イメージ&接遇コンサルタント保田由香です。
いつもブログをお読み頂き、ありがとうございます

北海道のサービスがイマひとつと言われている事に対して、思いの外熱く語ってしまいました(笑)
でもその後、レストランでは
「素材一流、料理二流、サービス三流」とか、宿泊業では
「景観一流、建物二流、サービス三流」などと書かれている書物を目にしていて、やはりそうなのか。。。とますます興味深く考えています!
前回は「期待値」にスポットを当ててお話ししましたが、今回は
「サービススキル」について、あくまでも私個人の考察を記したいと思います。
国レベルで考えれば、国民性によってサービスに対する考え方が違うので、サービスの質や内容が全く違う事もありますが、日本国内であれば、サービススタッフにそう大差はないですよね。
沖縄の人は優しい人が多いけど、北海道の人は冷たい人が多いなんて事があったら変ですものね。
(ただ、もちろんん県民性はありますよ~。でも人の移動や交流が容易にできるようになった現代では、徐々に薄れつつあるかもしれませんね)
結局のところ、心の中に持っている「おもてなしの心」「お客様に喜んでもらいたいとい思い」は皆等しく持っていると、私は感じて(信じて?!)います。
あとは、その思いをどうお客様に伝えるか?と言う事だけなのではないでしょうか?
それが、「サービススキル」です!
心の中でどんなに良い事を考えていても、それが相手に伝わらなかったら、思っていないのと同じ。
その思いをきちんと表現できるというスキルも、サービススタッフには必要不可欠な事かもしれませんね。
プレゼンテーションという言葉はよくお聞きになると思います。
このプレゼン、ビジネスシーンでパワーポイントを使って発表するときにことだけを差すのではなく、日常生活のすべてにおいて効果的にアピールする事も含みます。
分かりやすい道路標識、一目で分かるトイレのマークなども立派なプレゼンテーションです。
ですので、サービスする人が心の中で思っている事を余すことなく伝えるという事も、プレゼンの一種です。
もしかしたら、北海道の方はこれが得意ではないのかもしれませんね。
それがサービスに対する低い評価に繋がるのかも。
更に、一流の素材、一流の景観があまりにクオリティが高すぎて、相対的にサービスレベルが低いように感じさせているのかもしれません。
サービススキル=プレゼン力UPは一朝一夕に改善できる訳ではないですが、個人的にはいかに「ナルシストになれるか(笑)」と、「人の経験を聞いて聞いて、自分の中に蓄積していく」事だと思っています。
●ナルシストになる
思いよがりではいけませんが、「お客様の事をこんなに思っている私って素敵♪」と接客を楽しめるようなマインドをキープする事。
人相手なので、時には嫌な事もあると思います。私も経験者ですから、そう思う気持ち、ほんとーに良く分かります。
ですが、やはり接客業を選んだという事は、根本は人と接する事が好きなんです!
●人の経験を聞いて聞いて、自分の中に蓄積していく
結局、人は自分が実際に体験した事しか、理解できません。
ましてやそのようなお客様の心情を、しっかり分かって差し上げることは不可能です。
いわゆる「人間の引き出しが多い方がいい」というものです。
ですが、自分一人で引き出しを増やしていくのは簡単ではありません。
だったら、人の引き出しを借りればいいんですね!
上司、先輩、同僚、後輩の成功談、失敗談をとにかく聞きまくる事。
こういう時にお客様はどう反応なさって、それに対して同僚(後輩、先輩)はどう対応して、結果どうなった、という事を日頃からよく情報収集しておくのです。
そして、どうしたら喜んでいただけて、どうしたらお怒りを買ったのか、など自分自身の疑似体験としてインプットしていくわけです。
結果、自分が未経験の事が起きた時にそれらのデータを組み合わせて、どうしたらお客様に喜んで頂けるのか、仮説を立てて行動してみるんです。
もちろんお客様も千差万別なので、集めた情報が当てはまらないケースも多々あります。
でもそれでいいですよね。また新たなデータが蓄積され、次に生きてきます。
個人で情報収集するのはどうしても限界がありますので、会社組織として、またお店としてお互いの経験談を話しあうような場を設けたり、自由に閲覧できるように文章化するなどの「仕組み」を作る事も大切です。
最後に、やはり基本的な対応方法などは、きちんとした教育を施す必要があると思います。
例えば、客単価1万円のレストランがあるとします。
そこのスタッフに学生アルバイトさんが多かったら、普段1万円の食事をする機会はめったにないでしょうから、そのお客様の求める水準を理解すること自体、無理ですよね。
きちんとした教育をしない限り、普段、ファミレス、ファーストフードを主に利用するスタッフに、客価1万円のお客様が満足するようなサービスを提供する事は不可能です!
(自分のアルバイト時代を振り返ると、お客様に申し訳ない気持ちでいっぱいですもん。。。)
でもこういう教育って、ほとんどのお店でやっていないと思います。
教育すべき立場のオーナーや店長さん自身も、普段は仕事で忙しくて客単価1万円のお店にお客として
行く時間すら作れないという方がほとんどかもしれません。
複数のお客様をお待たせしてしまうような時、どのグループからお声かけすべきか?
その時はどう声かけしたらよいか?
そもそも、お客さまをお迎えするときはどういう姿勢でどのあたりに立つべきか?
お客様に呼ばれた時はどんな表情で返答すべきか?
お皿を下げる時にはどの角度からどんなひと言を添えるべきか?
このような基本的な事さえ教えない(教えてもらえない)事も多いと感じています。
とってもとっても長くなってしまいましたが、もし、北海道のサービスがイマイチだというならば、
■元々の期待値が高すぎる
■プレゼンテーションが得意ではない
という2点を、主な理由に挙げたいと思います。
果たしてこの考察が合っているかどうかは定かではありません(笑)
ですが、先日の勉強会によると、北海道の第一次産業より、観光業の方が経済効果が大きいという結果が出ているそうです。
という事は、
『北海道の基幹産業は観光業である!』ということですので、これはもう道を挙げて人材育成に取り組むべき時なのかもしれませんね!!
いや~、長々と書いてしまいましたが、本当に楽しいテーマでした♪
最後までお付き合い下さいまして、

ありがとうございました