食べて飲んで観て読んだコト+レストラン・カザマ

読んだ本の勝手な感想を中心に、日々の行動のあれこれを綴る。
フレンチレストラン・カザマのお料理ご紹介。


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これを読んで、ブログに感想を書こうかどうしようか、ちょっと迷ったのだけど、、、

ニューヨークの人気レストランのシェフ、アンソニー・ボーデインが暴く、レストランの裏事情。ジャンキーなコックや、なかばイカレた皿洗いたちが、ファック・ユー!と喚きたてながら料理を作っているキッチン。なぜ月曜日のランチに魚料理を注文してはいけないかの理由を教えてくれる。レストランの現場がこんなだったと知った読者は、もうレストランに行こうと思わなくなるのではないか。こんなキケンな書物を紹介してはいけない。焚書にすべきではないか!

などとチラと思ったのではあるが、もちろんこれが全てのレストランの共通項ではないことは、賢明な読者諸兄には明白なことと推察するものだ。

育ちは良いが、ちょっと不良なボウヤが夏休みのアルバイトで入ったレストランのキッチンでコックの仕事に惹かれてその道に進み、紆余曲折を経て、その間には素人なオーナーの店を何軒もつぶし、最低なところまで落ちそうになりながら、目覚めて頑張り、繁盛レストランのエグゼクティブ・シェフになる、といったサクセス・ストーリーでもある。

この著者本人の話も面白いが、彼が尊敬するシェフ、スコット・ブライアンに関する話もなかなか興味深い。これから一流を目指す若い料理人が読んだらいいかも。かもね。絶対いい、と保証するものではないからね(^_^;

ともかくもレストラン業界に身をおく人や、レストランのお客になるのが好きな人には、かなり楽しめる本ではあるかな。


ビリー7日間:継続成功。しかし、特に痩せなかったことを告白する(^_^; 始めたところにちょうどあるセールの景品で新型の体重計が届いた。体重・体脂肪の他にも色々と基礎代謝だとか内蔵脂肪率だとか計れるもの。体重は減らないが(どころか増えた日も!)、基礎代謝の数字が日々高くなる。骨格筋率も。これは、筋肉がついてきた証拠かな?前の日苦しくてちょっとしか出来なかったエクササイズが今日は、少し余計に出来る。少しラクに出来る。という変化が日々あらわれるのが嬉しい。はまりますねえ~(^_^; 中毒患者みたいに、やめられなくて(笑)

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アントニオ猪木自伝  猪木寛至


いつも思うけど、自分の読書の幅は狭い。好きなジャンルや作家、話題の作品などにしかなかなか手が伸びない。なので、時々人からお勧めされる本があれば、なるべく読んでみたいと思う。


この本もお勧め、というか、読んでみて感想を聞かせて、と挙げられたもの。その方ご本人は読んではいないが、さるわりあいと高名な人が「最近一番面白かった本」にあげていたので、とのこと。高名な方、というのが自分はうろ覚えなのだが、たぶん銀行関係の偉い人だったと思う。経済分野の一人者とプロレスラー自伝という取り合わせが、興味を引かれたのだろう。自分も、ちょっとそう思う。ということで、自分の読書ジャンルを広げるためにも、早速読んでみた次第。


面白かったか、と言われれば、まあ割合と面白かった、と答えるか(^_^; 

アントニオ猪木といえば、ブラジル移民の子どもとして苦労し、恵まれた素質を力道山に見出され、長く日本のプロレス界で活躍し、引退後は参院議員にもなった、本を出せるほど充実した人生を送っている人である。その半生をご本人が語るだけでも、興味あるエピソードや事件が山ほどあるので、面白くはある。けれど、これはやはり、くだんの経済人はプロレスファンだからこそ「最近一番面白かった」と、言えるのではあるまいか?実際ファンなのかどうかは知らないけれど、自分も読みながら、ファンなら夢中になりそうだなあと思ったもの。残念ながら、自分は大のプロレス・ファンというわけではないので、そこまでの評価には至らなかった。


けれども、持って生まれた肉体的優位性をブラジルでの開拓の厳しい仕事でさらに鍛え上げた、ハングリーな少年時代の話や、理不尽なまでのスターぶりの力道山に仕えた下積み時代。プロレスに対する哲学、どんなプロレスをお客さんに見せたいか、という明確な主張。プロレス・ファンではない自分にも聞こえていた、団体でのトラブルや裏切り、旗揚げなど様々な興味ある出来事、などなど読んでいて飽きさせない半生記である。当時の報道などで、うっすらと覚えているトラブルなどのエピソードは、本人が語ると当然ではあるが、ご自分の正当性を主張している辺りも、なかなか興味深い。


また、登場する数々の有名レスラーの名前は、自分でさえみんな知っていて、それは当時のプロレス人気がどれだけ高かったのかを思わせた。



試飲:Chambolle Musigny 2001 Michel Gros

(画像は参考です)

ウチではいつも夫婦二人きりなので、店にやってくる様々な配達の人は我々の「かまいたい願望」の対象になってしまう。肉や野菜、宅配便のお兄ちゃんたちはダンナの格好のカモである(^_^; 毎朝、お兄ちゃん達をからかうのが、ダンナの楽しみの一つだ。

で、ワタシはワインの配達のワカモノと話をするのが楽しみなのだが、「最近なにか美味しいのあった?」と聞いて、コレコレが良かった、という返答を貰えるととても嬉しい。各ワイン店からは、詳細なリストを頂いてはいるが、直に会う配達の人から彼らの生の感想を聞くのが楽しいの。で、そんな風にして、教えた貰った内の1本がこちら。←長い前置きですみません(^_^;

シャンボル・ミュジニーらしいピンポイントで攻めてくるような凝縮感のあるピノ・ノワールの香り。甘い果実味がとてもたおやかな印象を与える。出張の際に立ち寄って下さるワイン通のY氏と一緒に、あれこれ感想を言い合いながら飲めたのも、嬉しいこと。

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須賀 敦子 ヴェネツィアの宿

1929年生まれでフランス・イタリアに留学したイタリア文学者。ミラノのコルシア書店の活動に関わり、書店メンバーのイタリア人男性と結婚したが、病気で夫を亡くした。その後帰国したが、度々イタリアやフランスを訪れ訳書・著書多数。平成10年逝去。


帰国後、旅で訪れたイタリアやフランスの街のこと、子ども時代の思い出、留学中の出来事、土地も時代もあちこちに飛ぶ12の珠玉という言葉が似合う短い小説集。


著者の父は、母以外の女性ができてながらく家を空けていたことがあったようだ。辛い思いをする母を見て、入院中の父を訪ね付き添いの女性と二人でいるところを目の当たりにし、「早く家に帰って来て下さい」と、言い置いて帰る少女の時代。そんな風にぎくしゃくした父と娘だったが、日本とイタリアと遠く離れても折々に心が通い合う。最終編の「オリエント・エクスプレス」では、昔父が若い頃ヨーロッパを旅行中に乗車したオリエント・エクスプレスを懐かしく思い、車内で使っているコーヒーカップを貰ってきて欲しいと、病床で願っていた。著者は列車が停車するホームへ行き、車掌長にくだんの父の願いを話すと、車掌長は快くカップを丁寧にリネンでくるみ手渡してくれた。帰国後、父の枕元にカップを届けるとそれを横目で見ながら意識が遠のいて翌日亡くなったという。娘の帰国を待ち、帰ってきたらヨーロッパの話をするんだと語っていたという父。


12編を通して読むと、一度壊れかけた父と娘の絆が少しずつ少しずつ再生していく美しい物語になっている。静かで引き締まった美しい日本語の文章、神戸や東京、イタリア、フランスのそれぞれの景色、街並みの瑞々しい描写、時代背景、簡潔だけど丁寧に表わされるその時々の著者の感情、何か心に染み入るような短編集である。



夕食:コレステロールが高いダンナの健康を配慮して、おばんざいとらや で定食。鯖味噌煮や角煮、焼き魚などメインで野菜の揚げ浸しや卯の花などの小鉢がつく定食は、普通の家庭のご飯ね。薄めの味付けで美味しい。男性一人客が何人かいたのは、とてもうなずける良い定食。

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