どて どて どて どて
ひと ひと ひと ひと
3時間前からいっぱい
夕日が顔を染め
ドーンドーン お知らせ花火
群青の闇が夕焼けを追い出し
屋台の明かりが目立つ夜
どん どん どん どん
ぱち ぱち ぱち ぱち
夜空に広がるはな はな はな
水上花火が 水上花火が きれい
ドーンと大きなはなが咲く
おぉー ぱち ぱち ぱち ぱち
夜空を見上げる かお かお かお
どて どて どて どて
ひと ひと ひと ひと
3時間前からいっぱい
夕日が顔を染め
ドーンドーン お知らせ花火
群青の闇が夕焼けを追い出し
屋台の明かりが目立つ夜
どん どん どん どん
ぱち ぱち ぱち ぱち
夜空に広がるはな はな はな
水上花火が 水上花火が きれい
ドーンと大きなはなが咲く
おぉー ぱち ぱち ぱち ぱち
夜空を見上げる かお かお かお
急に連絡が入り急いで田舎に帰ることになり
今からだと遅い時間にバスはあるのか・・と思いながら電車に乗る
とりあえず岡山までは着いた問題はこれからだ。どのバスが家の方に行くのか
予定していたバスはもう最終バスが出ていた
唯一出発していないバスがあり乗り込んだ。最終バスらしくほぼ座席は埋まっていた
もう暗くなっているバス停をバスは出て行く。市街地を通りほどなく暗い田舎道を走っていく
朝からバタバタした疲れかウトウトして目が覚めた時には1時間過ぎていた。
バス内を見回すと半分くらいの客が降りていた
聞きなれないバス停を運転手がマイクで案内し2-3人の乗客が降りて夜道に消えていく
しばらくするとお寺のあるバス停に停まり
「少し停まりますトイレに行きたい方はどうぞ」と案内する
ぞろぞろと客は降りてお寺の案内やバス停の中を覗いている
少し不安になって運転手に「このバスは境の方に行きますか?」とたずねた
運転手は何やら紙を取り出し「あ~境の方に行きますよ」
「境からは下の方の道に行きます」と言った
「ありがとう御座います。境の手前で降りますので良かったです」と礼を言う
5分ほどしてみんなが乗り込みバスは動き出した、山側から木の枝が垂れる暗い道を走る
前の席に乗り込んだ2人連れの若い男の話し声が聞こえてくる
「ちょっとやばい事が有って家に居られずしばらく隠れる」と言っただけなのに
「何だよこんな田舎に連れて来て当てでもあるのか」と連れの男に言っている
何かいわく有りそうな2人だなと思いながら知らぬフリをする
坂道をバスは登り目的のバス停に着いた、街灯だけの真っ暗の中降りたのは自分だけだ
あの二人はもっと先まで行くのか・・関わらなくてよかったと思いながらバス停から歩き出す
何十年前の記憶と同じように家はあるが灯かりは点いていない
うす暗いあぜ道を月明かりで記憶を頼りに見当を付けながら歩く
ふとさっき走り出したバスが少し止まったけど何だったのだろうと思いながら歩くと坂道に出る
子供の頃の記憶ではこの先に我が家があるはずだ
枝が覆い薄暗い坂道を登っていくと本家の大きな家が月明かりに浮かんできた
「お~全く変わっていない」と一息つく
我が家は本家の隣の小さな家だ
親父は次男で大阪に出て空襲に合いここに舞い戻ってきて
本家から物置小屋と少しばかりの田んぼを借りて住んだ
本家を継ぐ長男と次男は格段の差があり貧乏で苦労したそうだ
本家にも灯かりはついていないし我が家にも明かりはついていない
家の戸を開けかけてふと思い出した
あ~親父も母親ももう死んでいてここには誰も住んでいないんだった
電話はバスで20分ほど戻った町に住む姉からだった
いまさら戻れないし今夜はここで寝るしかないか・・我が家だし
第一話おわり
2023年
1月 4日 家湯江収ワンマンゴールディ
1月10日 バッシュ定期 ゴールディ
1月28日 バッシュ 京橋Arc
1月29日 大阪駅 路上?
1月31日 まりえライブ マーキュリー
2月14日 バッシュ 京橋Arc
2月18日 さゆ ハーバーランド
2月21日 バッシュ 京橋Arc
2月25日 イエハピ ルイード
2月28日 まりえバー
3月 4日 きよきよ配信
3月 7日 バッシュ 京橋Arc
3月 9日 しゅかしゅんⅡ ロックタウン
3月12日 木元のぞみ バロン
3月14日 バッシュ 京橋Arc
3月20日 家湯江収 ゴールディ
3月27日 ラブリーズ なんばハッチ
4月 4日 バッシュ 京橋Arc
4月11日 バッシュ 京橋Arc
4月24日 まりえマーキュリー
4月25日 イエハピ 大阪ミューズ
4月26日 バッシュ 滋賀石山