小さなことだから平気だろう。
何回同じことをされても、小さなことだから平気だろう。
小さな事だから、我慢して目をつぶればいいのだ。
それに、そんな小さな事でいちいち怒っていたら大人げない。
そう思っていたけど、気が付いたら傷はだいぶ深くなっていた。
それはいつの間にか怒りに変わり、いつのまにか自分を責め、傷つけていた。
あの時、ちゃんと自分と向き合って対処すべきだった。
そう落ち込んでいたときにこんな本に出会いました。
「希望をはこぶ人」
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pdfで2章分読めます。
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//一部抜粋//
「『小さなことにこだわるな』という教えを聞いたことがあるかい?」
「ああ、あるよ」
「そうか。私は君に『小さなことにこだわれ』と言うためにここに来たんだ。
なぜだかわかるかい? 人生全体を形づくっているのは、小さなことだから
だよ。
君のような考えの人はたくさんいるが、そういう物の見方は歪んでいる。
なぜなら、広い視野に立って物事を見ると言っておきながら、それが小さな
ことから成り立っていることを理解せず、小さなことをないがしろにしてい
るからだよ。わかるかい?」
ジョーンズは一息つき、言葉を継いだ。
「何年か前のことだがね、一匹のリスがニューヨークの地下鉄の電線によ
じ登ったために電圧異常が起き、金具がゆるんで電線が垂れ下がり、電車が
それをひっかけて走行して電線を切ってしまった。その結果、四万七千人の
通勤客がその晩マンハッタンで何時間も足止めを食う羽目になったんだ。こ
の大事故は元をただせば、たった一匹の小さなリスのしわざだったんだよ」
ジョーンズはさらに話を続けた。
「ハッブル宇宙望遠鏡を覚えてるかい? 一九四六年に考案され、総製作
費は二十五億ドルにのぼるという代物だ。ところがこの望遠鏡を打ち上げた
後で、NASAは一枚のレンズが当初の設計よりわずか〇・〇〇二ミリ歪ん
でいることに気づいた。最終的には宇宙飛行士たちが修理したわけだが、こ
の『小さなこと』のために史上最も高価な望遠鏡がしばらく普通の望遠鏡と
同じ程度の性能になり下がってしまったんだ」
ジョーンズは、ヘンリーがじっと聞いていることを確認してさらに言葉を
継いだ。
「つまり、大きなことは小さなことから起こるのだから、小さなことをゆ
るがせにしてはいけないということだよ。君は成功しようと躍起になるあま
り、本当の成功から遠ざかっているのが現状だ。」
小さいからと、ついつい見逃してしまうけど、大きな事が起こる原因は
本当に些細なことなんだとおもう。
そういうことの積み重ねが大きな事を引き起こしてしまう。
小さいから「いいや」と、無視してしまう事が多いんだけど。
自分の小さい囁きこそ本当は注意して聞いた方がいいんだと思った。
積もりにつもって感情が爆発してしまう前に、処理しないと(笑)
そうか!明日からはちゃんと小さい事にも目を向けよう!って決めるんだけど
もなかなかできないんだよね~と思って読んでいたら、この話にはこんな続きがありました。
「五羽のカモメが防波堤にとまっている。そのうちの一羽が飛び立つこと
を決意した。残っているのは何羽だい?」
「四羽です」
「そうじゃない。五羽だよ。飛び立とうと決意することと、実際に飛び立
つことはまったく別物だからね」
ジョーンズは説明した。
「いいかい? 誤解されがちだが、決意そのものには何の力もないよ。そ
のカモメは飛び立つことを決意したが、翼を広げて空を舞うまでは防波堤に
とまったままだ。残りのカモメとどこも違わない。
人間だって同じだよ。何かをしようと決意した人と、そんなこと考えてもい
ない人とでは何の違いもないんだ。
ところが人は、他人のことは行動で判断するのに、自分のことは決意で
判断することがよくある。
しかし、行動を伴わない決意は、期待してくれている人に対する裏切りで
しかない。
たとえば、『花を贈ろうと決めていたのに、実際には贈らなかった』
『期日どおりに仕事を終えるつもりだったけれど、間に合わなかった』
『誕生日にお祝いに行こうと思っていたが、結局行かなかった』という具合にね」
うーん。耳が痛いです。
決意しても行動が伴わないと意味がない。
決意だけは沢山しているなー。
「決意の棚」なんていうのがあったら、きっとあふれかえっているに違いない。



