「福島の現実ー福岡百子の声」

このブログでは、福島の仮設住宅、借り上げ住宅、施設、幼稚園、小学校、中学校へ必要な支援品を送る活動を続ける福岡百子さんの声と共に、津波、震災に加え原発事故で被災された方々の声をお伝えします。


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                    福岡百子






テーマ:

国の無慈悲な方針

 

 

 私たちの地球は、もはや引き返すことができないスピードで、地球全体が温暖化に向かっているために、今までとは異なる猛暑、台風、竜巻、地震などの地球異変が当たり前のようになる、とのことです。すでにアラスカの氷は溶け始め、メタンガスは海と地表に拡散し、もはや地球の温暖化と異変はどうすることもできなくなった、とのことです。人間が生み出した地球破壊への警告は、何年も前から言われ続けてきました。原発の破壊力も負の怖さも、便利・経済・進歩の名のもとに覆い隠され、人の心も、命・生活・幸せを守ることを忘れたかのようにゆとりを忘れています。世界は、排他主義・弱肉強食の、心が失われた世界・機械化された物体として、命の無い、生命力の無い世界になってしまったように時に感じられます。私たちはもう一度、人間らしさを取り戻せないのでしょうか? 私たちの日本に、そして世界にも、優しさと愛を持たれる方、命を尊び、世の中を良くしようとしておられる方は、まだまだたくさんおられます。私たちは手を組んで、“心を大切にする会”のメンバーになりませんか? 目に見えなくてもつながっている仲間がいる。同じことをしている仲間がいる。1日1つ、良いことをする会員に。例えば、愚痴を言うのを我慢する。宅配の人に「ご苦労さん」と言ってみる。日常生活の中に、自分と他者の心を大切にする心がけが、私は地球がよみがえる“原点”になるような気がします。他人を大切な仲間と思うこと、すると、自然に気遣いが生まれ、他人の幸せが自分の幸せとなりませんでしょうか?

 

 

【福島の今】

 

 今日も福島の今を伝えさせていただきます。他人の事とは思われず、明日は我が身に、と思って、これが今の国民への国の対応と思って、お読みいただき、可能な方は、被災者の方の代弁者として、ご支援可能な方は個人支援者として、ご協力いただければ有難く存じます。

 

〈仮設住宅は来年2017年3月まで。それまでに被災者は被災地の市町村に帰還を〉

国は福島の各市町村に次のような内容の指令を出しました。

「福島第一原発立地の双葉町、大熊町、富岡町と東電から20km内でも、除染作業を完了していない放射線量の高い所と、国が認めた場所以外の、全部の市町村の被災者は帰還して良い。そのために、仮設住宅は2017年3月末までとし、それまでに被災者は自分で家を探し、仮設を出るように。なぜなら仮設住宅の土地は県が借りたもので返さなければならないから。被災者は、被災地の自宅に帰るなり、自分で家を探すなり、自分で対処するように。」「被災地以外に建てる復興住宅は、例えば、福島市、いわき市などの復興住宅に入居できる人は、大熊・双葉・富岡・浪江の人のみ。他の町、村の人は帰還先の市町村長に託す」。 (実際は、復興住宅はできたとしても数戸ですし、まだ建てていない所もあります。)

 

私は各市町村の復興住宅の状況について確実な情報を知り、支援におつなぎしたいと思いますが、私の健康がすぐれないため、電話をする時間がとれず、情報が限られますことをお許しくださいませ。

 

大熊・双葉・富岡・浪江も可能な限り、国は将来帰還させる方向に動いております。被災者の声を紹介します。

「大熊町大川原地区は避難指示解除となり、役場も一部移り、原発で働く人の寮が1000戸出来ており、作業員の弁当作りもしている。3000人帰れると言います。原発では今、1万人が働いています。働いている人にアンケートをとったら、8000人が作業員として働きたいと言ったということで、県外から来た人もたくさん作業員として働いています。大熊の人は帰るのを躊躇しています」。

「試験的に、富岡にも、帰りたい人は帰ってよいと言われた」。

「中間貯蔵施設のある場所を、国は買い取るとははっきり言わず、30年後には帰還できるかもしれない、と言い、個人交渉です。はっきりと帰れないと言ってくれた方が良いのに、やたら希望を持たせるので、被災者皆は、将来の予定を立てられない」。

「福島の原子炉は6機あります。1号、2号、3号機が爆発、4号機は点検中です。5号機、6号機はそのまま残っています。1号機~4号機は大熊町にあり、5号、6号は双葉町にあり、そのまま残っています。6号、7号機が双葉にできる予定で、敷地だけが準備され、建物はできていなかった(このため、電源交付金があった)。浪江町は東北電力の土地があり、東電は無かった(したがって他の市町と比べて賠償金が少なかった)。楢葉町は東電の敷地があった(このため賠償金を少しもらえた)。南相馬市の小高は賠償金が出るが、小高以外の人には出ない。海岸沿いは津波で流された人が多い。しかし津波は原発事故とは関係ないので、お金は出ない。津波で亡くなられた家長には300万円、家長以外には280万円の支援金が1回出たと言う。土地を持っていない人、借家の方には賠償金は無い」。



原発事故当日、放射能は西側に流れました。国はその現状を即、現地の市町村(長)に知らせなかったために、被災者方は西側にあえて避難していきました。そのために浪江町、飯舘村、津島、葛尾村は避難指示区域となりました。都路、川内村、広野町も放射線量の高い所が一部あります。399号線沿いにある飯舘、津島、葛尾、都路、川内は高山にあり、山の中の部落です。もともと交通は不便で、病院も少なく、店も少なく、専業農業では経済的に厳しく、土木建築など兼業されている方が多かったようです。人柄は素朴で、忍耐深く、口下手で、他者を思いやる愛情深い方々でした。厳しい自然の風雪に耐え、順応して生活していました。都路は山のてっぺんなので、タバコ、畜産が主で、山と山の間の狭い所、谷間の狭い所で農作業をしていたようです。山菜採りも生活の糧だったようです。葛尾村も山の中で、タバコ、畜産が主で、水田は無いと伺いました。広野町は火力発電が7機あり、今は作業員が多く住んでいるそうです。米、野菜は安心して食べているとのことです。



すでに国はほとんどの被災地を避難指示解除宣言しました(原発から20km圏内も準備中です)。南相馬(小高も近々解除します)、広野町、川内村、都路、葛尾村、楢葉町です。解除方向に向かっているのは、飯舘、富岡、浪江(津島以外)とのことです。大熊町の大川原では、原発作業員の給食センターができて、将来、大熊の住民も大川原に住まわせたい、と言われたそうです。

 

双葉町の4パーセントは帰還準備区域となり、その土地を県が買い上げて(強制的に買い上げたそうです)、復興公園を創ったり、津波の所は8メートルの防波堤を造るそうです。双葉町の他の所は帰還困難区域とのことです。

 

・国は平成31年までにJR常磐線を通し、周辺を解除して、双葉の住民を集めて住まわせるつもりである、という話をある被災者は聞いたとのことです。楢葉の常磐線も開通したけど、線路の近くは住民が戻らず(賠償対象にしてもらえない借家が多かったため)、真っ暗で、駅からのバスもなく、住民には不便で利用していないそうです。

 

被災者の話を聞いていますと、国の方針には、被災地の現実を無視している強引さが感じられます。あまりにも国民の生きる権利を奪うやり方…皆様、どうしたら良いのでしょう?

 

●仮設住宅から復興住宅への移動が始まりました。この移動に際し、今まで仮設住宅で使っていたエアコン、電球、ガスコンロなどを残していくように、と言われたそうです。ある被災者はおっしゃいました。「私たちが仮設を出たら、仮設を壊す、と聞いているのに、すべてを処分するのに、どうして自由に持って行ってくださいと言えないのか? 私たちは復興受託の鍵をもらったら20日以内に移るように言われた。鍵をもらうまで、自分の住まいの間取りもわからない。カーテンのサイズも異なるという。電球、エアコン、ガスコンロ、何もかも自腹で買わなければならない。月5万円の年金しかない人はどう生きたら良いの?」

 

皆様、国はあまりにも無慈悲とは思いませんか? どうぞこの現実に目を向けていただき、引き続きご支援いただきますよう、お願い申し上げます。

 

〈お問い合わせ〉福岡百子 

携帯メールf.mom.1941@ezweb.ne.jp  
携帯電話
080-5547-8675  
FAX047-346-8675

(恐れ入りますが、これらの連絡につきましてはAM11:00PM5:30までの間に頂けますようお願いいたします。なお、すぐにご返事ができない時もありますので、申し訳ございませんが、再度ご連絡くださいますよう、お願い申し上げます。)

 

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