手を入れるべき箇所が多いために出張期間を少し延長することにしました。

このメリーゴーランドはこれまでに何回も補修作業が入っているようで、何人もの人の手が加えられているような感じです。
旧塗装のひび割れや、パリパリと塗装がめくれてしまってすごい段差が出ているところや、侵されやすい弱い塗料が使用されているところ等が何か所もあって、こちらが行う作業はすごく大変です。
状態の悪い下地の上から色を塗り込んでごまかそうとしても荒が出ちゃうのです。
下地からしっかりと直してきれいに仕上げるには、ひとつの馬ごとに1週間~10日くらいの時間をかけたいので、全部(30頭ぐらいの馬)をきれいに直すには最低半年くらいの期間はほしいところです。
ですが、それを1週間もかけずに直そうとしているのですからちょっと無謀的ですね・・・。
見積もり段階では、4頭の馬と馬車の車輪部分だけを直す予定でしたが、全体的なバランスをとるために結局ほとんどの馬をさわる事になりました。ひとつひとつの馬にしっかりと手を入れられないところが私的にはとてもつらいです。
早くて安くて仕上がりも良くて!というのは誰もが求めがちな事ですが・・・
仕上がりを良くしたければ分、時間も必要だし、安くもならないというのが当たり前的な事。
私の場合はそれらのバランスをどうやってとっていくか?というところに毎回いきつきます。いつも悩みます。

今回の作業はエアーブラシだけではなくて、筆も使って作業を進めております。
エアーブラシにはエアーブラシの特徴、筆には筆の特徴があるのでそのコンビで作業の効率化を図っているわけです。
どれだけでも手を入れて仕上がり具合を良くしていけるのですが、納期や予算等の問題もありますので、後1日程度の手間をサービスさせてもらって作業を終了する予定です。