた。


このメンバーのうちのほとんどが、こういったバスツアーは初めてだったんじゃないかと思うが、率直に言って、オレはタイよりも疲れた。


もちろん移動中のバスや道路の状態、それに休憩の時のトイレ等は東南アジアとは比較にもならないほど快適である。


では、何がタイよりも疲れるのか?


それは多分、旅行会社が出した広告による、誇大な表現のせいだと思う。



”おかやま イチゴの夢2012”



だか何だか知らんが、一体このバスツアーのどこら辺に夢があったのか?


あったとしたら、広告に書いてあった事が全て夢だったんではないだろうか?


ま、そういう意味では何事も確認が大事だといういい勉強になったから構わないのだが、もしこれから日帰りバスツアーを体験してみたいと考えている若いカップルがいるなら、そいつらに一つだけ忠告しておく。



安いツアーは止めとけ、破局を早めるだけだから…






でもまぁ、グループで行くなら、こんな旅もなかなか捨てたもんじゃないなとオレは思えたし、それが気の合う仲間ばかりだったから、本当に楽しかった。



そんな訳で、これからも二ヶ月に一回のペースで続けて行きたいと思う。



京ちゃん、イサオ、テル、正男、ミツコ、アヤちゃん、




付き合ってくれてサンキュー。


また行こうな♪








【最終日・写真ギャラリー】



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帰りのバスで焼きそばとタコ焼き、角煮まんを次々と平らげるイサオ。
「大阪に着いたらお好み焼き食べに行くぞ」と言ったら鼻の穴から焼きそばが一本垂れた。



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サービスエリアでコソコソとラーメンを啜る京京。
背後から近付いたら丼を隠す様なポーズを取っていたが、横取りされるとでも思ったのだろうか?
つか、今時横取りするヤツなんかいるのか?オマエの周りに。



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全国でもここ、京橋だけ(?)にある白い看板の吉野家。
何でも、電車の運転士が赤信号と見間違わないためだとか。
つか、赤信号と見間違うような運転士はクビにした方がいいと思うんですけど。



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運良く全員座れるテーブルが空いてたからよかったが、狭かったらイサオを帰すところだった。
ゴメン、正直で。



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いーねぇ、磯焼き♪
が、この匂いってどこかで嗅いだ気が…



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一見豪華に見える磯焼き盛り合わせ。
でも、良く見るとエイヒレのスペースが広い。
しかしこの匂い、どっかで…



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イカドカ~ン!
豪快さがいいね~♪
が、食べづらい。
悪いけど次からは切っといてくれ。
あっ!思い出した!
昔付き合ってた女がこんな匂い……
止めとこう、生々しいから。










さて、次回は香川だ。






テーマ:
大阪には「十三」という街がある。



オレも初めてこっちに住んだ時は「じゅうさん」と読んでいたが、これで「じゅうそう」と読む。



京都に到っては難し過ぎて読めない地名だらけである。


蚕ノ社(かいこのやしろ)、帷子ノ辻(かたびらのつじ)、太秦(うずまさ)なんかがその一例だ。



(牛窓…何て読むんやろ?ぎゅうそう?ぎゅうまど?
いや、こういうのは当て字のパターンが多いんよな、何やろ?ビーフウインドウやから…)






答はそのまんま、「うしまど」である。
悩んで損した。



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『皆しゃ…皆様、お疲れ様でした。
それれは、ここが本日最後の、あの~、はい。
…になります、牛窓でごじゃいます。
ここで30分間観光していたらく訳なんですけども…ちょっと今日は、残念ながら雨が強くなって参りまして、はい、あの~、ね、はい。
本当なら、天気のいい時は、展望台から淡路島が見えたりするんですが、あの~、ちょっと~、ねぇ。
あ、それとですね、岡山のお土産をご購入いただける場所は、こちらが最後となりやすので、よろしかったら皆様、ね、……下さいませ~。
こちらはあの~、オリーヴが、はい、大変有名でございまして、あの~、オリーブオイルとかね、はい……してみたらどうかと思います~』



結局何が言いたいんや?
姉ちゃん。



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非常口の様な味気無い階段を途中まで上るも、先に行ってた京ちゃんやテルが足早に降りて来るのを見て、(こりゃ景色もクソも無いな)と思い断念。

ならばと一階にある喫茶兼お土産屋で色々と物色しようとするも、女しか喜ばない様なオリーヴ加工品ばかりの品揃えを一目見てこれもパス。

で、もちろん喫煙所は小雨がそぼ降る外にしか無いので震えながら一服していると…



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正男ちゃん…、また竹輪かよ。
アンタ岡山に竹輪巡りしに来たんか?
普通じゃねぇぞ、そのこだわり方。医者行け。



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つか添乗員さん、





景色も見れないのに、何で展望台に来たんれすか?














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一階展望喫茶から、海を眺めるイソップ兄弟。
何も見えなかった。



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「じゃあ一番美味しいのはどこのソフトクリームなんですか?」
という下らない質問で客とのコミュニケーションをはかろうとしているのだろうが完全無視。
恥を知れ。





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