老犬チビとあいちゃんパパ

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昨年の9月以来、飯舘小宮の「チビ」があいちゃんパパの心をとらえた。
飯舘の給餌活動の際は、必ずと言っていいほど「チビ」のもとに通っていた。
時間がない、と言いながらもチビが起きて食べるまで付き添っていた。
いつ息絶えてもおかしくない状態のなかで、チビは少しずつ元気を取り戻していった。貧弱だった尻尾がフサフサになっていった。
人が触るのさえ拒んでいたチビは、あいちゃんパパには心を許していた。安心してつかの間の時を一緒に過ごしていた。

先週から、チビの徘徊がひどくなり草だらけの田畑に迷い込んで探し回ったりした。天皇の飯舘視察があるため、犬は係留するよう指導があり、チビも初めて(だろう)ロープで係留された。係留を嫌がり力を絞って逃れようとしたようだ。また、腹部には大きな腫瘤が急に目立ってきた。
もう体力の限界だったのだろう。
ここ数日、ご家族が泊まり込みで看病されるようになった。

そして今日、状態を見るなり、命が尽きるのがもうすぐ・・・と。
朝からおとうさんが、福島にいるおかあさんを迎えに行っていたようで、すぐに連絡、あと30分くらいで着くとのこと。

「チビ、おとうさん、おかあさんが来るまでは、何としてもがんばれ!」
チビはすでに痙攣を起こしていたが、生きようとしていた。
おとうさん、おかあさんが到着してチビを見守った。
もう会えないだろうという思いを抱いて、その場を離れた。

車を出して数分後、おとうさんから連絡があった・・・

私たちが離れたあと、おかあさんが「チビ、もうがんばらなくていいからね」というと、大きく伸びをして一声啼いて息をするのをやめたそうだ。

おとうさん、おかあさんが到着してから15分くらいだった。
チビは待っていた。
18年間の犬生、原発事故までは穏やかに過ごしていたのだろう。

チビと出会って10ヶ月余り、あいちゃんパパの愛情とこだわりがあればこそ、チビは家族に看取られて虹の橋を渡れたのだと思う。
一人で逝かなくてよかった。心からそう思う。

あいちゃんパパ、お疲れさま。
チビはあなたと出会って、本当に・・・よかった。





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