相模原の障害者施設で入所者19名の方々が殺害されるという衝撃的な事件が起きた。
犯人は元職員の男だそうだ。
お亡くなりになられた方々のご冥福と入院されている皆様のご回復を祈念いたします。
犯人はヒトラーの思想が降りてきたと話しているとか。
ヒトラーの思想とは反ユダヤ主義に象徴されるような過激な優生思想だろう。
優れた素質を持つ人間だけが生きる価値があり、優れた男女が子孫を残すのがドイツを優れた強い国家にするという思想のようです。
その反対に劣った種は抹殺しろという過激な思想です。
遺伝学的に人類が幸せになるための研究は価値があるでしょう。
しかし、優れた、優れていないの境界線を引くのが時の権力者であることが危険です。 さらに独裁者ならば、その方々の命を奪う恐れもあります。
たとえば、身長が180センチ以下の人間は劣った種であるとしたら、どうでしょう?
また、IQが150以下ならば、抹殺するとなったら、どうでしょう?
いわゆるイケメン、美女以外は生きる権利がないとしたらどうでしょう?
100メートルを12秒台で走れないと劣っているとされたら、どうでしょう?
腕立て伏せが連続して100回出来ないと生き残れないとしたらどうでしょう?
何を基準にするかで権利の暴走が始まります。
合気道という武道は大東流合気柔術の武田惣角翁の流れを原点としています。そして、合気道の植芝盛平翁も、そこから分派し独立した養神館の塩田剛三館長も、全員、小柄です。
伝聞によれば、全員150センチ台の身長のようです。
つまり、格闘家としては、劣った体格でしょう。
スパルタ主義という言葉の由来となったスパルタという国では、子供が優れた軍人にならないと判断されたら、殺されたそうです。
もし、武田惣角翁や植芝盛平翁、塩田剛三館長がスパルタに生まれていたら、体格から判断されて殺されていたかもしれません。
しかし、人間は創意工夫が出来る成長する種です。
生来の自分の持てる全てを駆使して、自分より強大な相手を倒せる技を生み出しました。
その命が誰かを幸せに出来ることもあるはずです。それを他人が勝手に判断してはいけないはずです。
断言できるのは、今回の事件のような過激な偏った思想と行動は絶対に許されないということです。
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