【帚木420-1】けしうははべらざるべし
【古文】
「けしうははべらざるべし。もて離れてうとうとしくはべれば、世のたとひにて、睦びはべらず」
と申す。
ーーーーーーーーーーーーーーー
【源氏物語イラスト訳】
「けしうははべらざるべし。
もて離れてうとうとしくはべれば、
世のたとひにて、睦びはべらず」と申す。
訳)世間の言いぐさによって、親しくしておりません」と申し上げる。
【古文】
「けしうははべらざるべし。もて離れてうとうとしくはべれば、世のたとひにて、睦びはべらず」
と申す。
【訳】
「そう悪くはございませんでしょう。遠ざかってよそよそしくしておりますので、世間の言いぐさによって、親しくしておりません」と申し上げる。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
■【けしうははべらず】
※【けしうはあらず】
※【―はべり】
※【ざる】
■【べし】
■【もて離(はな)る】
■【て】
■【うとうとし】
■【はべり】
■【ば】
■【世のたとひ】
■【にて】
■【睦(むつ)ぶ】
■【―はべり】
■【ず】
■【と】
■【申(まう)す】
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
☆本日の『源氏物語』☆
おおっと! 紀伊守!!
うまい具合に答えましたねえ~( ̄▽+ ̄*)。
ここで美しいと言えば、角が立ちますからねぇ;!
ヽ(゚◇゚ ;)ノ