世の中には「白馬の王子様」というのが存在するそうです。

 

「白馬の王子」の概念について下記参照

http://dic.pixiv.net/a/%E7%99%BD%E9%A6%AC%E3%81%AE%E7%8E%8B%E5%AD%90%E6%A7%98

 

さて、私は大学で西洋史を専攻しましたが、

白馬に乗った王子の人生は相当悲劇的です。

「王子」ですから、必然、次期国王です。しかるべき権力者です。

クーデターに利用されるとか、自ら国王につく為親を殺したりとか、暗殺されるとか、

それはそれは血塗られた人生を送る方ばかりです。

さらに言えば配偶者の命を政治の取引に使ったり使われたりもします。

そいつらの嫁になりたいか?

 

いや、白馬の王子に罪はないし本論ではないので、一旦脇へ置きましょう。

 

私が漫画家としてデビューしたのは20数年前ですが、

その頃は「女性漫画家は少女漫画が好きだった」というのが「当たり前」でした。

私がデビューした雑誌は、20代後半から40代くらいにかけてのそこそこ大人の女性向けで、

当前のように「結婚したい主人公」「子供が欲しい主人公」が設定の中心にあり、

「結婚して幸せになる」「子供と夫と幸せになる」が落とし所でなければ、載せてもらえませんでした。

 

そうでなければ、企画段階ではねられるんですよ。ほんと。

 

でも、私はその価値観に異を唱え続けていました。編集に対してね。

女性は「結婚するのが幸せなのか?」「子供が欲しいと思うのは当たり前なのか?」

女性は「永遠に白馬の王子を夢見て、その王子性を恋人や夫の中に見出して幸福になるのが理想なのか?」

編集の答えは「女性は(読者は)そういうものです」というものでした。

 

今、そこに特化した雑誌はもちろんありますし、そしてニーズももちろんありますが、

そういう価値観でない女性向け漫画雑誌も増えてきました。

 

 

 

あのさ、世の中の女がみんな、白馬の王子にキュンキュンすると思うなよ?

それって、ある意味「性差別」だからな?

 

 

 

 

私はいまだに「白馬の王子にキュンキュンする主人公」がかけません。

一体どこにキュンキュンするのか、全く理解できないのです。

「白馬に乗った王子様はきっとこんな人!」という下記のような記事を発見しましたが、

http://www.sugoren.com/report/1375442822661/

気持ち悪いです。少なくともこんな男をキャラクターとして使えと編集に指示されたら、ごめんなさいと言ってその雑誌を去ります。(多分)

 

女性の漫画家だから、少女漫画が好き(しかも王子系男子登場の少女漫画)とか、

「白馬の王子」キャラがかけて当たり前とか、

 

 

 

ふざけるな!と思います。

 

 

 

じゃあ男性漫画家は、みなジャンプ系の熱い男が主人公!な漫画しか描けないのでしょうか?

少女漫画を描ける男性漫画家は存在しないのでしょうか?

 

 

 

出版業界における、特に漫画業界における「性差別」はまだ厳然として存在します。

編集者だけでなく、作家にも、本人の自覚なく「性による役割分担」があると思っている。

作家先生の価値観はともかく(その作家の価値観が雑誌に合わなければ雑誌側は切ればいいわけですから)、

編集者の「性的役割分業」意識(読者に対しても、作家本人に対しても)は、

 

もういいかげんなんとかしてもらえませんか?

 

母として嫁として妻として満足すること、それが当たり前で、当たり前な幸せが一番の幸せ、という主人公を肯定的に描いた作品を肯定的に扱うことは、

あるいは王子様に愛され独占され彼のためならなんだってする的女の子を「普通の女の子」として肯定的に描いた作品を肯定的に扱うことは、

女性の「性的役割分業」を、読者に無意識に植え付けるものだと思いませんか?

どうせなら、その正反対の価値観の女性像も肯定的に扱うことが、多くの読者を捉まえてなんぼな出版の仕事の基本だと思いませんか?それとも「性的役割分業」に基づく女性ではない主人公を想像することができませんか?そんな人によく漫画の編集者が務まりますね?

ジェンダーフリーという言葉を、そろそろ覚えてもらえませんか?

 

 

私が「白馬の王子」を作ったら間違いなく「前半で死ぬ消えキャラ」にしかなりません。

(そして主人公はその王子に嫁いだ姫だな。夫を暗殺して自ら女王になり、家来の子種をもらって後継ぎを作り、絶対権力を握りながら他国に狙われ続ける我が国を守り抜こうというのが最終目的。あっ一本作れそう)

 

 

女性漫画家ですが、少女漫画が嫌いですがなにか??

 

 

 

(「白馬の王子 画像」で検索したら、暴れん坊将軍が大量に出てきて爆笑(www))

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夢を見ろ

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若い者にかける頻出語彙としての、

「夢を見よう!」

という言葉。

 

かつて一世を風靡した痩せこけたプロデューサーとか、

最近だと10代女子を何十人も集めたグループの太ったプロデューサーとか、

が、作詞するときに頻出してますね。

 

私も、夢を持っていた若者でした。

幸運にも、その夢はかないました。まあ、若干微妙なかない方でしたが。

 

夢がかなった後、

そこにあったのは、「夢をかなえる」ということの本当の意味でした。

 

例えば職業への夢の場合、思っていた理想と現実が全然違う!

という誤差は、誰しも想定内だと思います。

誤差を乗り越えられるか、挫折して夢を放り出すかは人それぞれの選択ですが、

私は放り出さなかった人間でした。

かといって、誤差を乗り越えたかどうか、

正直言いましょう。無理でした。

夢と現実との折り合いをつける為に、何かを捨て、計算高さを身に着け、人を見捨ててきました。

 

一番重たかったのは、

「夢を見た自分」に責任を取る、ということでした。

やりたいことを貫くということは、周りの人に多少の影響を与えます。

私の場合は漫画家ですが、

自分の作品を扱ってくれる出版社

応援してくれる読者

切磋琢磨してくれる仲間の作家さん達

私がこうしたい!と示した方向に成功があると確信してついてくる多くの人達がいました。

自分のやりたいようにやれていました。

それが成功もしました。

それが私の夢でした。

夢は大きくかないました。

 

 

で、その後は?

 

 

私は、夢を見た過去の自分に、

責任を取らなければいけないことに気づいてしまいました。

世間知らずで、我がままで、正義感ばかり強くて、

「夢を見る」ことが正しいと信じていた過去の自分に、

夢をかなえ、成功した現在の自分は、

怒られないよう、維持し続けなければなりません。

 

この場合の「維持」は「現状維持」ではありません。

常に上を向き続けなければ「維持」にはならないのです。

それが夢をかなえたあとの「維持」なのです。

 

夢はかないましたが、その夢を維持し続けるために、

夢がかなった喜びの20倍くらいの苦闘をしています。

何が幸いだったかと言えば、私は闘い続けられる人間だったということぐらいでしょうか。

若かった自分との闘いです。

夢を見た自分との闘いです。

そのために様々なものを捨てました。

人生の最後に、捨てなければ良かったと後悔するかもしれませんが、

それはその時です。

 

 

 

 

さて、紅白で見たあの女の子達に、

「夢を見ろ、諦めるな、自分の意思を貫け」

と歌わせていたプロデューサーさん、

夢をかなえたあとの歌を作るとしたら、

どんな歌詞を頻出させますか?

興味があります。

 

 

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さて、質問です

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私は、どちらかというと、パソコン作業が得意です。
どちらかというとね。

初めからそうだったわけではありません。
初めてパソコンに触ったのは、大学卒業後就職した会社で。
ペーパーの書類をデジタル化してマネジメントするアウトソーシング会社ですが、
私が入社した頃は、Windows98の時代。MacならClassicの時代。カラーディスプレイやマウスによるカーソルコントロールすら珍しかった時代です。
Macはありましたが、誰も触りませんでした。私がたまたま昼休みにチョロチョロいじっていたら、いつの間にかMac担当に。そしてワープロしか触らない社員の中で、やれ、という指示で仕方なくいじっていたWindowsの担当にもなり。
気づくと私は社内で数人しかいないITスペシャリストになっていました。
ていうかね?
正直私はその作業は好きではなかったですよ。
アナログ人間ですから、プログラミングは手伝ってもらわないと訳わからないし、Macでお絵かきしてましたがこんなの手で描いた方が絶対早い!と思ってましたから。
結局ストレスでその会社を2年で辞めました。
その後すぐ漫画家になったので、デジタルの世界からは離れました。
30歳くらいの時、中古のパソコンをソフマップで買いました。携帯電話もその頃持ちました。
でも、昔使っていたパソコンよりは相当進化していましたが、そもそもパソコンを利用する意味がわからない。
メールとGoogleをチョロチョロ使っていた程度でした。
ある年、出版社の新年会で、特賞が当たり最新のVAIOを貰いました。
でも、その梱包を解いたのは、届いて1年後。
はっきり言って豚に真珠ですよ。

そのVAIOには、Officeが入っていました。
Excelというものを触って、家計簿をつけました。
どうも私は、数字をちまちま打ち込むのが好きみたいで、あっという間にExcelで確定申告用データを作れるように。
企画書もWordで作るようになり、VAIOは生活の一部になりました。

10年くらい前、さすがにもうXPなVAIOは使いづらくなり、買い換えました。時代はWindows8になっていました。
買った8にはOfficeが入ってなく…
ここで、私は自分のデジタル脳を開発しなければならない必要性に迫られました。
Officeのないパソコンの使いづらさよ。
自分の仕事場の8はそのままに、実家で家族の7で様々な作業をしたのち、自分専用のノーパソを買いました。仕事場8にもOfficeを入れました。

それから数年。
実家に1台、自宅に2台、計3台のパソ持ちです。
MOSという資格がある事を知り、ExcelとWordの2013資格を取りました。もうすぐAccessにも挑戦するため勉強中です。
会社にも「パソコンが使える」という点で就職しました。

でもね、私はパソコンが物凄く得意、というわけではないですよ。
どちらかというと得意、という程度です。
どちらかというとね。


そんな数日前、ちょっとしたトラブルに見舞われた友人が、ある会社に内容証明郵便というのを送ったそうです。
その会社は、私がバイトするところと同業界なのですが。
で、返答が帰ってきたらしいのですが、
私にこう聞いてきました。
「返事がFAXで届いたのだけど…なんで?」




FAX?


FAX??


いまどきFAX????




もしそれが私だったら、その返信を受け取れなかったでしょう。
うち、FAXないですから。

どちらかというと程度にパソコンが得意、なだけの私ですら思いましたよ。
いやそれ、せめてメールにしようぜ!!!


まあなんですね。とはいえこの業界、びっくりするほどアナログです。
私みたいのでも「物凄くパソコンが得意な人」呼ばわりされるのですから。
それはそれで良い所もあります。居酒屋みたいにタブレットでオーダー通すのは、私も嫌いです。
アナログな一流サービスは素晴らしいです。

でもうちの会社もそんな感じなんです。
常設パソコンはほぼXP。
使わないからそれでいい、ではありません。パソコンはバリバリ使われています。
にも関わらずXP。
Windows10への無償アップグレードを期間中に提案しましたが、
XPじゃないと残せないソフトがあるせいでアップグレードできませんでした。
なんとかしようと頑張ってるイケメン料理長率いる調理部門のパソコンがかろうじて10。
それを涎たらしながら私は7で作業。
同業他社の話を聞くと、XPはないものの7がやっと。10となると相当グレードの高い外資なら…というレベル。



でもね。
FAXはないと思うの。
いまどきそれはないと思うの。




さて、質問です。

あなたの勤める会社は、
しかるべき手続きの必要な重要書類を、
FAXで送信していますか?
重要書類でなくとも、
メールで来た問い合わせに対し、
FAXで返信していますか?


あくまで素朴な質問です。
業界をバカにするものではありません。
他業界ではどうなのか、
ちょっとわからないものですから、
情報を頂ければ幸いです。
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