自己啓発の本やビジネス書然り、そして漫画もあなどることなかれ。
というわけで、『働きマン』である。
私は漫画はあまり読まない。
嫌っているわけではないのだが、
情報が皆無なため、何を読んだら良いのか皆目見当がつかないというのが正直なところ。
だから、漫画に関しては人から薦められて読むことが多い。
この『働きマン』も薦められて読んだ。
『働きマン』っていうから、何れかのキャラクター系ではないかと思い浮かべていたところ、
編集部で働く若い女性のお話なわけで、ちょっと意外。
男モードにスイッチがはいると「マン」になるというわけだ。
個人的には、男だから女だからというのは、仕事には関係ないとは思うのだが、
でもやはりどこかで、「女だから」「男だから」の違いはあるし
それは男女だけでなく、「若いから」「若くはないから」とか
いろんな意味で、意識上の線引きはあるのが現実だと思う。
全て平等になんてあり得ないし、自分に有利なことも不利なこともある。
どれだけコンディションが悪くても、そのなかでやっていくしかないこともある。
というより、そんな悪コンデションの時の方が多いのが現実。
「いつだってじぶんにとってベストの状況が用意されているわけじゃない」、
でも、その環境の中でやらなければならないし、社会なんてそういうもんだよ、
そんなことが書かれていて、どきりとした。
がんばったって報われないこともあることもあるし、
自分の望みが全く叶わないこともある、
そんななかでも真っ当に仕事をしなきゃならないんだ、と
強く訴えてくる。
会社という組織で働く者として
わかってくれてるじゃないか!とうれしくなる。
主人公が記事を書くのに
「何をしたいのか、何を伝えたいのか」と悩んでいるが
それは、私自身に突き刺さる。
「本当に大切なもの」を大事にして、真っ当に仕事をすることが
どれほど大変なことで、でも、仕事の醍醐味や喜びはそこにしかないと、
再確認させてくれた。
この作品のなかの
きっと、だれかの悩みに共感することがあるだろう。
きっと、どれかの状況に自分を重ねることがあるだろう。
そして、少し勇気をもらい
もう少しがんばってみようかと思うかもしれない。
迷っている時にそっと背中を押してくれるかもしれない。
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