■ノルディックウォーキングの効果「認知症の予防」 | 東京・千葉発「愛サンサン!ノルディック・ウォーク倶楽部」

■ノルディックウォーキングの効果「認知症の予防」

ノルディックウォークで期待できる効果として認知症の予防があります。


それはノルディックウォークの有酸素運動によるものです。


有酸素運動により脳内の血流が増大し、栄養や酸素が多く運ばれ、脳内の毛細血管の再生が促進されます。


神経細胞が死滅しても隣接する神経細胞がバイパスを伸ばし、神経網を再構築します。そのため認知機能が維持される可能性があります。


アルツハイマー型認知症というのがありますが、

「βアミロイド」が脳内で凝集してできる老人斑が作り出す特性によって、神経細胞が死滅した結果、脳が委縮して発症します。


有酸素運動はそのβアミロイドを分解する「ネプリライシン」と呼ばれる酵素を増やす作用があります。


さて、認知症とは?


認知症とは、「意識は保たれているが、脳に病変を生じたために認知機能が持続的に低下し、生活に困難をきたした状態」です。


1、認知症の状態を引き起こす原因疾患があります。
その大部分を占めているのがアルツハイマー型認知症と血管性認知症です。


また最近ではレビー小体型認知症が注目されています。
主として脳の神経細胞内にレビー小体という特殊なたんぱく質の塊が形成されて症状があらわれる認知症です。


2、認知症の症状として記銘・記憶力障害、見当識障害、計算力・理解力・判断力の低下する知的機能の低下などが主な症状です。これを中核症状といいます。

 

見当識障害とは「今居る場所の事が分からなくなる、今日の日付が分からなくなる、知っているはずの人を見ても、どんな人だったか思い出せない、周りの人間と自分との関係が分からない」といった症状です。

 

そして、しばしばBPSDが出現します。

BPSDとは認知症による行動や心理の症状を指します。

もの忘れなどの「中核症状」と対比して「周辺症状」と言われることもあります。

 

その行動障害として過食、異食、自傷、自殺企図、徘徊、叫び声、昼夜逆転、攻撃的行為、不潔行為、収集癖、性的問題など。

 

随伴する精神症状として不眠、興奮、せん妄、抑うつ、幻覚、妄想、人格変貌などがあります。

 

BPSDは孤立や不安、不適切なコミュニケーション、身体的不調、住環境、生活リズムの乱れ、不適切な薬物の使用などが要因となる場合もあります。これらに対しては精神的安定を図ることです。


行動障害として異食がありますが、

異食とは?

食べ物ではないものを食べることを言います。

中核症状である判断力の低下や失認が原因のひとつです。

身の回りのものは、何でも口に入れてしまいます。

例えば、ティッシュペーパー、紙、、土、ペットボトルの蓋、石鹸、たばこ、ゴミ、ひどいと便まで食べてしまいます。

 

異食の原因は失認が関係しています。失認とは「感覚機能は損なわれていないにもかかわらず、対象を認識あるいは同定することができないこと」です。

 

わかりやすく言うとこれは食べ物なのか、そうじゃないのか?判断できないということです。

他の原因としてはストレスがあります。


そのような認知症の予防に是非、ノルディックウォークをおこなっていただきたいと思います。

 

また、みんなで歩くことにより社会的なつながりや仲間作りができます。

 

それはとても大切なことで、社会的つながりが乏しい方は、

十分な人よりも認知症の発生率が高いといいます。


今後、ブログではこうした知識をお伝えしていきたいと思います。