You're my Perfect Man

オタ系感想blogです。乙女ゲ・ギャルゲ(TM・虚淵玄)等メイン。原則男女カプ推奨ですがエロ・腐・百合も有なので苦手な方はUターン推奨。映画小説・リア充系も稀に有。全編ネタバレ全開なのでご了承の程(苦情はスルーします)


テーマ:
久々ブログ更新、
薄桜鬼感想はお休みです。
重くて全然進まなーい(´;ω;`)ブワッ

・・

本日ネタはヲタネタ?かな?
話題の小説、というにはすでにベストセラーですが
SFライトノベル「All you need is kill」の感想です。

※表紙が2種類あるようなので画像追加しました 2014/6/17
 前者がもともとのイラスト版、後者がトムクルーズ主演の映画版




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Edge of Tomorrowという英題でハリウッド映画化が決定してます
主役は何と、あのトム・クルーズ!パネエ!( ゚д゚)

ずっと気になってた作品なんですが、
映画化の予告編がかなりよさそうだったので
予習のつもりで購入しました。

映画予告



・・

■ 概要

集英社スーパーダッシュ文庫という
マイナーラベルから出ている
SF小説です。

そこそこヒット飛ばしてるはずだが、
最大手の電撃あたりと比べると正直マイナーですね;

その中ではこの作品はかなりのヒットなんじゃないかなあ。

作者は桜坂洋さん。
イラストは安倍吉俊さん。

絵師さまは、アニメ化もされ、プレミア化著しい
伝説の鬱ゲー「Serial Experiments Lain」のキャラデザというと
わかりやすいでしょうか。

ゲームはこちら 酷い値段だw

遊んだことあるけど(売っちゃった・・・
特別面白いゲームではないです;

うつ病の女の子の記憶の断片を
ビデオファイルで探ってくようなゲームだったかな?
オチが救いようがなかった気がする・・・

主人公のレインがとにかく可愛いので萌え(´∀`*)



・・

アニメはこちら このアニメ化で
どマイナーだった原作ゲームが一気にプレミア化したのでした。

これ(リンクの円盤)海外版かもしれない
日本だと再生できない可能性があるのでご注意下さい;

DVDだとリージョンフリープレイヤーが必要で、
ブルーレイなら不要です。

※リージョンコードが、
 DVDは日本とアメリカが別=別の機材が必要、
 ブルーレイは同じ=日本製の機材でOK だからです



・・

というわけで?
絵師様目当て、
カバーイラストが好みで買ったようなものですw

が、挿絵はありませんでした。
しょぼん。

※私は電子版を購入したので、
 文庫版にはあるかもしれませんが不明です

キャラ紹介の絵と、
最初のページのカラー絵は電子版にもついてました。

・・

ここからは感想というかあらすじです。
もろバレなので、
ネタバレが嫌な方は全力でスルーして下さい。

例のごとく設定の解釈が間違ってますが
(何度か読まないと理解しづらいくらいには複雑だった

お話のオチまできっちり書いてます。
ご注意下さい。

いちおうあけますね。










よろしいですか?
ではいきまーす。

・・

■ 基本設定

近未来、世界中の軍隊が総括されている状態。
戦争状態です。

リーダーは相変わらずアメリカ、
日本は存在しますが、
世界中ががつながって、国境がなくなった感じ?

公用語が英語になってます。
英語がネイティブじゃない人向けに開発された
文法や単語が難しくない英語が公用語になってて、
主人公も当然英語を話してる。

日系の少年兵・ケイジが主人公です。

とはいえ、アメリカ出身なのかな?
日本が懐かしい、という描写がなかったから。
日本風の設定はお茶ネタくらいですね。

後述しますが
戦争で荒廃、衰退してる世界なので
お茶やコーヒーなどの嗜好品は高級品になってます。

だから「本物がどうたら」ってネタが結構出てくる。
本筋にも地味に絡みます。

あと、当然ですが、
ハリウッド映画化の方だとアメリカ人になってます
トムが主役だからなw まあ、映画の話はまたあとで。

・・

舞台は
謎の生物「ギタイ」に襲われ
全滅しかかってる地球。

ギタイというのは個体が戦車並みに硬くて強い宇宙人で、
これがまとめて攻めてきた。

世界がほぼ負けてしまった状態で
抗戦しうる兵力を備えてるのは
我らがUSA!ことアメリカと、
俺達のJapan!!ということで日本。

話の舞台は日本です。

フラワーラインとかいわれる
いわゆる防衛戦を突破されるとヤバイんで、
上陸してくるギタイを日本で迎え撃つんだが・・・

本体のUS軍は日本には冷淡で(強くないから?
JP軍は捨て駒にされる。

主人公のケイジはこの
捨て駒にされる位置に配備される
とてつもなく不運なスタート。

彼はこれが初陣で、
勝てるはずもなかった。

ほかの国は出てこない。
(出てきたかもしれないが活躍しない

兵隊は多彩な人種で多国籍軍という感じです。
主人公の先輩たちも国籍はバラバラ。

日本軍ではありますが、
日本に配備されただけって感じで、
生粋の日本人は出てこない。

まあ、死んだ兵隊には名前で出てきたかも(;´д`)トホホ…

敵は、潰れたカエル(作中描写)のような
醜悪な見た目を持ち、
人をいたぶるわけでもなく機械的に殺す
まさに生物兵器である「ギタイ」。

人類側が準備した、普通の武器
(といっても、のきなみ吹っ飛ばせるロケット)が通じない
戦車のような強度と信じられない動きの早さ、攻撃の精度を持つ
ギタイに人類はなすすべもない。

と、なんかガンパレを彷彿とさせますね。
メタ要素や勝利させてくれる歌はないですが・・・

概要はここまで。

・・

■ 初陣・戦死・リープスタート

初恋敗れて何となくヤケで志願し
初陣を迎えたケイジは
早速それを後悔することになる。

戦闘開始早々、戦争慣れしてるはずの仲間(先輩)は
あっさり死んでしまい、

ケイジも汗や涙や汚物やらを垂れ流すくらい
びびりまくって、武器は当たらず全弾撃ち尽くし、
敵の攻撃で身体の大半を消し炭にされてしまう。

助けなど来るわけがない。
皆死んでるのだから。

そしてケイジも、早々に死んでしまった。
死ぬ間際、英雄と名高い女傑・リタに看取られて。

赤い髪と紅いアーマーが目印の彼女は、
アメリカ軍の要のような存在、
生きた伝説です。

戦車並みの武器でも倒せないギタイを
なんとオノ、バトルアクス1つで葬り去る英雄。

1人で100体以上倒した英雄という名の
化け物に与えられる勲章をもらってる
唯一無二の存在。

ケイジは彼女に憧れた。
そして死んだ。

・・という夢を見た。

彼は初陣前夜に宿舎にいて、
先ほどまでの最悪な展開が夢だったと悟り
一息つく。

仲間も自分も、
悲惨な死ぬざまだった、
ホント嫌な夢を見たなあと思いつつ、
初陣前夜をまったり過ごす・・

はずだった。

だがケイジは、
初陣前夜に自分たちが何をやるのか
覚えてる。

何が起こるのかも覚えてる。

気のせいかと思えば
実際に覚えてる通りのイベント。
仲間のずるが発覚して懲罰的な訓練を食らったり・・

気のせいだと思いつつ
彼はまた死を迎える。

そしてまた初陣前夜へ。

夢のように曖昧だった
「過去」の記憶は鮮明になり、
ケイジは自分が時を遡ってると自覚した。

そして抜けだそうとするが・・

・・

■ 孤独な戦い

しばらくは彼の死にっぷりと
その時の心情が読みどころです。

だんだんビビらなくなり、
絶望感が薄れて
笑いさえこみ上げてくるような心境になっていくケイジが見もの。

日本特有のお涙がない、
カラカラに乾いたドライな感覚の文章で
海外のSF意識してるな、影響食らってるなって感じ。

戦争ものとタイムリープは
個人的には珍しい組合せかと思います。
SF小説にはあまり詳しくないので
たくさんあるのかもしれないが・・・

映画のタイムリープものは、
だいたい恋愛ものですからね

アニメもそうだなw 某シュタゲとか・・

世界崩壊ものとタイムリープは鉄板の組み合わせで
そこに自分自身の命運がかかってるならなおさらです。

タイムリープは誰が起こしてるのか?
それを探る間もなく、
ケイジは次の日にかならず訪れる
圧倒的かつ確実な「死」を回避するため
あがくことになります。

・・

ケイジは自分の行動を変えて
突破口を見出そうとするが、
日常のイベントが変わろうが
結果は同じだった。

多少出会う人間が変わったりするくらい。
その中で、タイムリープの始まりで出会った
英雄・リタとも再会する。

ケイジは再会だが、
リープした先の世界では初めての出会い。
彼女とはしばらく縁がない。

ケイジは何度も戦うが、
自分じゃギタイには勝てないし
そもそも勝てる配置じゃないと早々に悟った。

戦略的に「捨て駒」の位置に
彼は配属されていて
仲間も都度違った方法で死んでいく。

だがケイジは諦めず
かならずこの戦いを生き残ると誓った。

その証として
自分がタイムリープした回数を
手の甲に書いて。

これが2桁、3桁とカウントされ・・
何度も繰り返される初陣の夜。
朝を迎えることなく死んでいくケイジ。

死に続けた彼が自覚したのは
何故勝てないか。そしてどうすれば勝てるのか。

勝てない理由は2つで、

1つ、腕が足りないこと、
そして武器が足りないことだった。

1つ目はケイジの戦闘経験が足りないから。
何より、ろくに訓練もせず
放り込まれるから
いきなり戦闘で太刀打ち出来ない。

だがこれは、繰り返される初陣により
数をこなすことができる。

だからケイジは、繰り返されるたった1日の時間の中で
学習する。

巻き戻る時間の始まりはいつも、
初陣前夜の夜。

ここから戦場に放り込まれるまでの短い時間で
彼は出来る限り訓練し、スキルを高めて
戦場で反映させた。
生き残ることができる時間がじわじわと伸びていく。

せっかく降って湧いてでた恋愛フラグも
あっさりへし折る(お断りする)などの
涙ぐましい努力をします。

ということで恋愛度ゼロ!という
今どき珍しい超硬派な展開に。

敵を目の前に、汚物をもらして涙目だった少年兵・ケイジは
見た目だけそのままで、
中身はちょっとしたベテラン並みにまで成長する。

その彼が更に理解したのは
球切れを起こす武器じゃ
無尽蔵に現れるギタイにそのうちやられるということだった。

これが2つ目に気づいた「武器不足」です。

与えられてる武器は、
兵隊が固まって一斉射撃し、
ギタイにすべて当てないと
相手を倒せない程度の武器でしか無い。

外したら終わり、当てても球切れを起こせば終わり。
目の前のギタイを倒しても次から次へと湧いてくるから
やがてやられる。

アメリカ軍はそうじゃない武器をあてがわれてるが
捨て駒の歩兵であるケイジたちには
そうした武器しか与えられてなかった。

だから球切れを起こさない武器がほしいと
ケイジは求める。

彼がたどり着いたのは
英雄・リタが使うバトルアクスと同じ鉄の塊だった。

彼はタイムリープを繰り返した特典としての
「いつどこで何が起こるか」を駆使して
監視の目をかいくぐり、
武器が豊富なアメリカ軍の後方に忍び込んで、
そこの女技師に武器を分けて貰う形で
バトルアクスを得た。

これは功を奏して、
彼はギタイを倒しやすくなった。

何せ何度心でもやり直せるから
腕前だけは記憶として蓄積されていく。

当然、死ぬ都度、武器を手にした状態は
リセットされるので、
バトルアクスを手に入れるイベントを起こして
戦い続けるケイジだが・・・

だが死ぬ。

たしか150回目のループだったかと思うが・・(うろ覚え

ケイジの元に来たリタが彼にささやく

曰く、「お前は何度目だ?」と。

・・

■ タイムリープの謎解明

「お前は何度目だ」

そのセリフの意味をケイジは理解した。
リタもタイムリーパーだった。
孤独な旅を理解できるものが現れ、
それは「あの」英雄・リタだった。

彼女はタイムリープの体験が
初めてではないらしく、
つまり抜けだした経験がある。

どうやって抜け出すのかを知っている。

それはつまり、
なぜタイムリープが起こるのかを
知ってるということでもあった。

ケイジは末端の一兵卒だが、
リタは英雄であり特別待遇だった。

その彼女がケイジを見初めるような形で
ケイジはリタとの時間を持つことができる。

リタに与えられた特別製のプライベートルームで
ケイジはタイムリープのからくりを知った。

即ち、
タイムリープは敵であるギタイが起こしていると。

・・

ギタイは個体で動かず群体で動く
宇宙人であり、

宇宙から地球へ侵略してきて、
自分たちの暮らしやすい土壌へ
地球を作り替えているという。

彼らの身体は緑色の土であり、
土から生まれ土に戻る。

その土は人類を含めた地球の生き物には著しく
有害だが、
ギタイが暮らしやすくなる苗床となる。

ギタイは地球にやってきた後、
人が攻撃できない海の奥深く、
深海に巣を作り(ギタイのもととなるテリトリー

そこからギタイを生み出して地上に上陸し
人を屠っている。
海棲生物のような行動パターンをとっている。

非常に高い攻撃力などは
人との戦闘から学習し、進化した賜物だそうで、
戦えば戦うほど、
ギタイは人が勝てないほどの武装を得る。

絶望的じゃないか!∑(゚д゚lll)ガーン

そうした特性を持つギタイには
グループに命令を出す親玉のようなものがいて
これがギタイサーバーと呼ばれる。
(人側が便宜上つけた名前

これが死ぬと他のギタイが動けなくなるので
バックアップと言われる別の個体もいる。

これはサーバが死んだ時復活させる保険である。

そして、サーバから他の個体へ
指令を出すためのアンテナも存在する。

つまり、ギタイを倒すには
個体を倒しても意味がなく、
サーバを倒さないといけない。

さらに、サーバだけ倒してもだめで、
サーバをサポートするアンテナ、バックアップなども
全部倒さないといけない、というものだった。

・・

話をまとめると、

ギタイは個体の形をして個別に動いてるように見えて
個体の意思を持たず、
全体的に人を葬るため動いている。

作中の例えで「人を吐き散らすほうきみたいなもの」と
書いてありました。

波のように人を駆逐するってところかな?
うへあ;

ギタイは司令塔のサーバとその他に分かれ、
サーバが支持を出して全体を動かしている。
ある程度のグループに小分けされてるようです。

このサーバは他の個体へ指令を飛ばすためのアンテナと、
死んだ時の保険であるバックアップを持ってる。

こうした事実は、
主力のアメリカ軍は知ってる。
(日本も上層部は知ってるかもしれない

だから、リタが重用された。
彼女はタイムリープを体験し、
ギタイの攻撃の仕組みを紐解いたから。

かつ、ギタイを打ち破り、
タイムリープを克服したからです。
戦闘力の高さもあるけど。

だが当然下っ端は知らない。
ギタイが宇宙人だとか、
そうした基本的な情報(正体)を知ってるかどうかは忘れた;
(読み流しちゃった

戦って死人を増産してるような有り様ですが
勝てないことはわかりきってるので
まさに時間稼ぎの捨て駒なのです。

小説には書いてなかった気がするが
強すぎる個体と戦うと
多分ギタイが進化しちゃうから、
弱い奴とぶつけてるのかもしれない。

・・

ということで、

ギタイサーバを倒す必要があるが、
これを殺すとバックアップが、
サーバが死なないよう、
死ぬ前にタイムリープさせる機能を持ってるらしい。

なんかの脳内?物質で
時を遡ったように錯覚させる?
記憶だけの世界?だったかな?
わからん;

ともかく、
遡った「サーバが死ぬ前の世界」で、
サーバを殺す個体、つまり人間を始末したら、
サーバが死なない未来が確定し、

ギタイが勝って人は負ける、ということ。

ギタイはこうやって、
自分たちを殺す人という個体を
克服し、勝利し続けてきた。

人が勝利する未来は、
ギタイのタイムリープとリセットにより
消されてきたわけです。

このやりかたはギタイが
地球へ侵略をかけて自分たちが繁栄するために
発達させた進化の賜物であり、

人の能力や想像の、遥か先を行ってるので
普通にやっても勝ち目がない、というものだった。

が、リタはこれを破った。

・・

サーバを殺さないとギタイを倒せないが、
サーバを殺してもギタイにタイムリープさせられ
なかったことにされる。
その世界で殺されたら終わり、というものです。

ではリタはどうやってループを抜けだしたのか?
もちろんサーバを殺したのです。

彼女はサーバだけを殺したことで
ループに巻き込まれ、
仕組みを理解するまで何度も戦って死ぬのを繰り返したらしい。
今のケイジと同じく。

彼女は強かったため、殺されてゲームオーバーになることはなかった。
だがギタイにリセットされて終わりのない戦いを繰り返した。

そして、サーバを殺すだけでは
ダメだと悟ったリタは、

先にアンテナ、バックアップを殺した後
ギタイサーバを破壊し、ループから抜けだした。

確定した「人類勝利」の未来で、
彼女はギタイを一人で100体屠った英雄となった。

彼女はもともと戦闘に向いてる体質だったようだが、
戦い続けて戦いに長けた、ということ。

ケイジが時を繰り返し、
ギタイをバトルアクスで倒せるほど
腕を上げたように。

ケイジは腑に落ちた。

ケイジは本当の「初陣」の時
つまりリタに看取られて死んだ時、

まぐれでとあるギタイを1つ葬っている。
これがサーバだった。

つまり、たまたまサーバとなるギタイをふっとばす形で
殺してしまい、

本来なら死んでゲームオーバーだったのが
ギタイの都合でタイムリーパーとなってしまった
おかげで助かったが、同時に終わりのない時の中に・・

ギタイが自分を殺した人間をリープさせるのは
その人間を殺して、自分たちが負ける未来を消すため。

だからケイジは狙われていた。
彼が必ず、初陣の夜を超えられず死ぬのは、
こうした理由があったのです。

なるほどー( ゚д゚)

そして同じ時の中、
リタも同じ身の上、つまりリーパーとして巻き込まれ、
ケイジとともに同じ時の流れを繰り返していた。

これはよくわからないが、
時間を遡るように
脳内で錯覚させる電波のようなものを
ギタイから食らってるなら、
同じ時間の流れを共有してるような錯覚を
覚えられるってことかな?

※物理的に時間移動をしてるわけじゃなく、
 時間移動してるような体験を共有してるってこと

ケイジとリタは、
ギタイサーバを別々に殺したってことだろうか。
じゃないと、療法同時に巻き込まれる理由がわからん。
それはあとで分かります。

・・

■ 英雄・リタとの共闘

リタは以前と同じく
タイムリープを抜けだそうとしている。

自分と同じ状態で苦しむケイジに
共感し、知恵を与えてくれる。

それは、どうしたらいいのかわからず、
ひたすら戦うことで乗り切ろうとしていた
ケイジにとって、まさに天啓だった。

つまり、
ケイジが殺したギタイサーバは
自分を殺させないよう
ケイジをタイムリープさせ
彼を殺して自分たちの勝利という未来へ
辿り着こうとしているのだが・・

ケイジが諦めないで
サーバを破壊するため、
リープさせられるいたちごっこが続いてる。

ケイジはサーバから電波を食らって
リープさせられてるので、

どれがギタイサーバなのかが
直感的にわかるようになってた。

ケイジはやっと突破口を見出した。

自分もリタと同じような方法で
サーバをやっつければ
このループから抜け出せると。

彼はリタと組んで、
初陣の夜を戦い、サーバを見つけ出し
アンテナを破壊、バックアップも破壊、
そしてサーバに迫り、それを倒した。

ループは起こらず次の日の朝を迎える
はずだった。

しかし・・・

だが彼はまた初陣前夜に戻ってしまっていた。
共に戦場を駆けたリタはいない。

・・

■ ラストバトル

たしかに手順通りサーバを倒したはずだ、
リタもしくじってないはずだと
訝しみながら

彼は再びリタとの「初めての出会い」を果たした。

タイムリープ前に
リタが「こいつはタイムリープしてきた」とわかる、
合言葉を決めておいた。

その言葉に、リタは涙する。

お茶がどうこう、だったと思う。
グリーンティに思い入れのある2人なんですw

リタは笑ったり泣いたり
ケイジに惹かれていく様子を見せるし、

ケイジはもちろん、彼女に強烈な憧憬と、
仄かな恋慕を抱いていた。

リタはケイジと共にタイムリープを抜けだそうとした
経験を引き継いでるようです。

ここいらはよくわからん;
初めての出会いとも言ってるし・・
しかしリープ前に決めておいた合言葉が通じるんだから、
記憶は連続してるんだろう。

今度こそ、と決意し、
2人はともに夜を過ごした。

キタ━(゚∀゚)━!
濡れ場!

といっても朝チュンレベルですがw

共に迎える初陣の日の始まり、
彼女が入れてくれたコーヒーを飲むことはかなわず、

これまでと違った、ギタイの徹底的な攻撃が
始まった。

これまでは戦場でギタイと交戦していたが、
今回はギタイが基地まで攻めてきた。

まともな戦闘にならず
殺されていく仲間をかいくぐり、

ケイジとリタは今度こそリープを抜けようと、
ともに戦うのですが・・

前回はなぜしくじったのかと
ケイジは危惧する。

そしてその危惧の矛先は
リタに向かった。

それはあたっていて。

ケイジがタイムリープから抜け出す邪魔をしたのは
リタだった。

ケイジにとどめを刺そうとしたリタの攻撃を何とか
かわす。

共に戦ってきたのに土壇場で何故裏切ったのか。
最初から裏切り者だったのか?
だがギタイ側ではない。

それはリタから開示される。

彼女がタイムリープを抜けるには
ケイジを殺す必要があったからだった。

は?( ゚д゚)

え・・・(((( ;゚д゚))))アワワワワ

なんだとー!∑(゚д゚lll)ガーン

・・

結論として、
タイムリーパーがケイジとリタ、2人いると、
タイムリープ状態から抜け出せない。

理由は、リーパーがアンテナ役になってしまうからとのこと。
バックアップだったかな?

ギタイサーバは
自分が殺されたことをリセットするため
殺した人間をタイムリープさせる。

その時、特殊な電波のようなものを
頭に飛ばして
タイムリープしたかのような状態にするらしい
時を超える物質だったかな?

これはサーバからアンテナ経由で送られてる
毒電波のようなもので、

タイムリープをさせられるものは
ずっとこれを頭に食らってるわけです。

すると、なんと頭が
この電波を帯びるようになるらしい。

何という超展開・・・

リタもケイジも
リープを繰り返す内、
薬が効かない頭痛を訴えるようになっていた。
これがその証のようです。

つまり、
リープさせられたものが
ギタイ側のサーバのような役割を担ってしまうらしく、

1人だったら
ギタイを殺してリープを抜けられるんだが、

2人いると
ギタイ側だけやっつけても
片方がサーバのバックアップの役割を発動させてしまい
タイムリープ解除が無効になる。

ということらしい。

ここは( ゚д゚)ナンデ???だったんだが・・

どっちもサーバの役割なら
1人残っても同じじゃないのかと・・

多分、そうではなかったと思いますが
設定がよくわかってない;(´ε`;)ウーン…

・・

ともかく、リタが以前、
タイムリープを抜けた時は
リーパーは彼女一人だった。
だからうまく言った。

または、彼女がまだ、アンテナやバックアップのような
機能を帯びてなかったからかもしれない。

だが今回は2人で、
想定外のことが起こった。

ケイジはそれを把握できなかったが
リタは理解した。

だからケイジを殺しに来た。

最初からそうだったわけじゃない。

彼女と組んで
ギタイサーバを倒した時、
リタもタイムリープから抜け出せると思ってたようです。

だけどタイムリープしてしまった。
ギタイを倒すだけではダメに成ってしまったのです。

つまり、リタが説明してくれた
仕組みが発動した瞬間であり

リタはこれにより
ケイジを殺さなければ
このループから抜けられないと悟った。

だからケイジを殺しに来たし、
ケイジにも自分、リタを殺せという。

どちらがこのループから抜け出せるか
勝負だと。

ここまでのループをリタと繰り返してきた
(リセットされては出会いなおして)
ケイジは、リタと深い仲になっており、

また、自分を助けてくれて、
自分が戦い続けるモチベーション、
手本となってくれたリタと戦いたくなかった。

だがリタは本気で来たので
応戦せざるを得ず・・

結果、ケイジが勝利する。

戦闘描写がものすごいんだが
とてもじゃないが真似出来そうにないので省きます。

能力はリタのほうがはるかに上。
なのになぜケイジが勝利したのか?

理由は
リタは一人で戦い続けて手本がなかったが、
ケイジはリタを見て戦い続けたので
彼女を倒す方法を生み出せた、みたいな感じ?

腕の差を思い入れの差が埋めた、ってところです。

リタはケイジを恨むこともなく、
ケイジに後を託し、開放されたように死んでいった。

そしてケイジも、
ギタイサーバを倒して
今度こそループを抜けだした。

・・

■ 孤独な英雄誕生

ケイジは初陣を突破した。
自軍の勝利という形で。

勝てる部隊のラインまで彼は
ギタイを倒し続けて突破し、
獅子奮迅の活躍でもって、
初陣の夜をこえて朝を迎えた。

ループを抜けだした次点で、
彼がループを抜けるために戦い続け、
ギタイを屠ったのは確定した歴史となる
時間は前に向かって流れだす。

ケイジは英雄となった。

初陣でギタイ100体を屠った怪物という名の英雄。
かつてリタが受けていた賞賛と勲章を
戦死した彼女の代わりに得て、

彼は初陣前の仲間から敬われ、
あるいは恐れられ、疎まれ、
一人になった。

そう、かつてのリタのように。

記憶の中では仲間として共に戦って死んでいった
彼ら、普通の兵隊は、
確定した未来ではケイジを恐れ、仲間とみなさない。

記憶が残っているケイジは寂しい思いをするが、
それでも、彼らが死んでいったかつての
暫定的な未来よりは、この方がいいんだと割りきった。

ここは寂しい場面です(´;ω;`)ウッ…

歴史上ではただの初陣の一兵卒に過ぎないケイジの扱いを
群体側は決めかねたが、
死んだリタの代わりにするということで決着が付く。

ケイジはアメリカ軍に行く見込みとなり、
それまでの間、リタの特別待遇を引き継いで
彼女が使っていた部屋で一人過ごす。

自らの死を予期していたかのようなリタの遺品を
引き取って、

ケイジは、リタが自分と関係を持った日、
わざわざいれてくれたまま、
置き去りになっていたコーヒーを
涙ぐみつつ一人で飲んだ。

これからも戦い続け、
その都度ギタイからのリープの攻撃を受けるだろうが、

彼女の後を引き継いで、
きっと、ギタイを滅ぼしてみせると決意しながら。

おわり。

・・

■ 総括

タイムリープを通じた成長物という
鉄板でした。

恋愛要素はあるけど薄く、
どちらかというと、
俺の屍を超えていけ的な、
戦場の友情を描いてるような感じがした。

英雄の継承ものでもありますね。

リーパーは孤独なエンディングを迎える、というのも
お約束です。

寂しい割には辛くない、
爽やかな読了感が絶妙です。

文体のおかげなんだろうし、
主人公たちがウェットじゃないキャラ造形だからなんでしょう。

終始主人公・ケイジの視点、語り口で進み
読みやすい。

お話に直接関係のない
小道具なんかもセンスを感じる。

グリーンティのこだわりと(お茶は高級品
ギタイがかぶってるとか(ギタイは緑色の土壌となって地球を汚染している

伏せ文字(英語の4文字 f***など)が多いのは
アメリカ映画風を気取ってる感じで
好き好きが分かれそうw 私は好きでした。
洒脱な感じ?

文章は体言止めが多い散文調で、
長くなくて読みやすい。
作品自体短くてさらっと読める。

淡白な様子で続くが、
激戦ばかりなので眠いってこともない。

ケイジもそうだが
相手役のリタのキャラクター造形がすごくいい。

功績は女アマゾネスなんだが
パーソナリティは普通っていう。

タイムリープの仕組みが斬新だったように思う。
敵側が勝つために味方をリープさせるっていう
それが進化の一環だというのも。

自らに有利な歴史を作り出すため、相手の勝利をなかったコトにするあたり
なんかジョジョを思い出した。

※ジョジョのラスボスはほぼ毎回、
 時間や運命を操る能力の持ち主です

だいたい、こういうのは
味方側の起死回生であることがほとんどだから。

圧倒的な強さと絶望感を演出するギタイ側の心情などを
全く描かないのも潔くていい。
相手側にも辛さが有るとか、そういう、
最近流行りの「どっちも悪くない」目線がなくて
シンプルで読みやすい。

相手が人じゃなくてマシーン、というのは良い設定だと
思います。人だと同情の余地が出ますからね(;´д`)トホホ…

リタとの対決は何となく想像ついたが
(物語の調子的に、ハッピーエンドとは行かないだろうと思ってた)

なぜ彼女と対決しないといけないのか、という理由付けが
想像つかなくてやはり秀逸だった。

リープする要因になってしまったので
抜け出すために戦わないといけないって、
なんという意地悪な運命か!

仲良くさせてから遠慮無く叩き落とす、
容赦無い設定にしびれました♡

この話をありきたりだと評する向きもあるようですが、
タイムリープもの自体がもう、
ありきたりの塊なんだよねw
それでも人気のある鉄板材料です。

もちろん宇宙人の侵略ものも。
初陣の少年兵士と、戦う女傑ものも。

ありきたりな物の組み合わせで
新しい物語になった。
それはオリジナリティが有るといっていいんじゃないかと。

というか、面白かったんで
細かいことはどうでもいいですw

文章はライトノベルっぽくなくて
古き好きヤングアダルトという感じがした。
そこも好ましい。

女の子とイチャコラする作品が溢れかえってる昨今、
この作品はかなり硬派な部類に入る
ライトノベルというジャンルから頭3つくらい
飛び抜けてると思った。

設定が面白くて、始終戦いものばかりだし
内面をきっちり描いてて成長を感じられるし、
感情移入しやすい。

人が戦うための武器、
ギタイと戦う装備が
きっちり設定されていて
文章描写も非常に映像的。

どのように武器を構えて放つか、
どのように被弾して死ぬか、というのも
リアルかどうかはわからないが、
こういうことありそう、と想像しやすかった。

これは映画化は納得です。

・・

トム・クルーズ主演の映画は
少年兵、という設定が消えてて
主役は少佐という、ある程度のベテラン兵になってる
まあ、トム・クルーズ様だから当然だなw

が、基本的に展開は踏襲してるようです。
予告編を見ましたが、
リタもちゃんと出てくるし、
アメリカ風に改変されてるのは
出てくる兵隊が皆マッチョだってことくらいかな。
(原作では年上の青年兵と、多少の歴戦の老兵くらい

ギタイと戦うための装備が
ハリウッド映画ご自慢の映像技術で
見事に再現されてるようなので、
こりゃ楽しみです!

・・

以上、長くなりましたが、
All you need is killの感想終わりです。

久しぶりに面白かった小説なので
感想を書きました。

悲しい話のはずなのに
読後感さわやかでよかったです。

続編があれば読みたいくらいだが
続編はないほうがいいと思う。

ケイジは生きてるが、
リタを超えるヒロインは作れないだろう、多分・・

今後も一人で戦っていくだろうケイジに
敬意を表して(`・ω・´)ゞ

それでは、本日これにて。
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