閲覧注意
残虐な写真が含まれています。
----
【日刊サイゾーより】
犬肉食の習慣が根強く残る中国。
広西チワン族自治区の犬肉祭りなどには
国内外の動物愛護団体などから大きな
批判が寄せられているが、
犬肉食の愛好家らからは
「固有の食文化を守るべき」との
反論もある。
しかし今回、「食文化の違い」とは
割り切ることができない残忍な動画が
ネット上にアップされた。
熱湯の中に、なすすべもなく佇む一匹の犬
河南省で撮影されたというその動画は、
煮えたぎる鍋のシーンから始まる。
その直後、犬の悲鳴が聞こえたかと思うと、
鍋にかぶせられたフタが動き始める。
そこで男がフタを開けると、
煮えたぎる湯の中から一匹の黒い犬が姿を表す。
やけどのせいで意識がもうろうとしているのか、
熱湯の中に足を入れたまま、
なすすべもなく立ち尽くしている。
熱湯から揚げられると、皮を剥がれる
次のシーンでは、2人の男たちが先ほどの
犬をタライに入れ、皮を剥いでいる。
男たちが無抵抗となった犬の胴体を
手でこするだけで、焼けただれた皮膚が
ズルズルと剥がれていく。映像だけでも
見るに耐えないが、その場にいる
男たちからは笑い声さえ上がっている。
最後の力を振り絞り、力強く走りだす
しかしその時、犬は最後の力を
振り絞るかのように、男たちの手をすり抜け、
力強く走りだした。胴体の半分は肉が
露出した状態だ。それを笑い声を上げながら
追う男たち。映像は、犬が建物の角に
追い詰められたところで終わっている。
犬食はいいとしても、生きたまま熱湯に
入れて皮を剥ぐのは虐待でしかない。
こうした動画を自ら撮影し、ネット上に
アップした男たちの真意について、
中国の犬食文化を取材している
フリーライターの吉井透氏はこう推測する。
「中国には、韓国のように『できるだけ
苦しませたほうがウマイ』という考え方は
あまりない。ただ、中国の犬食愛好家たちの
中には、国際的な非難に対し、意固地に
なっているようなきらいがある。
チワン族自治区の犬肉祭りも取材に
行きましたが、外国メディアに見せつけるかの
ように、犬を撲殺したりする業者が
少なくなかった。この動画は、肩身が
狭くなる一方の犬食愛好家による、
一種のテロ行為なのでは」
しかし、中国の犬肉食に対する批判を、
ますます強める結果となりそうだ。