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 特定保健用食品(トクホ)は、国の制度で「保健機能食品」に位置づけられている。ほかに「栄養機能食品」がある。それぞれの食品の違いを知ると、商品を選ぶ参考になりそうだ。
 保健機能食品は、国が一定の科学的根拠の基準を設けている健康食品。あいまいな根拠で健康への効果をPRする、いわゆる健康食品と区別するために制度化した。トクホと栄養機能食品の二つがある。
 栄養機能食品は、体に不可欠な栄養素のビタミンとミネラルを補う食品。「カルシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素です」など、栄養成分の働きを表示できる。
 トクホは個別の製品を国が審査、許可するが、栄養機能食品は、あらかじめ決められた量の栄養成分を含んでいれば国への届け出や審査は必要ない。現在は、12種類のビタミンと5種類のミネラルの量と表示の基準が決まっている。
 中には、ビタミンの栄養機能食品なのに、別の成分が有効かのように誤解させる商品もある。どの成分の栄養機能食品かは「栄養機能食品(ビタミンC)」などと表示してあるため、見て確かめたい。
 錠剤やカプセル型の食品は「医薬品と間違われる」と規制されていたが、今は食品でも販売できる。トクホや栄養機能食品には、飲料や菓子といった通常の食品の形のものから、錠剤型や粉末まで様々な形がある。トクホの中にも、通常のものより科学的根拠が限定的な「条件付き」など様々な種類が登場している。

 健康食品の表示に詳しいNPO法人「国際生命科学研究機構」の浜野弘昭さんは「そもそも現在の食生活の中での健康食品の位置付けが明確でない。有効性のデータを示すなど消費者が製品の良しあしを判断できる材料を提供することが必要」と話す。


 制度見直し検討

 トクホを含む健康食品は、制度の見直しが検討されている。
 2009年にトクホの食用油「エコナ」に多く含まれていた成分が問題になり、「花王」がトクホの許可を自主的に返上した。消費者委員会は、トクホの表示許可制度を専門調査会で検討し、今年8月、消費者庁に「更新制の導入」を提言した。トクホは発足当初、有効期間2年の更新制だったが、事業者の負担軽減のため、4年に延び、97年に更新制自体を廃止していた。
 健康食品の表示も、実態調査などを実施して、表示や規制のあり方を見直す方向だ。




参考資料 2011/9/20 読売新聞


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