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伏見憲明先生『団地の女学生』でデトックス!

2010年04月15日
テーマ:セクシュアリティ

私のブログでも

ちょこちょこ出てくる


ゲイの生き字引、

伏見憲明先生


新刊『団地の女学生』を読みました!!



団地の女学生/伏見 憲明

¥1,260
Amazon.co.jp


団地に住む、かつて団地の女学生だった人の
お話が2つ収録されています。


1つ目は、

「爪を噛む女」ツメ


読み終わって、
デトックスされたような気持ちになりました。
文字通り、解毒。


主人公は
町田美弥(現在派遣ヘルパー・38歳独身女性)。


中学時代に
デュオグループ「タペストリー」を組んだ
白川都と再会することで、物語は展開します。


自分よりも冴えない
地味な存在だった白川都

しかし、
彼女は、高卒後、有名歌手の
白川Miiyaとして華々しくデビューしてしまうのでした。


美弥は、
何モノにもなれていない自分と、


脚光を浴び続けてきた

幼馴染の姿に翻弄され、
嫉妬したり、劣等感を覚えることになります。


その心理描写は、
見事なほどリアルで、

私は読みながら、
美弥の吐いた
たっぷり味わいましたドクロ



が、このの味に覚えあり。


あー
いやだ
いやだ


自分にだって、
あるじゃないか


私は、
こういう毒が自分にも
湧き起こることを恥じてきたし、

嫌悪してきたし、


そんな自分は認めたくなかった。

ダサい自分を封印するため、
ずーっと

秘密にしたいと思ってきたはずだ。



しかし、本の帯文を読み返して、


「うーむ、ちくしょう、
人間って本当に薄汚くて愚かで滑稽で、
むちゃくちゃ可愛い生き物だよなぁ……。」

(中村うさぎさんの推薦文)


そうだ、
この毒は、
人間の愚かさ、醜さ、弱さなんだ。


そして、
皆、どこか、そんなところを
持ち合わせながら

時に、格闘しながら生きているんだよね

と、気持ちが楽になりました。



美弥は、物語の終盤に


「すべてを受け入れることしか私には
残されていないのだろう。(中略)


矛盾も理不尽も

不公平も悪意もなにもかも、

消化しきれないままに

腹にしまい込んで、

いつかそれを今生のへの

テロで爆発させてやるのだ」


と高ぶるのですが、

こんなドロドロとした気持ちが、


思いがけないことで、
ぶっ飛ぶほど、
愉快で爽快な終わり方をします。



そのシーンが

私的にかなりツボで、
あまりに気持ち良いので、
何度も読み返してしまいました。


さすが、伏見さんっこれ


2話目の「団地の女学生」も、
1話目と同じく、血縁ではない人間関係の面白味が伺えます。


近過ぎて言えないことや
知らなくてもいいことなど
いろいろあるし、


むしろ、家族ではなく
他人だからこそ、必要な関係
というのもあるのかもしれない。


こちらも、ウルっとしながら

じんわりと、暖かい気持ちになれます。


私は、伏見さんを

・作家
・社会学者
・ゲイリブの活動家
・ゲイバーのママ
・知的かつ皮肉たっぷりの噺家


などなど、多才な様々な面を
お慕い申し上げているのですが、


また、今回も
いつもの伏見ワールドに共通する


鋭くて深ーい洞察と、
根底に流れる

人間へのまなざしの「暖かさ」


を感じました。


伏見さんの作品を読むと、

自分ひとりでは辿り着かなかった思考や

言葉にできなかった感情を


とても分かりやすい言葉で

表現してくれるので、

いつも自分の「扉」が開かれる感覚があります。


皆さん

ぜひぜひ、読んでみてください!

伏見ワールドを堪能してちょ!


伏見さんのtwitter

伏見さんのブログ

団地の女学生/伏見 憲明
¥1,260
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それにしても表紙の女の子が
キモ可愛くてナイスクラッカー

伏見本は、

こちらも、とても勉強になりました!!


欲望問題―人は差別をなくすためだけに生きるのではない/伏見 憲明

¥1,575
Amazon.co.jp

司会をやらせていただくことに!

2010年01月13日
テーマ:セクシュアリティ

※下記イベントは、定員数に達したため、

予約を締め切らせていただきました。ありがとうございました。(2月3日追記)


結婚という器のない

同性愛の世界で、

「愛する二人の生き方」について追及され


■結婚したら幸せ?ゲイから学ぶカップルの絆

※携帯で閲覧している方は→こちら

■彼はあなたの運命の人?脱「運命の人」幻想

※携帯で閲覧している方は→こちら

でインタビューさせていただいた、


『二人で生きる技術』の著者、大塚隆史さんと、

二人で生きる技術─幸せになるためのパートナーシップ/大塚 隆史
¥2,310
Amazon.co.jp


あいため~愛のためのⅠのためのタメになるエンターテイメント~-歌川さんと

元AllAboutの同性愛ガイドで、

超人気ブログ「♂♂ゲイです、ほぼ夫婦です」

作者である歌川泰司さんのトークショー


「ゲイから学ぶ、

二人で生きるための技術」

にて、

司会のお手伝いさせていただくことになりました。



結婚って何なんだろう

カップルがうまくいくためには、

何を工夫すれば良いんだろう、


異性愛、同性愛に

関係なく存在する「二人」の悩みは何なんだろうか、

そんなことも、お伺いしたいと思います。



何を隠そう

私自身が、

大塚さんと歌川さんの大ファンなので、

正直、光栄過ぎて、

鳥肌が立ちます!!

本当に、身が引き締まる思いです。。。頑張ります。


すごーく素敵なお二人なので、

ぜひぜひ、お気軽にお申し込みください音譜



当日聞きたいことなどありましたら、

コメントやメッセージなどで、お知らせ下さいね!


告知ここから↓


※下記イベントは、定員数に達したため、

予約を締め切らせていただきました。ありがとうございました。(2月3日追記)

-------------

■ゲイから学ぶ、二人で生きるための技術


「二人で生きる技術」(ポット出版)刊行記念

大塚隆史×歌川泰司
司会:西郷理恵子




■詳細

2010年2月27日(土) 

17:30受付開始 

18:00開演~20:00(予定)


「二人」の関係作りに悩む、すべての人に。
『二人で生きる技術』著者であり、パートナーシップを追求、実践し続けてきた
大塚隆史さんと、

人気漫画ブログ「♂♂ゲイです、ほぼ夫婦です」著者の歌川泰司さんが語ります。
司会はカップルコンサルタント・西郷理恵子さん。

「男と女」のカップルの関係にもあてはまる
二人が一緒にいるために必要な「技術」を聞きます。


《講師紹介》

大塚隆史(おおつか・たかし)
1982年、バー『タックスノット』を新宿に開店。現在に至るまで多くのゲイやレ
ズビアンの相談相手として幅広い支持を得ている。著書に『二丁目からウロ
コ』(翔泳社)。新刊『二人で生きる技術』(ポット出版)では、自ら試行錯誤
してきた経験を基に、関係作りに関する様々な技術を説く。


歌川泰司(うたがわ・たいじ)
1966年生まれ。元・「AllAbout」同性愛ガイド。
パートナーとの日々をブログ「【漫画】♂♂ゲイです、ほぼ夫婦です」で連載中。
2月26日には同ブログでの連載をまとめた単行本『じりラブ』(集英社)が発行される。


西郷理恵子(さいごう・りえこ)
1980年生まれ。カップルコンサルタント。「All About」恋愛ガイド。
WEBや雑誌にて、既婚・未婚カップルの心と体の悩みに、アドバイスを与える。


★会場…8階喫茶にて。入場料1,000円(1ドリンクつき)
★定員…40名
★受付…7Fカウンターにて。電話予約も承ります。 ジュンク堂書店新宿店
TEL.03-5363-1300


若葉マーク私の過去に書いた記事は、こちらから → AllAbout記事  ブログ記事

気になるタイトルがあったら、ご覧頂けると嬉しいです!!

それが、私を苦しめる。

2010年01月05日
テーマ:セクシュアリティ

物書きの集まりのある場所で、

先日の記事 に触れて、

「ノンケの私たちが
当たり前だと思って見過ごしていることを
ゲイの人たちが気付いていることがあること」と語ったら、



「僕は、障害者ではなく、
ノーマルな人の話をしたい。
ノーマルな人が、まず幸せでなければ、
障害者を幸せにすることはできない。」


と言われて、面喰った。



私が、

いかに言葉足らずで


人にものを伝える力が

劣っているかについて
思い知らされて、
己の無力さに、死ぬ程がっかりした。


皆、何かのマイノリティで、


クラスの仲間に入れなかったり、
社会の時流に乗れなかったり、
流行に違和感があったり、
ブームに翻弄されて、
呼吸困難にされたことがあったはず。


多数がノーマルで、勝ち組で、
安泰という感覚なら、
そもそも違うでしょ。


隣の方に

「なぜ、
そんなにゲイにシンパシーを抱くのか?」

と言われて、考えたところ


あからさまな偏見や差別意識がなくたって、
こういう感覚が、
巡り巡って、
みんなや私の生きづらさを助長して
苦しめるからだと思った。



人は、ずっと“ノーマル”で居続けることなんてできるの?


自分だって、
苦しかった瞬間があったことを
忘れてしまうのかな。


2010年、多様性の尊重を目指して、戦うぞ!

みんなと、自分の幸せのために。


※追記

誤解のないように、追記しておきます。

同性愛者は、障害者ではありません。

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