「福島の現実ー福岡百子の声」

このブログでは、福島の仮設住宅、借り上げ住宅、施設、幼稚園、小学校、中学校へ必要な支援品を送る活動を続ける福岡百子さんの声と共に、津波、震災に加え原発事故で被災された方々の声をお伝えします。


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                    福岡百子






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震災から6年がたちました

 

日本人として、決して忘れることの出来ない恐怖と悲しみの東日本大震災を思い出す日がやって参りました。あの日私達は、この世が終わりかと思うほどの、恐怖に怯え不安をもってテレビを見、被災者が一人でも助かるようにとどんなに祈り、心を一つにして恐怖の時間を過ごしてきたことでしょう。私達はあの日、被災者の苦しみを自分の苦しみとし、1日も早い復興のために、皆で骨身を惜しまず努力をすることを誓い、助け合うことを誓いました。日本人の優しさ、思いやりは、世界中の方々から驚きの眼を持って見られ、賞賛までされました。安倍総理も「福島の復興なくして日本の復興は無い」と公に宣言しました。安倍総理が福島の復興を世界に公言してから早や3年が経ちました。

 

 

【被災者のたどった哀しみ】

 

私達は今、福島原発被災者のことをどの様に思っているでしょうか? 私達はもう一度、被災者が災害の日からたどった哀しみに寄り添い、被災者の声に耳を傾けてみましょう。

津波に会った被災者は、今でも思い出すと寝られないと言います。

*「自分達が逃げる時、木につかまって助けを求めていた人達がいました。その姿と声が今でも浮かんで来て辛いです。自分は見捨てたと自責の念に駆られます。」(大熊町)

*「体育館にダンボールを敷いて寝てたけど、背中の痛みと寒さに耐えていたために、あの日から背中の痛みがいまだに治っていません。」(川内村)

*「私達は原発の爆発の事を知らされませんでした。だから子供達は放射能の降る中で無邪気に遊んでいました。爆発を知っていれば子供たちを外には出さなかったのに、悔しいです。」(大熊町)

*「浪江町の町長にも爆発事故の知らせがなかったために、町長は浪江町の町民を放射能の流れる方向に避難させてしまい、浪江町民は放射能を浴びてしまいました。町長に知らせてくれれば、被曝させずに済んだのに。悔しいです。」(浪江町)

*「福島はすっかり忘れられています。国は私たちの叫びや声は聞かず、無視しています。初めから福島を捨てるつもりだったと、今になってわかりました。だからいまだ放射能のあるところに年寄りを帰し、若者は帰らないので、やがて私達年寄りは死にます。そして双葉郡はついに無人となり、人の居ない廃村になります。こうして原発は忘れられ、無かったかのようになって行く。このようなストーリーを国は初めから双葉郡に計画していたに違いないと思う。双葉郡の被災者を帰還させれば、復興は解決したと言いたいのです。初めから国はそう予定していたと思う。だから私達被災者がどんなに叫び嘆願しても聞く耳はなく、無視され、解決されない。仮設は追い出されても手当はしてもらえない。だから福島の復興は進まないのです。私達福島被災者は、避難ではなくて故郷を追い出されてしまったのです。」(双葉町)

 

被災者は6年の間に7回も8回も引っ越ししています。6年という年月を皆様はご自分の身に当て はめて考えて欲しいのです。1年生だった子が中学生となり、中学1年の子が社会人、大学生になったこの年月を。65歳だった方が71歳となり、75歳だった方が81歳となり、沢山の方々が故郷を思いながら亡くなられたこの現実を、無念なこの年月を。精神的苦痛で多くの方が病に倒れ、動けなくなった被災者はあまりにも多過ぎます。いまだに保証もされず苦しみに喘ぐ被災者を、私達は放っておいて良いのでしょか?どうか福島の現実をより多くの方にお知らせください。そして福島の方々をお救いするために、皆様で声を上げてください。

 

 

【6年目を迎えた福島被災者の姿】

 

*(双葉町、60代後半男性)

「災害後、妻はパーキンソン病になりました。仮設で自治会長をしながら妻を看病し、家事一切を男一人でこなしています。私は双葉町民ですが、精神的賠償金は弁護士を通したために、1円ももらわず貯金を取り崩しながら生活して来ましたが、1年前から貯金も底をついてきたので、弁護士を諦め、個人で東電に賠償の申請を始めましたが、これがまた大変で、苦労をしています。今仮設を出なければなりませんが、現在福島の物件は3倍に値上がりしたために、お金のない被災者は家を見つけられず苦労をしています。私は元々農業をしていましたし、妻はパーキンソン病になりましたので、中古の家でも良いから、庭がある物件を探しています。なぜなら妻は花が好きだし、私も土いじりをしたいので、庭のある家を探していますがなかなか見つからないので困っています。」

*(川内村、87歳女性)

「3月中に仮設を出なければなりません。だけど私は20キロ 圏外なので賠償金は1円も貰えないので、自宅は壊れたままだし、井戸があっても使えないし、お店も病院も村には無いし、医者なしには生きていけない私です。その事を考えたら毎日寝られなくなって、食欲も無くなって、朝から吐いて頭がぼーっとして体がフラフラになり起きてられなくなって寝込んでいます。何も食べたくないです。食べると吐いてしまいます。引っ越しのために箱詰めしなければならないと思うけど気持ちばかり焦って何一つ出来ません。仮設の仲間もみんな、これから先どうなるかと心配しています。」

*(楢葉町、70代前半夫婦)

「楢葉町に帰ったけれど今、楢葉の町の中は雑草が生い茂り藪の町そのものです。猪は藪のところに来ると言われています。楢葉に住むためには自宅の藪と隣近所2、3軒の藪を切ってきれいにしないと猪が来るので怖いです。だから町にまず除草対策をやって欲しいと願っていますが、なかなかやってもらえません。今、午前中、夫婦で家の裏の藪を切ってきました。すごい藪で大変でした。楢葉に戻ったけれど店もありません。商店街に一軒あるのみです。富岡町は、避難指示解除はこれからなのにきれいにしています。4月にスーパーも建ち、警察署や県の合同庁舎もあります。おそらく双葉の中心は富岡町になるでしょうと思います。どの町村も富岡町に倣い町をきれいにしてから解除宣言をすれば良いのに。」

*(浪江町、60代後半女性 )

「浪江の自宅に帰る予定で少しずつ荷物を運んだり掃除しに通っています。しかし雑草はすごく、自宅は鼠の糞だらけ、猪もいて怖いです。周りに帰る人はいないけど、帰れば何とかなると思って帰ります。泥棒もいると聞いているので怖いです。男性の洗濯物をぶら下げようと思っています。不安でいっぱいですが帰るしかありません。」

6年過ぎた今でも福島の被災者は行くあてもない方や、自宅は崩壊したままの家、雑草や藪が生い茂り開拓地のようになってしまった町や村も結構あります。国からの復興支援は行政には渡りますが、被災者個人には国からの復興支援はありません。どうして国は被災者個人に復興支援金を渡さないかが不思議でなりません。

最近安倍総理は海外支援に何億円もの多額の支援をしていますが、同時に日本国内で命の危険にさらされている日本国民を救うために、海外支援と同額の予算を立て被災者の個人支援をしても良いのではないでしょうか? 国は自然災害被災者また、大災害被災者に、生活支援をするべく、もっと目配りをしても良いのではないでしょうか?



☆福島被災者支援は現在でもしておりますのでご支援よろしくお願い申し上げます。

 

【本の紹介です】

●『死にいたる虚構-国家による低線量放射線の隠蔽』  
  肥田舜太郎氏と斉藤紀氏の共訳   

  PKO法「雑則を広める会」 電話042-251-7602

放射線の衝撃』(低線量放射線の人間への影響)  肥田舜太郎氏訳  

電話042-251-7602

                

【ご支援のお願い】

皆様、福島被災者の現状は想像以上に厳しく、残酷だと思います。何とかしてやれないものでしょうか? あまりにも荷は重すぎると思います。被災者は仮設を出た、これからが大変です。どうかあなたの力で少しでも被災者を支えてくださいますよう、お願い申し上げます。切に宜しくお願い申し上げます。皆様がいつまでも被災者の仲間、心強い支え手であってくださいますように! 皆様のご健康を祈りつつ。



〈お問い合わせ〉福岡百子 

携帯メールf.mom.1941@ezweb.ne.jp  携帯電話080-5547- 8675 FAX 047-346-8675
(恐れ入りますが、これらの連絡につきましてはAM11:00~PM5:30までの間に頂けますようお願いいたします。なお、すぐにご返事ができない時もありますので、申し訳ございませんが、再度ご連絡くださいますよう、お願い申し上げます。)

 

 

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