「福島の現実ー福岡百子の声」

このブログでは、福島の仮設住宅、借り上げ住宅、施設、幼稚園、小学校、中学校へ必要な支援品を送る活動を続ける福岡百子さんの声と共に、津波、震災に加え原発事故で被災された方々の声をお伝えします。


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                    福岡百子






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双葉町を通し、福島被災者、皆さんの苦悩を知る

 

“希望のない所にも希望を!”この言葉を聞いたことがあります。どんなに腐敗してしまった社会であっても、もう無理、限界、絶望と思った所でも、生きるのは無理、ダメだ!と思った時も、“尚、生きる道はあるんだよ!”という教えではないでしょうか? 人生を振り返ってみて思いますことは、どんな人でも、苦しい時、辛い時、孤独な時があり、楽しい時がありました。一人一人にも、生まれてから今日までの歴史があり、それは互いにとっても宝物ではないでしょうか? ともすると、私たちは、自分にとって心地良いもの、自分にとって都合の良いものを善いものとし、不都合なものは悪とみなし、不幸として排斥してしまいがちのように感じますが、挫折から学び、失った世界から見えなかった新しい世界が見え、生まれ変わった自分を見出し、“あの体験が自分を変えた!”と思うことがあると思います。苦労は辛いことですが、自分を鍛え、自分を磨く時かと思います。そして何よりも、体験は学びの時であって、体験して初めて痛みがわかり、他者の苦悩も知ることができるような気がします。

私たちのこの世界で、私たちの町で、近くで、叫んでおられる方がきっとおられます。その叫びを聴き、手をさしのべましょうよ。私にできる小さな支え、互いに手をさしのべませんか?

今日は、福島第一原発より近い町、中間貯蔵施設地域に指定された双葉町を通して、福島被災者の苦悩をご紹介したいと思います。

 

 

【双葉町の放射線量】

 

双葉町は、福島第一原子力発電所の5号機と6号機が立地している福島県浜通り中部にある町です。町は原発で崩壊しました。放射能汚染が強い町でした。58か月過ぎた今なお、双葉町の放射線量は高いです。

「山の方は6.10マイクロシーベルト。双葉町役場の所は0.28マイクロシーベルト、海側は0.53マイクロシーベルト。国道6号線は1.84マイクロシーベルト。常磐道は4.7マイクロシーベルトあります」と双葉町の人は言います。

「先日、自宅に行ってきました。双葉町は3.11の時のそのままでした。車も放置され、3.11のそのままの状態でした。家の中はイノシシに入られて糞だらけ。入るとウワーとなって、嫌になります。自宅に2時間いるのがやっとでした。自宅に帰ったら、被曝して来ました。2時間で11マイクロシーベルト浴びてしまいました。」

「双葉町の自宅に帰るためには常磐道を通ります。双葉町を通る時は、車の窓は開けるな、と言われます。バイクは通ってはダメと言われます。常磐道の車が通る所は除染されていると言われていますが、皆、車は120~150キロメートルで走っています。浪江、富岡、広野町の高速インターはできました。しかし無人でした。人がいないのです。機械にお金を入れて通るのです。浪江のインターには、用事がある時は、呼ぶと、どこからか係員は出てきますが、通常は人はそこにいません。双葉町大熊町のインター費用に486億円かかるそうです」と被災者は言いました。

「第一原発の汚染水は今も海に流れています。汚染水を封じる囲いが3カ所位、凍らない所があると言います。」

 

【東電との交渉―医療費の請求】

 

「原発に関すること、東電に関することに、役場はタッチしません。個人的に東電と交渉してください、と言われました。」だから賠償金の申請、交渉に関しては、役場はいっさい関わらないので、個人が各々東電と交渉しなければなりません。慣れない被災者にとっては、一戸一戸、異なる内容の申請書は簡単に行かず、大変です。また小さい文字で理解しにくい申請書は、高齢者にはなお大変なことです。被災者は東電の申請にみんな大変な思いをしてきました。

例として、医療費の請求についての被災者の方の説明をお伝えします。月に1回通院している方です。

●避難に関する診断書があれば、申請すれば、1回の請求書類提出に対して4200円がいただける。そのためには東電から送られてくる請求書類に加えて、医師に東電の指定診断書を書いてもらわなければならない。また交通費は、1kmにつき22円、10kmで220円が、領収証があれば加算できる。しかし毎回、以下の順を経なければならない。

① 医者にかかっている本人が東電に、東電の請求書類が欲しいと電話をする。

② 東電から請求書類が送られてくる。

③ 診断書の書き方は決められているので、各地にある東電の担当者と会い、書き方を教えてもらう。

④ 記入した請求書類と医師に書いてもらった指定診断書を東電本社に送る。

⑤ 東電本社から合意書が送られてくる。「~~のところが不明なので、支払えない」と言われることもある。

⑥ 合意書にOKのサインをして東電本社に返送する。

⑦ お金が振り込まれる。

「それでよいです」と、東電の言う通りにしないと、何事も申請は前に進まず、そこでストップしてしまう。

 

 

【双葉町民の住民登録】

 

ふる里を離れた被災者は、5年8か月過ぎた今でも、避難先の住民登録ができません。双葉町から避難先の住民票を移さなければ、いわき市に何年住んでいてもいわきの市民にはなれないのです。そのため、いわき市民としての扱いは受けられず、選挙権も市民としてのサービスも受けられないだけでなく、まわりから避難民として白い目で見られ、“早く帰れ!”と言われたり、買い物などにも干渉されたり、嫌味を言われたりして、孤立して苦しんでいる被災者が多いそうです。かといって、現住所に住民票を移すと、ふる里とは離れたことになり、被災者ではなくなります。そうなると賠償対象者でなくなるので、東電への申請ができなくなります。原発は被災者に多くの問題と苦悩を突きつけています。浪江町の馬場町長は、被災者たちのために、住民票に代わるものの発行を国に願ったがダメでした。

 

 

【中間貯蔵施設の土地】

 

 中間貯蔵施設とは、除染土や廃棄物などを最終処分までの間、貯蔵する施設です。環境省は、福島第一原子力発電所を取り囲む形で、大熊町と双葉町の土地の提供(国有地としての買い上げ)を、福島県の佐藤知事に求め、佐藤知事は受諾しました。そして県も町もそれを受け入れましたが、“交渉は個人的に環境省と地主が相談してください”と言われ、県と町はノータッチで、被災者個人が国と交渉しています。

宅地が町の公共の道路に面している所は、1平米が4050円、他は22年度の土地標準価値で判断され(田舎の土地は安いです)、100坪で200万円でした。山林は1平米140円、畑1反(1000平米)30万円でした。“これでは家を求めることができない!”と被災者は言います。“同じ双葉町でも、環境省から土地を買い上げられた人は、帰る土地がない。環境省から「30年お借りします」と言われた人は、30年帰れない。中間貯蔵施設の土地に当たらない人は、賠償金は継続してもらえるし、戻る土地は残っているので、ふる里に帰れる。住民バラバラになりました。”“また平成32年までに常磐線を開通し、双葉駅周辺を除染して、コンパクトな町づくりをして、双葉町の津波に遭った人たちにここに集ってもらおう、と将来の町づくりを予定しているようです。”

 

【被災地への帰還】

 

 皆様、双葉町の姿を通して、福島被災者の姿の一部をご紹介いたしましたが、国は平成29年(来年)の春までに、被災者はふる里に帰還するようにと命令しました。いまだ帰れない所の大熊、双葉、その他の町村の帰宅困難区域以外の人々は帰還するように言われたのです。そして帰還(避難指示解除)宣言された1年後に、被災者は、賠償金は切られ、被災者扱いは無くなり、課税対象者となります。しかし帰還したふる里は、イノシシ、草ぼうぼう、病院も無く、スーパーも少なく、交通も不便です。自宅は3.11のままですので、家は荒れ果てています。せめて、草刈り、イノシシ駆除くらいは行政が行っても良いのではないかと思うのですが。いまだに原発の放射能は流れ、廃炉も先は見えません。その地に、国は被災者を帰して良いのでしょうか?

 

 

〈お問い合わせ〉福岡百子 

 被災者の方々の困窮は続いております。世間で報道されることが少なくなり、孤独感が増している方が多いです。どうぞ小さなことでも手をさしのべてくださいますよう、お願いいたします。

携帯メールf.mom.1941@ezweb.ne.jp  

携帯電話080-5547-8675  FAX 047-346-8675
(恐れ入りますが、これらの連絡につきましてはAM11:00PM5:30までの間に頂けますようお願いいたします。なお、すぐにご返事ができない時もありますので、申し訳ございませんが、再度ご連絡くださいますよう、お願い申し上げます。)

 

 

 

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