「福島の現実ー福岡百子の声」

このブログでは、福島の仮設住宅、借り上げ住宅、施設、幼稚園、小学校、中学校へ必要な支援品を送る活動を続ける福岡百子さんの声と共に、津波、震災に加え原発事故で被災された方々の声をお伝えします。


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                    福岡百子






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帰還宣言―被災者はこれからが大変です

 

トランプ大統領の就任以来、大統領の言動には誰もが驚き、想像しなかった波紋を、世界に及ぼしています。私はこの出来事を通し、天が世界にメッセージを投げ掛けているような気がしてなりません。

「すべての人間よ、目覚めてください。眼を開いてください。何が正しく、何が間違っているかに気づいてください。人間の世界が崩壊することのないように、皆が目覚め、世界を建て直してください。愛の心で秩序をもって建て直してください。」

「そして考えてください。人間の尊厳とは。命の尊さとは。幸せとは。人生とは。家族とは。家庭とは。愛とは。平和とは。信頼。勇気。正義。平等。労働。喜び。謙虚。忍耐。祈りとは・・・。」

 

 

【良心の声に耳を傾けて】


私達は危険な事、してはならない事は本能で判ります。私達の心には2つの心が住んでいると言われています。1つは善を勧める天使の声。もう1つは悪を勧める悪魔の声。私達は、この声を「良心の声」と教えられ、良心の声に従うようにと親や先輩から教えられて来ました。

善悪の判断は、自分で出来ます。自分の心を見ると判断をすることが出来ます。善を選んだ時は、心が穏やかになり、心に落ち着きと、平和、幸せと、安心感、安らぎを感じます。そして心にも態度にも落ち着きが出て、私の言動は穏やかになります。心は明るく、軽やかで、生きるエネルギーが湧き、心に歌う気持ちも湧いて来ます。思考は前向きで、顔は明るく、幸せな顔つきになり、他者に心を開き、他者のために尽くしたい気持ちになります。私の存在が暖かな雰囲気に包まれるので他者も自然に寄って来て、喜びを共有し合います。心の温かさは私の体にも感じられ、胸の辺りが温かく感じられます。善の実りは、喜び、幸せ、親切、献身、和解、許し、愛、忍耐、協力、一致、希望、平和、等です。

反対に悪を選んだ時は、悲しく、暗く、何事も悲観的にとらえ、憂鬱で、元気が無く なり、心も体も萎縮して心はドキドキして落ち着かなくなり、心の中はざわめき、何かをわめきたてているような感じで、静けさが無く、不安感に満ち、イライラして激しい言動になり、心が冷え、他者にも冷たさと緊張を与え、排他的となり、他人の事が見えなくなり、自分の事しか見えなくなる自己中心者になってしまいます。悪の実り(結果)は、冷たさ、暗さ、閉じ籠り、萎縮、緊張、不安、失望、悲願、落胆、不忍耐、怒り、暴言、暴動、破壊、暴力、不一致、不和、嫉妬、傲慢、等です。

私達は、批判者としてではなく、社会は一人一人の貢献によって成り立っていることを思い、今は一緒に一人一人が考える時が到来したと思って、この社会をどうしたら良い方向に向かうのかをご一緒に考えてみませんか? 私達は「あなた任せ」でいるから悪いのかも知れません。誰も自分の一生を無にしたくないでしょう。どうしたらこの世は良くすることが出来るのでしょう? 批判ではなく、知恵を出し合いませんか?

 

 

【帰還を促す前に国がなすべきこと】


さて、今日も福島の被災者の現状をご一緒に読んで頂けますでしょうか? 国の方針で福島の被災者のほとんどの方が、今年の3月末日までに、つまり後1ヶ月で仮設住宅を出なければなりません。仮設住宅は4月から取り壊されてしまいます。国は被災者に自宅に帰るように促しました。

しかし被災者の自宅は未だ除染が不充分であり、災害当時のままであり、6年間放置された自宅は、今は鼠と猪などの野性動物の住まいとなり、庭や畑は雑草が背丈以上に生い茂り、家は壊れてしまい、もはや住める状態ではありません。被災地は何処も、まず住むための環境整備が必要です。つまり、野性動物の駆除、荒れ果てた土地の開墾、雑草刈り、道路整備、飲料水、生活用水路、ガスの配管整備、公共建築(役場、郵便局、病院、集会所、生活用品の店、スーパー、等)、そして、個人宅のリフォームを。

これらが出来て、初めて被災者の帰還の宣言をするべきではないでしょうか?と私は思います。そして、このすべての財源と責任は国が持つべきではないでしょうか? 何故なら原発は国が計画したものであり、東電は国の要求に従ったのだと思います。国には責任が無いのでしょうか?

原発の建設当時、被災者の方々は原発の建設を反対したと言います。しかし、強引に建てられてしまった、とのことです。双葉町は反対していたが故に、地方交付金が他の町より少ないでした。そのために、町の財政は苦しく、時に赤字になり、苦労されたようです。元町長は原発に反対をしていたために、国から睨まれていたとのことです。

国は原発の責任を東電の責任にして、被災者の賠償金の支払いを東電のみに委ねました。東電は福島第1原発から20km圏内の責任は引き受けましたが、それ以上は財政上不可能のようです。私が思いますのは、東電が出来ないことは、国が責任を持つべきで、国は国の方針で被害を及ぼした方々の復興に全責任を持つべきと思うのです。

公共事業や道路整備、仮設、復興住宅については環境省から福島県の長に指示があり、福島県の長は市町村長に指示します。市町村長は口出しが出来ないようです。汚染された廃棄物の中間貯蔵施設については、環境省が被災者個人と直接関わり、賠償金の処理も個人、個人で異なり、町役場は関わらないので、被災者は不条理の受け皿が無いために、はけ口が無く、悩んでいます。

 

 

【被災者の声】

 被災者の声を読んでください。

*〈双葉町の被災者、中間貯蔵施設建設地該当者〉

「中間貯蔵庫の問題は環境省との個人交渉です。約束したときは、緑葉地になると言ったのに、廃棄処分所の施設となった。廃棄処分所になったら、我々の自宅はもう住めなくなる。約束が違う。行政は我関せず、町も何も言わないので、我々は持って行く場がない。これから先、我々はどうなるかが解らない。事故が起きたときに最初から、“双葉町、大熊町は30年帰れない”と言って、何処かに福島被災者皆に部落毎の土地をあてがってくれて、“町が復興するまでここに居てくれ”と言ってくれていたら、福島の被災者はこんなに苦労することなく、感謝したでしょうに。今頃になって30年帰れないと言う。これから先もどうなって行くか解らない。」

 

 *〈双葉町被災者仮設住宅自治会長〉

「今、仮設は年寄りが多いです。皆、最後の友と離れたくない。だから仮設から離れたくない。自宅に帰って良いと言われても、病院も無い、店も無い、友もバラバラです。自宅に帰った年寄りは、淋しく、仲間にも見送られず亡くなっている。以前は、村人みんなに見送られて、安らかに亡くなることが出来たのに!」(被災者は、下を向いて、やりきれない表情でした。私も黙って話を聴くのみでした。)

 

*〈浪江町被災者70代女性。借り上げ住宅で一人暮らし〉
「借り上げ住宅は来年まで借りられます。しかし、その後は何処か家を探さなければならないし、家賃が発生します。年金生活者には出費が大変なので、私は浪江の自宅に帰ることにしました。借り上げ住宅の被災者も6~7回引っ越ししているので、この6年の間に、互いが疎遠になってしまい、仲間との連絡が取れなくなりました。借り上げ住宅者には仮設のように情報がないのです。今住んでいる周りの人は、私が福島の避難者と判るので、“人の税金で食っている!”と今でも言われます。もうイヤ! 一人で良いから浪江に帰りたい! 帰ったら何とかなるかも。家は猪の穴が凄い! 雑草も凄い! 一人では怖いけど、帰るしかない。自宅の周りの人は誰も来ない。自宅は、(泥棒や不審者など)人間の方が、怖い!」

 

*〈南相馬小高区の被災者60代女性、仮設住宅で一人暮らし〉
「小高区の仮設は1年延びました。後1年居れるので、助かりました。みんな仮設を出たくないのです。仮設を出てからが大変です。みんなが年寄りだからです。その時はみんなのために支援を宜しくお願い致します。自宅の周りを、知らない人が長い棒を持ってぶらぶらしていると聞きます。又、お腹が減ると、他人の家に入ってあさると聞きました。“人間は怖い! 猪や猿の方が、まだ可愛い!”と言ってます。向かいの家に70代の男の人がいるので、いざとなったら、その家に飛び込みます!」

 

 *〈川内村の被災者87才女性、一人暮らし〉

「私は20km圏外なので、1円ももらえない。農家なので、1ヶ月5万円の国民年金のみです。それで、川内村自宅と住んでる仮設の電気代を払い、税金を払うと残りはわずかですので、貯金をおろしながら生活してきました。夫の死後災害があり、自宅は修理するお金も無いので、崩れそうな所は棒で支えています。3月迄の間に、仮設を出なければなりません。自宅は崩れそうで恐いけど、行く所が無いので、帰ります。村からも通知が来ました。“カーテン、電球、等、仮設に有るものが欲しかったら持っていって良いので、書類に書いてください”と。自治会長は、“居れるだけ居なさい”と言ってくれたけど、仲間がみんな帰るのに、自分だけポツンと居るわけにはいかない。帰るしかない。引っ越し代も自分持ち。自宅に井戸があるけど、20km圏外の家は掘ってもらえない。村には病院があるけど、先生はいつも居るわけではない。曜日によって開業したりしなかったり、1日に2~3時間みたいです。私は医者無しには居られない。机につかまってやっと立っているし、白内障の手術の失敗で、目が見えなくなって、相手の顔もはっきり判らない。」

 

【支援のお願い】

皆様、福島被災者の現状は想像以上に厳しく、残酷だと思います。何とかしてやれないものでしょうか? あまりにも荷は重すぎると思います。被災者は仮設を出た、これからが大変です。どうかあなたの力で少しでも被災者を支えてくださいますよう、お願い申し上げます。切に宜しくお願い申し上げます。皆様がいつまでも被災者の仲間、心強い支え手であってくださいますように! 皆様のご健康を祈りつつ。



〈お問い合わせ〉福岡百子 

携帯メールf.mom.1941@ezweb.ne.jp  携帯電話080-5547- 8675 FAX 047-346-8675
(恐れ入りますが、これらの連絡につきましてはAM11:00~PM5:30までの間に頂けますようお願いいたします。なお、すぐにご返事ができない時もありますので、申し訳ございませんが、再度ご連絡くださいますよう、お願い申し上げます。)

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