次は中心にあるバイヨン寺院に向かうワケですが
南大門からバイヨン寺院までは約1.5kmとアンコールトムの中心にあります
バイヨン寺院は12世紀末から13世紀末に作られた寺院
南大門からまっすぐつづく道を車で移動し
バイヨン寺院に到着!
バイヨン寺院の改修は日本が行っているそうで
このように看板にはカンボジアと日本の国旗が記されていました
アンコール遺跡群はもともとはジャングルの中に
数百年眠っていた遺跡です
なんとも神秘的!
しかし、カンボジア人は
昔から森の中に遺跡があるのは知っていましたが
価値があるものとは思わなかったそうです
それをフランスの考古学者が発見し有名になり今日に至ります
数百年ジャングルに眠っていた砂岩はコケだらけであり
それを当時に近づくように修復しているんですよ
シンハーという日本でいう狛犬的なオブジェが並んでます
そして、先程南大門にもありましたが
大量の四面仏の塔が見えてきましたよー
バイヨン寺院の全体像とはどんなものか分かりづらいので
ガイドブックから拝借!!
これから見る遺跡はだいたいこんな造りデス
上の図でいう右から入ってぐるっと回って出るって感じでしょうか
こちらは、バイヨン寺院の入り口です
屋根があったのかも知れませんが跡形もなく
残念ながら天井は崩れてしまったようで修復不可能のようですね
左右は額縁みたいな枠が並び回廊になっています
これは第一回廊
壁面にはかなり繊細な彫刻が残ってます
因みにこれを綺麗に修復しているのが日本だそうです
因みにはユネスコに正式に登録される前に修復していたそうですが
このレベルだったとか
ガイドのソイさんも、日本人はとても丁寧で技術も凄いから
今色々修復作業をしているけど
他の国がやるよりは、みんな日本に頼みたいと言ってました
世界で日本は活躍してますねー
また回廊が見えてきました
これは第二回廊です
第一回廊を抜けた左右にはそれぞれ大きな建物が
これはお経を保管する書庫だそうです
第二回廊から第一回廊をみた光景
第二回廊の中に入ると壁面になにかを取り去った跡が目立ちます
バイヨン寺院は元々は仏教寺だったそうですが
ヒンズー教のお寺になった時に取り除いたんだとか
第二回廊は屋根が残っているところも多く
隙間から四面仏がのぞけます
なんで、仏の顔なのにヒンズー教の寺になれたのか
あれは、観世音菩薩であり
またの名をクメールの微笑みであり仏ではないという解釈だとか
都合の良いお話ですな(笑)
第二回廊は屋根もばっちり残っており
こうやって見ると、なんか絵になりますねー
さらに中央祠堂に向おうとするとかなり急な階段を登ることに
のぼりやすいように、今は梯子が作られていますが
これがなかった時は観光する側も大変だったとか
というか、元の階段を見る限りでは、当時だって
相当大変だったはずでしょうってぐらいの、急な階段です
そして、登った先にはたくさんのお顔が!!
バイヨン寺院には54基173面ものお顔の彫刻があるとか
そして、それぞれのお顔は目を開いたものと眠ったものが混在しており
見開いていたお顔を瞑想しているようにみえるよう
途中で削ったともいわれているそうです
なんとも言葉に表すことの出来ない不思議なパワーを感じました
みんな言うそうです
確かに似てる(笑)
こちらの上に伸びているのが中央祠堂となります
特に重要ではなかったのかな、、、
再び第一回廊を歩いていると壁面にきれいな彫刻を発見
よく見るとカナリ凝っていて繊細なデザインですよね
数百年前に彫られたものがこんなにきれいに残っているとは
本当にすごいデスよね
このように原型がほぼわからない状態の第一回廊を
もともとの様子をいろいろ想像しながら歩いていたのですが
やはり、この状態でもスゴイと感じたので
原型は相当豪華な建物だったんだろうなぁ・・・と思われます
そして入口とは反対側の北大門に続く門から出てバイヨン寺院を後にし、
次の遺跡へと歩いて向かったのでした
アンコール遺跡群の遺跡は私が今まで見たものの中でもダントツスゴイ!!
と感動し、本命のアンコールワットがますます楽しみになったのは
言うまでもありません
つづく