食べて飲んで観て読んだコト+レストラン・カザマ

読んだ本の勝手な感想を中心に、日々の行動のあれこれを綴る。
フレンチレストラン・カザマのお料理ご紹介。


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今朝起きぬけに新聞を開くと、目に飛び込んできた訃報。
宇江佐真理さんが亡くなられた。

宇江佐さんのファンになってから、何年がたつだろう。
初めて接したのは、北海道新聞の連載小説「あやめ横丁の人々」だった。
毎朝、朝刊が届くのを楽しみにして読み続け、市井に生きる人々の心のひだをたんねんにすくった、そしてストーリーの面白さに惹かれ、それ以来新刊(文庫だけど)が出るたびに買い求め、沢山の楽しみを頂いて来た。

先週も、書店に平積みされていたエッセイ集「見上げた空の色」を購入し、これから読むところだった。宇江佐さんが乳がんを発症し、闘病しながら作品を発表し続けたことは知っていたが、本書には反響を読んだ「私の乳癌リポート」も収録されているとのこと。これからゆっくりと宇江佐さんを偲びながら、読みたいと思う。

それにしても、まさかこんなに早くに亡くなられるなんて。まだ66歳でいらした。もう宇江佐さんの新作を読むことが出来ないなんて。本当に淋しいことである。

病と闘い苦しいこともおありだったでしょう。今は、安らかにお眠りになっていることと思います。
ご冥福をお祈り申し上げます。   合掌
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池波正太郎、フランスの休日。

パリの居酒屋に通い、

ニースで名画を想い、

田園のホテルで仕事を忘れる。

----文庫版帯の惹句より、引用。


池波正太郎がこのエッセイにあるフランスやスペインを旅行したのは、およそ30年くらい前のこと。

マルセイユやニース、リヨン、ブルゴーニュ、パリなど、たまたま自分も行ったことのある街の名前に惹かれてつい購入しました。エッセイに描かれている街のあり様や、人々との交流、景色、食べ物、簡潔な文章ながらまざまざと立ちあがって来るイメージを存分に楽しませて貰いました。

また、直筆の絵が沢山、挿絵になっていまして、これがまた素晴らしいんです。小説家なのに絵も上手いのね。

パリの街並みや居酒屋のおやじさん、セーヌ川、田舎の緑いっぱいの景色、港、幻想的なニース・・・

複製でいいから、この絵は手に入れて飾りたいものですー。


そして、なにより驚いたのが、池波正太郎が見た30年前のフランスも最近自分が訪れたフランスも、何も変わってないように思えたことです。

マルセイユの旧港前の魚売りや、リヨンのホテル。たまたま池波正太郎と同じホテルに宿泊していた自分。なんだかスゴク嬉しい気分(笑) パリのレアールにあるブラッスリー、ピエ・ド・コションも登場しますが、ここも行ったことがあって、描写されてる雰囲気も変わらないんですね。嬉しい~。池波氏も豚足料理には、閉口したらしい(笑)


上質な旅行記を堪能できます。


食べて飲んで観て読んだコト-ピエドコション

ピエ・ド・コション 店名の通り、「豚の足」がドアの取っ手。

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フランスの食祭りの旅、という副題の通り各地の特産物のお祭りに参加したピーター・メイルさんの美味しい日記である。お腹が空いて、いろんな美味しいものを、できれば現地で食べてみたくなる罪作りな本だ(^_^;


謎に満ちたトリュフのミサ、ミス・グルヌイユという脚のキレイなお嬢さんをも選出する蛙のお祭り
食べて飲んで観て読んだコト-gournouille

ブランド鶏、ブレス・チキンの祝典

食べて飲んで観て読んだコト-bressepoelet

リヴァロ・チーズを食べ倒すチーズ祭り、ワインを飲みながら走るメドックの仮装マラソン(飲みながらよく走れるもの(^_^;)、ブルゴーニュの伝統あるオークション、まさにスローフードであるエスカルゴ

食べて飲んで観て読んだコト-エスカルゴ などなど、、、

いつかいずれか一つでもこれらのお祭りに参加してみたいもの。それにしても、取材しながら旨いものが食べられるグルメ・ライターって羨ましいな。

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すぐ近所に住まう母(70代)が、読み終わった本をウチに置いていった。捨てたのかも(笑)

いかにも太りそうな美味しそうなタルトの絵が描かれた表紙であるが、中身は檀ふみさんと阿川佐和子さんがやたらと美食をしていることを書いた往復エッセイ本だ。


それは、もう、贅沢な食べ物の数々。もちろん世界3大珍味と言われるところのフォアグラ・トリュフ・キャヴィアの話もたっぷりだ。他にも鮨・鯨・名フレンチシェフのふぐの白子のリゾット・絶品ステーキ・極上ワイン、、、、さらには我が家流の超個性的お茶漬けなども。


我が母も、美食家である。米にはうるさいし、鮨も大好物。年のわりには良く食べるし、外食好きだし、太っていることを気にはしているがスウイーツも欠かさない。でも、庶民だ。世界3大珍味だって全く食べたコトが無いわけではないが、日常ご縁がある食品でもない。そんな母がこんな贅沢三昧の美食自慢(ではないと、著者のお二人は主張しているようだが)な本をどんな気持ちで読んだのかしらん。

まさか、死ぬまでにこれらを食べてやろうだなんて、考えてはいまいな。




最終回:ものごとにはすべからく終わりがある。あんなにダンナが楽しんでいた、大王四神記もBS放送では最終回を迎えた。見てはいない自分ではあるが、まあお愛想で、最終回はどうだったかと尋ねてみた。どういうわけか、口重く話しはじめたダンナは「いやー、よく分からないんだ。酔っ払って寝てたのかも知れない。」と告白した。なんと!あんなに面白がっていたのに最終回を見ていなかったとは!「だから録画をもう一度見ようと思うんだ。」えっ!もう見たと思って消去しちゃったよー。悪いね(笑)


と、いいながら自分もあんなに楽しんでいたヒーローズの最終話。酔っ払って寝てしまいました~(^_^; 人のコトは笑えないが、それはレンタルビデオ屋に行けばいつでも見られるからね。もう一度ちゃんと見るさ!

ヒーローズのアンドウ君は語尾にかなりの頻度で「~じゃん。」とつける。じゃん、じゃん言い過ぎる。ヒーローズを見た外国の人は、日本語の語尾はじゃんで終わるものと勘違いするじゃないか。自分が韓国語の語尾は必ず「サミダ」だと思い込んでいるように。そんなにじゃんなんて言わないじゃん!

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玉村豊男さんといえばもう、昔からフランスの匂いを運んでくれるエッセイストとして著書に親しんできた。現在は長野県でワイナリーを営んでいるという暮らしの中から紡ぎだされるエッセイは、自分にはステキ過ぎて目の毒かと、最近ちょっとご無沙汰ではあった。


このエッセイ集はパンがテーマになっているので、玉村さんが過去から現在までの旅で出会った数々の世界のパンや今の暮らしの中での楽しんでいるパンなどなど、実に美味しそうなお話の連続。パンは、自分も大変興味を持っているし、焼いてみたりもし、美味しいパンとはどんなものかを探求してはいるが、実の所、その答えはまだ見つかってはいない。なんというか、米を炊いたご飯を食べて「ああ、これは美味しい」と思うような具合には、心から美味しいと思うパンが分からないというような、、、。美味しいと思えない、というのではなくパンの美味しさが体で理解できていないというのかな。


玉村さんのように若い頃から、フランスで暮らしてパンを食べ、世界中の色々な形のパンを食べ、たぶん文化も一緒に食べ、そしてあのパンが旨かった、このパンが美味しい、あの時のサンドイッチが忘れられない、等々たくさんの記憶と経験がある人がパンは美味しいというのだから、美味しいパンは世界中に満ち溢れているのだろうな。

今、なるべく早く食べてみたいのは、ファラフェルというピタパンのサンドイッチみたいなの。とっても美味しそう。

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吉村 葉子 少しのお金で優雅に生きる方法

お金の使い方で人生が180゜変わる!心がラクになる フランス式ゼロ出費哲学


と、帯の惹句にはある。フランスに長く暮らしたジャーナリストの著者がお金をかけずとも心豊かに人生を楽しめると、フランス人の考え方やご自身の体験から色々と具体的にご提案くださる。


ホントこの手の本に弱い自分(^_^; 特にフランス在住だとかパリのお洒落な暮らし、とかについつい手にとってしまうんだなー。で、一応読んで、ぱたんと閉じると、後は忘れている(笑)。だいたいが、人のありがたい忠告や意見に耳傾けるのは苦手、それで痛い思いを何度もしているというのに懲りないバカ頑固な自分が、この手の本を読んで感銘を受け実践してみようだなどと、思うはずがあるものか。でも、読んでみたいのは何故なのだろうか、自分にも謎。そりゃ、お洒落な暮らしがステキでないとは思わないし、お金を掛けないというのも何よりの魅力だ。といっても、水を流しながら洗い物をしないとか、ラップは一度で捨てずに何度も使いまわすのがパリジェンヌ風って、でもそれはお洒落というよりは細かい節約だし、フランス人だけのものでもないよね。しかし、自分はハッとしたが(笑)


結局のところ、(私がしている)こういう暮らしってステキでしょう?と、言われると、はーそれはもうステキでございますねー(アナタにとっては)、だからナニ?と返してしまう天邪鬼には向かないジャンルの本である。分かってたら、買うな(笑)


でも、なにがなんでもフランス人はステキで日本人はだからダメなのよ、という一辺倒はでないこの著者のスタンスは好感が持てる。



試飲:のつもりが3本半(3人でだけど)も、飲み干してしまい試飲だか飲み会だか(^_^; 一人は車だったので、代行を頼み安全にお帰り頂いた。混んでますと言われたけど、案外早く来てくれた。でも、一人で来てその車は駐車場に入れ、宮の森まで送り届けて、帰りはどうしたのかな?まさかタクシーで戻ったのか。そんなの赤字じゃないのか。同じ方向に同会社の回収車でもあったのかしらん。聞いたら料金は¥2000だったそうだし、不思議な商売。


試飲のCh.Cissac 2001 Haut-Medoc 濃い目のしっかりしたワインだけど、香りもベリーで、さすがに酸が固い。しかし、これまた料理があれば旨さアップ!ワインは本当に食事とともにあるお酒だ。
シサック

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 東 直己 札幌 深夜プラス1 ススキノエッセイ

札幌在住で、ススキノを舞台にしたハードボイルド小説を書いているアヅマさんは大変有名な方だ。地元紙である北海道新聞に連載エッセイを書いたり、テレビにも良く出ている。エッセイが連載されていた時は愛読していたものだ。そのエッセイをまとめたものが本書である。


さて、そのエッセイを読んでいた頃、一つとても気になるものがあった。タイトルは「ホワイト・チーズ」。食べ物に苦手なものがほとんど無いアヅマさんだが、唯一ホワイト・チーズだけはダメだとのこと。うっかりそのチーズを口にしてしまった時のコトを、アヅマさんは描写している。


口に入れて、思わずのけぞった。

私は思わず、絶叫しそうになった。

「んー、んー」私は、口の中の空気が、とにかく鼻の方に廻らないように努力した。だが、チーズのニオイは強烈で、、、、


と、いうような苦しげな様子が続く。当然、自分としてはコレはなんのチーズだろうかと思った。「ホワイト・チーズ」という名称のチーズはとりあえず無いように思うが、白いチーズといえばやはりアレではないか。アレを嫌いな人が知らずに口に入れてしまったら、アヅマさんが書くようなハメに陥るコトは充分考えられる。けれどもアレ以外にも自分の知らない強烈なチーズが存在するのかも知れない。などと、そのチーズが気になって仕方なかったのである。アヅマさんの名前を見たり、テレビに出ているアヅマさんの顔を見たりすると必ず「ホワイト・チーズ」と脳裏に浮かんでしまうのだ。


昨年だったか、ある方主催のワイン会がウチの店で開かれ、そのメンバーであるアヅマさんも来店したコトがあった。チャンス!と思った。しかし、小心モノである自分は、どうしてもアヅマさんに話しかけられないのだ。


「エッセイもご本も愛読しております~。それで、以前読んだエッセイに気になるコトが・・」という感じにさりげなく話しかければ、と思うのに、それができない。プロの作家さんなんだから、関係ない人にそんなこと言われてもウザイと思われるのではないか。いやいや、愛読者と言われて不愉快になる作家もいないだろう。でも、お仲間と楽しく飲んでいる場で、いきなりそんなこと。

なんて逡巡しているウチに余興も終わって、会はお開きとなってしまった。


とまあ、こんな優柔不断な過去があったので、書店でこの文庫本を見つけた時に思わず手に取ってしまった次第。で、問題のエッセイの文末に追記があり、「『このホワイト・チーズとはなんだ』という質問を何度か受けた。(省略)私の天敵は、『山羊の乳から作ったチーズ』なのでありました。」

やっぱり、山羊のチーズだったという事が判明し、自分の積年のくすぷりが解消して、実に晴々とした心持になったのである。それにしても、「ホワイト・チーズとはなんだ」という質問を何度か受けた、とあるのを見て、ああ、あの時質問しなくて良かった、と胸を撫で下ろしたのだ。もし、質問していたら、きっとアヅマさんは「またその質問か!」と、憮然としたに違いない。・・・・なんて考える自分は、よくよくの小心モノである(^_^;


夕食:イカ、カキ、スズキのフライ。クラムチャウダー。

フライ

試飲:Fixin Les Crais 1996 (Vincent Denis Berthaut) ハーフボトルで96年もの。まろやかで甘い果実味豊かな美味しいワイン。
フィサン レ・クレ ヴァンサン・ドニ・ベルトー[2003]赤 こちらはご参考までに。2003年も美味しそうだなあ。

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辻 仁成
いつか、一緒にパリに行こう

パリがせめて香港くらいの距離にあったなら・・・

そしたら、行けるかも知れない。12時間も飛行機の狭いエコノミーシートに

閉じ込められて、2回もトランジットしたり、前泊や後泊で無駄な時間を

過ごしたり、休みのやり繰りをしたり、ああ大変。成田行きの飛行機が

雪で欠航にでもなったら、どうしたらいい。

パリが香港にあったなら、2泊3日で食べ歩きもできるんだがなあ。


結婚してパリに住んで、奥さんはパリで出産もしちゃったし、パリ暮らしを満喫しているらしい辻仁成の「パリでぼく達はこんなに楽しんでるよー」とパリ好きの読者を羨ましがらせるエッセイ本だ。レストランや美術館、デパートやバカンス、出産のことまで、辻仁成自身が面白がることや興味のあること好きなものがいっぱい。彼から見たフランス人気質や日本人と違うものの考え方や習慣などにも言及。数日間の滞在しかできないような旅行者に役立つ本では無いけど、読者が同じ興味を持つ部分があれば、楽しく読めることだろう。


「ビズの肌触り」という章では、こんにちはや、さよならの時にホッペとホッペをくっつけあう習慣(これをビズというそうだ)について書いている。辻仁成は自身のビズ体験を語り、知人の日本人が10年もフランスに住んでいるのに、未だビズをされた事がない(本人はとてもビズをしたがっているらしい)という話を引き合いに出して、ビズを経験してはじめてフランス人社会に受け入れられるのだとレクチュアしてくれる。


「招き上手、招かれ上手」では、とても楽しくおもてなし上手なフランス人のパーティを絶賛。有名シェフのホームパーティーに招かれて、それがどんなに素晴らしかったかもさりげなく言及して、もう、そんなに読者を羨ましがらせてどうするの(^_^;


ほんとに短い日数の滞在しかした事のない自分は、やれやれとため息ついて本を閉じたくなるけど、最終章の「パリの裏道、散歩道」では、最初にメトロ1番線に乗って、バスチーユ駅で降りマレ地区のヴォージュ広場から始まる所で、機嫌を直した。マレの安宿に泊まって、歩き回ったあの辺りは自分もとても好きな場所だ。ようやく辻仁成と同じ楽しい気分になって、他の行ったことのない辻お勧めの散歩コースを今度パリに行ったら歩いてみようとニコニコして思ったが・・・いつのことやら(笑)



夕食:ムール貝のスパゲティ 秋刀魚の香草パン粉焼き、トマト・ソース

飲物:Clos Saint-Denis 1973 Chanson これはお相伴に預かったワイン(^-^)ごちそう様ですー。

反省:普天王が初日、横綱朝青龍に勝った一番を見逃すなんて!!2日目は見た!また、勝った!!

1973 クロ・サンドニ  シャンソンClos St Denis
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