ザギバスゲゲル瑛慈です。
仕事の日って時間が長く感じるけれど…お休みの日って気が付くと、あっという間なんですよね…。
今回も何やらそんな予感…。
京都旅行記・第四話「洛北・霊山 鞍馬~貴船篇 ~第二幕~」
その日は朝から貴船の参宮を参拝した処迄でもかなり歩いている…。
この時点で時刻はまだ昼前の11時に差し掛かるかといった時間だった。
山を下りて、祇園に向かうにはいささか時間があり過ぎる。
実の処、当初の予定では鞍馬寺は予定に入っていなかった。
いや、近くまで行くのだから時間的余裕があれば、是非、天狗伝説そして源義経が遮那王と名乗っていた幼少期に修行に励んだという鞍馬寺への行ってみたかったのは、たしかだった。
けれど地図上ではその実際の距離感をあまり実感出来ず、時間があれば…とした場所だった。
実際、京都駅からは一時間ほど歩いたけれど、思っていたよりも短時間で貴船の本宮に辿り着けた。
奥宮を参拝して下り坂をテクテク、本宮に戻る頃には鞍馬山登山は決めていた。
本宮に戻り、巫女さんに何処から鞍馬山に入れるのか訪ねると、少し坂道を下った処に橋があり、鞍馬山の入り口となる西門受付所があると言う。
あぁ、そう言われてみれば、たしかに橋がかかってたね。
で、実際歩いてどの位の時間で鞍馬寺に辿り着けるのか?も聞いてみた。
「30分位ですかね?」って…。
そしたら巫女さんから返ってきた応えが「一時間くらい…?ゆっくり行けば二時間くらいでしょうか…。」
って「二時間??!」って思わず声を上げて聞き返してしまいました…(苦笑)
それに貴船側からだとほぼ上り坂が続くんだそうだ。
もっと短時間で到着出来るものと楽観視していたのも、たしかだが驚いたポーズを取ってみたものの、実際はいささかも登山することに躊躇していない…(苦笑)
思ってたよりも、しんどそうだけど…じゃ~ま、行ってみますか。
丁度、その西門とやらを通りかかった時に正面から若い女性が歩いて来た。
で、元気のイイ調子で「こんにちわぁ~!」って挨拶してくれた。
すかさず、丼も負けじと元気よく(笑)挨拶を返す。
よくよく考えれば…というか、普通に考えればその女性も観光客で鞍馬側からやってきた人なのだろうと思うのが当たり前の処だろうが、丼は何故かその女性を瞬間的に西門の門番か何かと勝手に錯覚してしまったのだ…(恥笑)
どうも丼のわるい癖(?)でDisney調のハキハキした挨拶を聞くとそこのスタッフさんだと想い込んでしまうようなのだ…(苦笑)
何処かしこもDisneyじゃ無いんだから…と後で独りツッコミすることにはなったのだが…(笑)
それから暫く会話しててもすぐには観光客のお姉さんだとは気付かなかったのだからお恥ずかしい…(笑)
スタッフさんだと想い込んでいるので普通に質問したりしてしまった…(苦笑)
やっぱりその女性も一時間くらいかけて歩いてきたと言っていた。
ほほぉ…女性の足でも一時間ほどなのか…。
巫女さんの二時間って流石に言い過ぎじゃない??(笑)なんて思っていたのだが…。
「頑張って下さいね~!」とまた元気よくその女性に見送られ、いざ鞍馬山登山スタート。
………。
初っぱなから何か木が凄いことになってますけど…(笑)
あまりにも声を出さずにはいられない光景に独り言が増えていきます…(苦笑)
…たしかに行けども、行けども登り坂…それも結構、急勾配。
鞍馬側からは登山客が何気に何組も歩いて来てましたね。
やっぱり女性が多かった…(笑)
それに引き替え、貴船側からは丼を追ってくる人影なし。
あれ?ここって鞍馬方面から貴船に向かうのがメジャーなルートだったのかな…?なんて思ってみたり…(苦笑)
汗だくになりながら一歩、一歩、階段を上がってゆく。
余力はあるものの、流石にスイスイと登って行けるほどの元気は無かった…(笑)
しかし、我ながらどうして、こうも自らに試練を課すような行為に走るのか…。
いやいや、人間、幾つになったってハングリー精神を忘れちゃいけないよな…。
などと自問自答する…(笑)
よく見ると地面一杯に桜の葉が散っていて風情がある。
そんな風景に気持ちも癒される気がしたのも、たしかだ。
それに見渡す限りの森の中に丼は只独りで居るというのに、不思議と恐くないのだ。
まったく恐怖や寂しさを感じないのが我ながら不思議だった。
何故なら森の中でさえ日の光がサンサンと降り注いでいたからだ。
貴船の奥宮で参拝してから雲が晴れて晴天になったのも…丼に山を登れと言わんばかりのような気さえした。
たしかに霊山と呼ばれるこの鞍馬の山を汗だくになりながら無心で登れば、きっと良い気が沢山、体内に吸収されるような気持ちにもなる。
しかし、このような山道をかれこれ30分ほどもう歩いているけれど…奥の院の魔王殿すら見えて来ないのはどういう訳か…。
さっきまで、あれほどすれ違っていた登山客もまったく降りてこなくなった…。
あとどれ位か聞きたいのに…。
流石に、そろそろ平坦な場所で、ひと休みしたい…ちょっと限界…なんて思ってた処でようやく見えてきた。
650万年前、金星から舞い降りたとされる魔王尊(サナト・クラマ)を祭っている奥の院・魔王殿です。
この辺りから現実と幻想の世界が混ざり合った狭間の空間に迷い込んだ気分になってくる。
鞍馬寺の教えや伝承にケチを付ける気はまったく無いけれど…(いや、本当に。)
でも、メガロマニア(誇大妄想狂)の丼はこう思ってしまう。
金星はやっぱり現実味無いなって…(苦笑)せめて火星からの来訪だったら少しは真実味があったのに…。
そもそも、地球より太陽に近い惑星である金星に知的生命体が存在したというのは考え難い。
地球と似た大きさや質量から姉妹惑星とも言われる金星だけれど…その星の内側は地球のそれとは明かに異なっている。
灼熱の大地に硫酸の雨などが降っている環境だ。
そもそも、地球は太陽から生命が誕生できる奇跡の距離であるハビタブルゾーンに位置している。
つまりは、熱過ぎず、寒過ぎずって距離。
水が凍ることもなく、蒸発することもなく液体として存在できるエリア。
古代宇宙飛行士説では古代の神々は宇宙人だったとしている。
世界各地の巨石遺跡群もそういった宇宙人の知恵や力を借りて古代人が建てたという説。
だから金星から飛来した魔王尊(多分、鞍馬天狗のことなのかな?)もこうした説に近い考えなんだと思うとロマンを感じますよね(?)
さっきまで、あんなに安らぎや安心感を感じてたのに、不思議と魔王殿に着いてから肌寒くなった気がしました…(苦笑)
あれ?神様もここから管轄が変わるのかな…?(焦笑)
肌寒さを感じると、ちょっぴり恐くもなってきます…(笑)
なので、さっさと次へ行くことに…。
これが噂の木の根の道。
流石に昨夜まで雨が降っていたとあって、根と根の間に水が溜まっている…(苦笑)
しかも、ここ迂回できる道も無い!!
それこそ根を渡りながら進むしかなさそう…。
間の水溜まりに落ちないようにバランスを取りながら渡っていると、ふと「インディージョーンズ3・最後の聖戦」のあるシーンを思い出した。
聖杯の眠る神殿での第二の試練。床が崩れる回廊を正しく渡らなければ地の底に落ちてしまうってシーン。
だから、この根の道を飛び跳ねながら渡ってる時は頭の中、インディのテーマ曲が流れてましたね…(笑)
ここまで来たら、もうすぐお寺かと思いきや…まだまだ山道は続きます…(泣笑)
そして、ようやく木々の間から寺院らしき、建物が…(笑)
鞍馬寺金堂。
長い山道を抜けた先には桜満開の景色が…っ!!!(笑)
うわぁ~すげぇ!こんなご褒美が!…なんて思いましたね。
京都市内でもまだ、所々で咲いてはいましたが、こんな満開状態は流石に無かったので、流石に満開の桜は諦めていたのですが、この鞍馬の桜はまだまだ満開!!
嬉しかったです…(笑)
ここから仁王門まで近いのか?と思っていたら…。。
まだまだ終わりじゃありませんでした…(凹)
今度はひたすら下ります。
実際、登りより降りの方が足には負担がかかるんですよね…。
そんな中、蛇を発見!!
久しぶりに見たなぁ~…(笑)
丼が小さい頃は近所でもよく見かけましたが、最近は居るのでしょうが、まったく見かけませんね。
それだけ、ここは水が澄んでいて綺麗ってことなんでしょうね。
蛇ってことで、ここでまた水の神様がお別れを言いに来てくれたんだなって解釈させて貰いました。
狛犬ならぬ、狛虎。
鞍馬寺の玄関口である仁王門。
丼にとってはここがゴールです。
結果的に西門からこの仁王門まで約二時間かかりました…。
流石は貴船の巫女さん、正しかったです…(笑)