仕事で、ご高齢の方と3か月に一回、定期的にお会いする機会があります。
90歳近くなり、自分の余命を自覚している。
頭はしっかりしているけど、体がどんどん不自由になり、気持ちに体がついてこず
自分自身に歯がゆさを感じている。
歩くことも食べることも自由にできない。
でも頭はしっかりしているから、できない自分によけい腹が立ち、寝たきりになる事に
とても不安を感じている。
私が、仕事として司法書士として話をしても、通じ合わない。
でも、資格を意識せず話し始める。
そもそも人生の大先輩と話しているんだから、私が先生として話す必要など
どこにもなかった。
そして、体が老いて不自由になる事も、だんだん頭がボケる事も、
それが自然の流れであることを受け入れたら、それまでの重苦しい雰囲気が
笑いに変わった。
「しょーがない。みんな体が不自由になって頭がボケて、最後は死んでゆく」
私は今38歳。
今、自由に体が動き、仕事ができる事の「ありがたさ」を教えてもらう。
自分も、いつか、体と頭が不自由になる。それはそれで良いと思う。
それが自然の流れだから。
ご高齢の方と話をしていると、日々生きている事を振り返る事ができる。
ある認知症のおばあちゃんが言っていた。
「今日も一日、無事に終わってなによりです。」
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