ペンギン堂 ~乱文濫読~

私は一生のうちにいったい何冊の本を読むことができるのだろう

【PR】


テーマ:
自分の仕事や生き方に気付きをくれるものがある。
自己啓発の本やビジネス書然り、そして漫画もあなどることなかれ。
というわけで、『働きマン』である。

私は漫画はあまり読まない。
嫌っているわけではないのだが、
情報が皆無なため、何を読んだら良いのか皆目見当がつかないというのが正直なところ。
だから、漫画に関しては人から薦められて読むことが多い。
この『働きマン』も薦められて読んだ。

『働きマン』っていうから、何れかのキャラクター系ではないかと思い浮かべていたところ、
編集部で働く若い女性のお話なわけで、ちょっと意外。
男モードにスイッチがはいると「マン」になるというわけだ。
個人的には、男だから女だからというのは、仕事には関係ないとは思うのだが、
でもやはりどこかで、「女だから」「男だから」の違いはあるし
それは男女だけでなく、「若いから」「若くはないから」とか
いろんな意味で、意識上の線引きはあるのが現実だと思う。
全て平等になんてあり得ないし、自分に有利なことも不利なこともある。
どれだけコンディションが悪くても、そのなかでやっていくしかないこともある。
というより、そんな悪コンデションの時の方が多いのが現実。
「いつだってじぶんにとってベストの状況が用意されているわけじゃない」、
でも、その環境の中でやらなければならないし、社会なんてそういうもんだよ、
そんなことが書かれていて、どきりとした。
がんばったって報われないこともあることもあるし、
自分の望みが全く叶わないこともある、
そんななかでも真っ当に仕事をしなきゃならないんだ、と
強く訴えてくる。

会社という組織で働く者として
わかってくれてるじゃないか!とうれしくなる。
主人公が記事を書くのに
「何をしたいのか、何を伝えたいのか」と悩んでいるが
それは、私自身に突き刺さる。
「本当に大切なもの」を大事にして、真っ当に仕事をすることが
どれほど大変なことで、でも、仕事の醍醐味や喜びはそこにしかないと、
再確認させてくれた。

この作品のなかの
きっと、だれかの悩みに共感することがあるだろう。
きっと、どれかの状況に自分を重ねることがあるだろう。
そして、少し勇気をもらい
もう少しがんばってみようかと思うかもしれない。
迷っている時にそっと背中を押してくれるかもしれない。

働きマン(1) (モーニングKC (999))/安野 モヨコ

¥540
Amazon.co.jp

働きマン(2) (モーニングKC (1453))/安野 モヨコ

¥540
Amazon.co.jp

働きマン(3) (モーニングKC (1550))/安野 モヨコ

¥540
Amazon.co.jp

働きマン(4) (モーニングKC)/安野 モヨコ

¥540
Amazon.co.jp


テーマ:
伝説のサービスと言われるような企業には、
その徹底したサービス精神と、よりシビアな経営もしくは仕事への感覚が必要だと思う。
お客様への感動的なサービスという抽象的な優しさのイメージとは裏腹な
「甘え」を許さない厳しい現実があることは肝に銘じなければならないだろう。
優しさはふわふわとあるものではなく、地に足の着いた厳しさに中にあるにかもしれない。
そのなかで仕事をするひとりひとりが質の高い仕事をする。
質の高い仕事は、やりがいのある楽しいものだが、その分の厳しさや苦しみがともなうものだ、
という理解のもとに、しっかりと地に足の着いた仕事をしているということが大事なのかもしれない。

ザッポスというインターネットで靴を販売する会社が
どんな感動的なサービスで、企業の価値を上げてきたのか。
とても興味深く、その伝説になるサービスにうっとりしてしまうのだが、
しかしながら、その基本になるものは、全くシンプルなものなのだ。
自分たちの会社は「サービスこそが売り物だ」ということを基本にして
徹底的にそのサービスを磨き上げることをする。
この視点に立てたとき、本当のサービス業と言えるのだろうと思う。

サービスを考えるとき、必ず現実の利益という課題にぶちあたるのだが、
今現実の利益がなければ品質すら語れない、というところから脱却しなければ
おそらく、感動のサービスなんて、絵に描いた餅以外のなにものでもない。
ただ、その判断は、現場で働く一兵卒の私たちにはどうにもできないことだ。
その方向性の声は、トップにあげてもらわなければならないところだろう。
わたしたちが、その場所へ向かっていいものかどうかも、組織の判断が明確でないと、
不安がつきまとい、きっと中途半端になってしまう。
志が危ういものとなり、路頭に迷うだろう。
だからこそ、企業の信念、つまり企業の文化が必要なのだと思う。
企業の文化が明確になり、それが強く打ち出されたとき、
それに応える社員の個性が活きることになるのだ。

以前の会社では、この想いが軸になって仕事をしてきた。
その頃の熱い気持ちが、ザッポスという企業の熱さを受けて蘇ってきた。
今、私はサービス業としてどうだ?と問いかける。
満足しているか?
否。
しかしながら、私は組織のなかの一人に過ぎず。
なにかできることはないだろうか。
文化を創ることはできるのか。
何かを変えることはできるのか。

ザッポスの奇跡 The Zappos Miracles―アマゾンが屈したザッポスの新流通戦略とは/石塚 しのぶ

¥1,575
Amazon.co.jp


テーマ:
$ペンギン堂 ~乱文濫読~-あるキング


仙台にプロ球団が来た。
それは野球ファンならずとも心躍る出来事だった。
たとえ最下位であっても、この街でプロ野球のゲームが行われているということ、
あの煌煌と照らされるナイターの灯りの下にわが街の野球団がプレイしているということ。
その事実を思うだけでわくわくするものである。
この物語は、どうしてもわが町の野球団と重ねて読み進んでしまう。

さらりと読み終わった後に、その後味が沁みるような不思議な感覚に陥った。
王求という青年の人生に、野球に対する夢や人々の想いがそのまま反映されているのだ。
その想いの強さは、喜びをも生むが、反面、執着や憎しみの痛みでもある。
それを全て背負って王求は生きる。
どれだけ重いものか想像もつかないが、全て背負って生きる。
その飄々とした生き様が、たのもしくもあり、哀しくもある。

チームには英雄が必要だ。
そして、それは引き継がれていくものなのだ。
そうなるべくして生まれてくる者たちがいるのだ。
それが、キング。
それは、人の想いそのものなのかもしれない。

あるキング/伊坂 幸太郎

¥1,260
Amazon.co.jp

テーマ:
$ペンギン堂 ~乱文濫読~-こびと大百科

はまりました。たまりません。ツボでした。
あきらかにヘンな本です。
こびとっていっても、はっきり言って気味が悪いですし。
かわいらしさのかけらもないのです。
積極的ににんげんとなかよくなりそうもないですし。
かわいくもないけど、優しくもなさそうで
たまに、悪さするヤツもいるようですが、
なんだか、ただ「そこにいるもの」みたいな感じです。
役に立たなそうなんです。

なのに、そんなこびとの本が、こどもの絵本の店にありました。
ご丁寧に気味の悪いこびとたちのぬいぐるみとともに。
まちがいなく、こどもは泣くでしょ、そんなぬいぐるみ。
でも、こどもに大人気の絵本なんだって。
ほんとかよ、これっておとな用でしょ、っておもったけど、
おとながおもしろいっておもうのは、こどももおもしろいんだな。
こどもはこどもらしいものはきらいなんだ、
というようなことをだれかが言ってたけど
こども用でないのがいいんだな、きっと。と納得。

それにしても、ヘンなヤツらだなぁ。
だけど、妙にその辺にいそうなリアル感がたまらんのです。
桃を切って「カクレモモジリ」が出てきたら、卒倒ものなんだけど、
出てくるのを若干期待してしまうような感覚を持ってしまうのです。
だから、見つけてしまった時のために、
どんな対処をしたら良いのか、この大百科が必要なのですよ。
ほんとに。

こびと大百科―びっくり観察フィールドガイド/なばた としたか

¥1,575
Amazon.co.jp


テーマ:
$ペンギン堂 ~乱文濫読~

スイヘイリーベボクノフネ・・・
高校のときの記憶はここまで。
全く覚えられず、ましてや、理解する等、夢の船。
ニガテ中のニガテで、全く見ぬフリをして生きて参りました。
そして本屋で見つけた『元素生活』。
ワタシの中の奥底の意識がそれを欲しがっていまして
今まで逃げてきた自分が、スイヘイリーベ・・・って思い出しちゃったみたいで
ついつい買って帰ることになりました。
元素のキャラがワタシのニガテな世界を払拭してくれまして、
元素たちがちょっと身近に感じられる世界なのでした。
ま、単純に暗記する必要はないというところが高校の時と大きく違うところなので、
単純に元素のキャラを楽しめるのでした。
勉強という強迫観念がないというのは、なんと自由なのだろう!
気楽な気持ちは大事なんだと思うよ、きっと。
普段の生活を考えてみれば、
Mgが不足しているとかFe欠乏ですとか、
最近では健康診断のたびになにかと指摘されたりするけど、
MgとかFeとかCaって、元素だよね。
っていうか、私自身、元素でできてるんだよね?
と、肌身で実感しながら元素を眺めていると、
暗記するってことが大事なのではなくて、
元素で出来ている不思議や
元素の大切さと不思議さとすごさを実感することが
実は重要なんじゃない?と思えてくるのでした。
見て見ぬフリをして暮らしてきたけど、
自分の素となるもんだし、この世の中の素となるもんなんだから
ちょっと覗いてみようかしらん、と
なんだか興味がわいてくるのでした。
当然、暗記する気はないですけどね。

元素生活 Wonderful Life With The ELEMENTS/寄藤 文平

¥1,365
Amazon.co.jp

Amebaおすすめキーワード