ズォーダー大帝から見た銀河系(テレサ編②)
テーマ:さらば宇宙戦艦ヤマト・宇宙戦艦ヤマト2
テレザート星は銀河系の外縁部にあるため、銀河系制圧に乗り出した白色彗星帝国による侵攻の矢面に晒される位置にあります。その上、テレサはズォーダー大帝に銀河系最強の相手であると認識されており、真っ先に排除すべき存在でした。
テレサ単体でも脅威であるのに他勢力と手を組まれでもしたら厄介なことです。故にテレサとヤマトの接触にも神経を尖らせたのでしょう。
白色彗星もいよいよテレザートに近づき、テレサは白色彗星帝国に警告を発します。当初テレサは動くつもりはなかったのですが、島と恋に落ちてしまい、島の乗艦しているヤマトを救うべく立ち上がったわけです。これは島のファインプレーといえます。
というのも白色彗星は50宇宙ノットの速さで進んで来ており、ヤマトはワープをしなければ振り切れない速度でした。しかし、テレザート宙域は障害物が多くワープ可能な空間が在りませんでした。
テレサの助けが無ければヤマトは彗星に呑み込まれていたでしょう。
←沈着冷静で数々の危機を救ってきた真田が彗星の速さに「間に合わんなぁ・・・」と諦めた瞬間。
つまり、テレサが中立を破って地球側に立って戦わなければヤマトは助かりませんでしたし、地球も迎え撃つ準備が整わなかったでしょう。
さて、彗星帝国都市要塞内の中央作戦室にズォーダー大帝をはじめ閣僚達が集結しており、対テレザート戦への準備は万端でした。そこへテレサから強烈なエネルギーが入電され室内は騒然となります。
大帝の命で回線が開かれ、遂にズォーダー大帝とテレサが初めて接触します。「お前がテレサか」「やっと出てきましたね、大帝ズォーダー」という会話から、この時初めてお互いの顔を見たということが分かります。
この会談でズォーダー大帝から興味深い発言を聞くことが出来ます。大帝はテレサに対し「旅は我が先祖の意思。過去から未来永劫続くガトランティスの心だ。止める訳にはいかん」と述べています。
つまり、移動しながらの侵略行為はズォーダー大帝が始めた訳ではないということです。詳しくは後述しますが、ズォーダーは5世大帝であり、旅を始めた人物を初代と呼ぶのでしょう。如何に白色彗星帝国とは云え、銀河系の倍以上の大きさのあるアンドロメダ星雲を制覇するのは容易な事業ではなかったということです。
大帝となる人物は偉大なる先代を乗り越える為に足を止めるわけに行かなかったのかもしれません。故にアンドロメダ星雲を制覇したことに満足せず、次は銀河系の制覇という具合に飽くなき膨張戦略を執っているのでしょう。
しかし、占領地を放っておけば独立するのは自明の理であるので、広大な版図を維持する為にモンゴル帝国と同様に、兄弟に分割統治させていると思われます。そして旅をして版図を拡げて行くのが大帝の条件であり使命なのでしょう。
その様な背景のあるズォーダー5世大帝がテレサの警告を聞き入れようはずもなく会談は決裂し、巨大帝国の本体 VS 女性1人 という世にも奇妙な対決が開始されます。
テレサの能力を警戒してか白色彗星は出力を20%アップさせてテレザート星へ突っ込みます。これは恐らくズォーダー大帝の指示によるものでしょう。
しかしテレサの祈りのエネルギーは凄まじく、テレサの姿は惑星サイズとなって金色に輝いて現れます。かつてテレザート文明を滅ぼしたテレサですが、今回はそれを上回るエネルギーを放出します。
そのエネルギーはテレザート星を爆発させる程でした。テレサのパワーにテレザート星の爆発も加わったエネルギーは、白色彗星のガス体を一時的に吹き飛ばし、むき出しになった都市要塞は高熱に晒されて赤く焼けている姿が確認出来る程でした。
また超金属で出来ている回転ベルトも崩落するなどの深刻なダメージを負いました。下手をすると都市要塞そのものが崩壊しかねない程のダメージであることが伺えます。
この白色彗星と都市要塞へのダメージを見る限り、テレサのパワーは、
地球が誇るアンドロメダを初めとする第二世代地球防衛艦隊の拡散波動砲一斉掃射の生み出したエネルギーを遙かに上回ることが分かります。正に
ズォーダー大帝の認識は正しかったわけです。
この状況の中で白色彗星帝国の3バカトリオは慌てふためき醜態を晒すわけですが、ズォーダー大帝は泰然自若としており「うろたえるな見苦しい!」と一喝しています。そして避難することなく、自ら各機関の復旧作業を指示するなど素早く対応しています。この姿を見るとどうしても大帝の最期の姿について合点が行かなくなります。とても同一人物とは思えません。これは改めて検証が必要であると感じます。
←ズォーダー大帝の迅速な指示の下、都市要塞は直ちにガス体を纏い治すことが出来たものの形は大きく崩れてしまった。また、機関部も損傷した為に出力も大幅にダウンしてしまったことが見た目からも容易に覗える。
何はともあれテレサの攻撃を凌ぎ切ったズォーダー大帝の心中は「これで銀河系の制圧は達成されたも同然!」というものだったでしょう。
---追加コラム【白色彗星帝国の晩餐会】---
いよいよ銀河系に突入することを祝して都市要塞内で晩餐会が開催されました。その晩餐会でサーベラーが「ゲーニッツ、ズォーダー5世大帝の輝かしい戦果を」という台詞があり、ズォーダー大帝が5世大帝であることが判明しました。
そしてゲーニッツが大帝の戦果を語るわけです。腰巾着であるゲーニッツは喜び勇んでこの大役を引き受けます。ではズォーダー大帝の戦果を以下に紹介します。
【在位1年:ゼラーム星雲制覇】
アンドロメダ星雲以外の星雲にも勢力を伸ばしていることから、多方面に戦線を抱えていることが窺える。在位1年目から華々しい戦果を上げていることから5世大帝はやはり傑物なのだろう。
【在位2年:パラディウム星団制圧】
ゼラーム星雲は制覇しているので、恐らくアンドロメダ星雲の中にある星団だと思われる。
【在位3年:グラスダー星征服】
かなり科学の進んだ文明国家だったのかも知れない。
【在位4年:ドライゼ星制圧】
上に同じ。
自ら戦果発表を促しておきながら、サーベラーはタランの姿を確認すると、戦果発表を最後まで聞かずに、そそくさとタランの元にやって来ます。
タランは幽閉中のデスラー総統のことを想い、生気無くうなだれています。哀愁を漂わせているとは云え、一流の武人なのでやはり一際目立つ風格がある。
よせば良いものをサーベラーは、わざわざ皮肉を言いにタランの元にやって来たのである。言った台詞が「デスラーの分まで楽しむがよい。アッハハハハ♪」である。前回記事でも記しましたが、サーベラーはすぐに相手を侮る悪癖があり、
タランについても全くの無警戒でした。タランの存在と能力がデスラー総統脱出を成功に導いたわけですから片手落ちとはこの事です。
また、このタランをあざ笑いに来る性根の悪さ同様、幽閉中のデスラー総統の元にノコノコ足を運んだが為に、窮鼠と化したデスラー総統に人質とされる醜態まで晒してしまいます。ヤレヤレである。







1 ■ヤマト2での疑問
>batuさんこんにちは
ヤマト2での設定(テレサは始めからテレザート星に居た)の場合、テレザート星の位置から考えて、ガミラスが地球侵略を行う際にテレザート星と接触するのは必定だと思うのですが、どのようにして地球侵略をスムーズに出来たのでしょうかね。
テレサはガミラスの脅威を考えていなかったのでしょうか?
そして、タラン将軍はズォーダー大帝の晩餐会で大帝に直訴するチャンスがあったのに、何故しなかったのでしょうか?
デスラー総統が逮捕された時、総統に「時期を待つのだ!いつか大帝に会える日が来る!」と言われていたのに。
最後に、晩餐会のシーンの後、デスラー総統が「一度もシーツを代えていない事で錯乱する!」シーンがありますが、あれは本心か、相手を撹乱させる演技かどちらと思いますか。