【桐壺75-①】「『参りては、いとど心苦しう、… | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

【桐壺75-①】「『参りては、いとど心苦しう、…

【原文】

「『参りては、いとど心苦しう、心肝も尽くるやうになむ』と、典侍の奏したまひしを、もの思うたまへ知らぬ心地にも、げにこそいと忍びがたうはべりけれ」

とて、ややためらひて、仰せ言伝へきこゆ。

・・・・・・・・・・・・・・・

 

 


「『参りては、いとど 心苦しう、心肝も尽くるやうになむ』と、典侍したまひしを、
訳)「『こちらに参りましたところ、いっそう お気の毒で、心も魂も消え入るようでした』と、典侍帝に申し上げなさったが、

源氏物語~ゆるいイラスト訳~ 古典の偏差値を20上げる方法


もの思うたまへ知らぬ心地にも、
訳)物の情趣を理解申し上げない者(=私)でも、
源氏物語~ゆるいイラスト訳~ 古典の偏差値を20上げる方法


げにこそいと忍びがたうはべりけれ
訳)本当にとても忍びがとうございますわぁ
源氏物語~ゆるいイラスト訳~ 古典の偏差値を20上げる方法

 

とて、ややためらひて、仰せ言伝へきこゆ

訳)と言って、少し気持ちを鎮めてから、帝からの仰せ言をお伝え申し上げる

源氏物語~ゆるいイラスト訳~ 古典の偏差値を20上げる方法

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

【原文】

「『参りては、いとど 心苦しう、心肝も尽くるやうになむ』と、典侍したまひしを、もの思うたまへ知らぬ心地にも、げにこそいと忍びがたうはべりけれ

とて、ややためらひて、仰せ言伝へきこゆ

 

【口語訳】

「『こちらに参りましたところ、いっそう お気の毒で、心も魂も消え入るようでした』と、典侍帝に申し上げなさったが、物の情趣を理解申し上げない者(=私)でも、本当にとても忍びがとうございますわぁ
と言って、少し気持ちを鎮めてから、帝からの仰せ言をお伝え申し上げる

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚


ようやく、本題に入ります。。

 

桐壺ママの寂しい言葉を受けて、

ためらいがちに、話し始める靫負命婦…

 

その共感を感じ入りながら…

今宵はお眠りなさいませラブラブ

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

■【参る】

■【いとど】

■【心苦し】

■【なむ】

■【典侍(ないしのすけ)

■【奏す】

■【たまふ(下二段)

■【げに】

■【はべり】

■【けり(会話文中)

■【ためらふ】

■【仰せ言】

■きこゆ】

※重要古語一覧はこちら

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


 

>>次へ