【帚木72-①】「いでや、上の品と思ふにだに難げなる世を」
【古文】
「いでや、上の品と思ふにだに難げなる世を」と、君は思すべし。
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「いでや、
訳)「いやはや…、
上の品と思ふにだに
訳)上流の品格と思う(女の中)にさえ、
難げなる世を」
訳)(すばらしい女は)見つけにくい世の中なのに」
と、君は思すべし。
訳)と、源氏の君はお思いであるに違いない。
【古文】
「いでや、上の品と思ふにだに 難げなる世を」と、君は思すべし。
【訳】
「いやはや…、上流の品格と思う(女の中)にさえ、(すばらしい女は)見つけにくい世の中なのに」と、源氏の君はお思いであるに違いない。
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《今回の重要古語》
■【いでや】
■【上の品(うへのしな)】
■【だに】
■【難げなり(かたげなり)】
■【世(よ)】
■【を(逆接)】
■【君(きみ)】
■【思す(おぼす)】
■【べし】
☆重要古語一覧 ☆
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