aivelyという二人組のロックバンドでギターとボーカルをやっております。
そう、ギターとボーカルをやっているのですが、僕は練習がきらいです。
普段どんな練習してるの?と聞かれても、たいして何も思い浮かばないぐらい練習らしい練習をしません。
アーティストとしてそれはどうなの(゜д゜)
という感じではありますが、別に普段からギターを弾いてないわけではないし歌ってないわけでもない。
ただ「練習」と思って音楽と向き合うことがあまり多くないのです。
僕の場合は早くからオリジナルを始めてしまったこともあり、曲作りやアレンジの中で自分が出来ることに少しずつ負荷を掛けながら、だんだん出来ることが増えていって今に至ります。
色んなアーティストのコピーをたくさんして技術を磨いていったタイプではないんですね。
たまにイベントで必要に迫られて演奏するぐらいで、もう何年かわからないぐらい自主的にコピーをしていません。
「このギターフレーズかっこいいなー!」とは思っても、コピー欲はほぼゼロ。
ギターでいえば
「新曲の中で思い付いたフレーズを弾く」ために何時間もギターを弾き続ける
とか
逆に何も思い付かないから良いフレーズが出てくるまで何時間も弾き続ける
とか
制作中に限り(体育会系のノリで)必要な技術を少しずつ身につけていった結果の集大成なわけです。
最近TAKUROさん(GLAY)のギターインストのソロアルバムが発売され、そのドキュメント番組で話されていた内容にちょっと触発されまして。。
ギターに関するコンプレックスの話で、
「後々俺をとっても苦しめることになるんだけど…」と前置きし、
「高2ぐらいからオリジナルを書きはじめちゃったんだよね。」
「だから、自分の曲に合った自分の手癖の中で完結できるような環境にしちゃったのが、まあ運命の別れ道だよね」
最近僕が感じていたコンプレックスを、まさにこのお方も感じていたということに衝撃を受けました。
様々な出会いの中で
「この人すごいなー」と思うプレイヤーさんって、
色んなアーティストのコピーが出来るし
ちゃんと理論の勉強をしているし
日々の生活の中で練習の時間をしっかり取っている。
例えば僕は
「これで何か弾いて」と急にギターを渡されても、自分の曲の弾き語りぐらいしか出来ない。
勉強が嫌いで、理論なんて未だに何も知らない。なんとかかんとかスケール??
「フィーリングだけで何とかやってる」
なんてすごく耳障りが良いけど、もしもいざ実力者達の中で即興のセッションをするってなったらたぶん何も出来ない。フィーリングの限界はなんとなく見えてる。
歌に関しても、ボイトレなんてものはしたことがない。
全てはバンドで演りたいがために必死で作ってきたDEMO音源、その仮歌を数年本気で歌ってきた経験の賜物だ。
といっても
「曲作りが最高の練習さ!( ´_ゝ`)キラーン✨」
なんて、ただの怠け者と思われても仕方ない。
ただ、「周りに比べて僕は…」と落ち込んでいるわけではありません。
ちゃんと練習してないわりにはよくやってるなーとは思うし、これだけマイナスっぽい要素を並べても僕は自分のことが好きだし、無理してぼろぼろになるぐらいなら今のままでも良いと思ってる。
でも今抱えてるコンプレックスが消えるわけではない。
TAKUROさんも、ここ十年ぐらいの間にジャズやブルースの理論を猛勉強したり、地獄のメカニカルフレーズ100とかいう本も買って練習したらしい。そして今も「もっと上手くなりたい」と練習ばかりしているという。
僕の一番尊敬するアーティストでさえ、こんな向上心の塊なわけです。
影響されるなって方が難しい!
田爪ケイ aively@kei_aively【練習嫌いな困ったちゃんだから、じゃあ練習を共有しちゃえば楽しく出来るかな?って発想】もっとギターうまくなりたいし歌もうまくなりたいし、どうしたもんかね?と少し悩んだ結果、こんな感じの弾き語り動画を増やそうかと思ってる。それもカバーメインで。 https://t.co/KfMZCKo2SQ
February 24, 2017
それでこんなことを言い出したわけです。
アコギがね、特に苦手なんですよ。
自分の曲でさえ普通に一曲弾ききるのも今は無理なんじゃないかな?
だから、まずアコギに慣れることが目標。
そして弾きながら歌うことに慣れる。
僕のブログを見てくれてる人は覚えてるかもしれないけど、近い将来aivelyでアコースティックライブをしたいのです。
今のままじゃ人様に聴かせられるレベルに達していない。
そんな理由もありつつ、ギターと歌の両方をバランス良く向上出来るんじゃなかろうかと、弾き語りを始めました!
田爪ケイ aively@kei_aively僕の中で金曜日と言えばこの曲しかなかった。#HOUNDDOG #嵐の金曜日 #プレミアムフライデー #aively #弾き語り https://t.co/cJmxTHGPmw
February 24, 2017
田爪ケイ aively@kei_aively本日は親愛なるBUCK-TICK様を。低いキーを軽やかに歌うのって難しいけど楽しい。ギターも歌も課題が見えてくるなあ。とても良い練習になりました( ˘ω˘ )#BUCK-TICK 「JUST ONE MORE KISS」#aively #弾き語り https://t.co/anGgclWLJA
February 26, 2017
サラッと弾いて歌ってるように見えるかもしれないけど、今はまだ本当に下手くそで、実は人様に聴かせられるギリギリのテイクが撮れるまでとても時間が掛かっています。
録画ボタンを押すたびに毎回本番が始まるので、緊張感があってとても良い練習になってる感覚はありますね。
この時間をどんどん短くしていくことが、当面の弾き語りでの目標です!
本当はTwitter以外の媒体でひっそりとやろうと思ってたんですけど、2分10秒まで投稿可能なTwitterに勝てるのはYouTubeぐらいなもんで…個人アカウント作ってYouTubeでの投稿も今後の可能性としてはあり得るかな?
完全に自分の練習の為なので曲もマニアックになりがちだし、満を持して「どや!」と軽い気持ちで世に放ってもみんな反応に困ると思うんですよね。
前○前世とか流行りの歌も歌えたら弾き語り界隈でもっと需要もあると思うんですけど笑
まあ突然動画の投稿自体はやめるかもしれないけど、弾き語りはちょっと頑張って続けてみようと思います。
きっともっと上手くなるよ( ˘ω˘ )!!
そんな僕が、メインのベースを引き立たせるお新香程度にギターを奏でてる動画がこちら。
aively official website
あ、そうそう。
僕と違ってベースのケンジは
練習の鬼
いや、
練習の魔王ですよ。
僕から見ると「もっと休んだらいいのに」って思うぐらい、技術向上へのストイックな探求心の持ち主。
aivelyの音楽は彼の技術によって支えられていると言っても過言ではないのです。