食べて飲んで観て読んだコト+レストラン・カザマ

読んだ本の勝手な感想を中心に、日々の行動のあれこれを綴る。
フレンチレストラン・カザマのお料理ご紹介。


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ピエール・ルメートルの文庫が書店の平棚に出たらすぐさま購入してしまう自分であるが、どの本も期待を裏切らない面白さだ。一番最初に読んだ「その女アレックス」の時の、主人公についての「こういう人物だな」という認識が、裏切られまた裏切られる、というどんでん返しのストーリーがとても新鮮だった。そういう意味では、本書の面白さもまたこの上ない。

 

本書の主人公ソフィー・デュゲは、小さな日常の違和感を感じ始める。

家の鍵を無くしたり、そこにしまってあると思っていたものが無かったり、会社の全員宛てのメールに他人には見せられない夫婦のごくプライベートな画像を添付してしまったり、、、。身に覚えのない失敗が幾つも重なり、自分が信じられなくなる。病気か、、、認知症か、、、崩壊していく自分。

トラブルの果てに、一人身を隠して逃亡生活に入るが、目が覚めるとそばにいた誰かが死んでいたり。覚えは無いが、知らない内に人を殺したのか?!

 

いやあ、恐ろしいですね!小さな失敗は誰にも付きもの。

自分も先日、駅のATMにて大事なものを忘れて青くなって電話をして探して貰ったら、「ありませんでした。」と言われて、どんよりと落ち込んだが、よくよく考えてみたら家に忘れてあったという、笑うに笑えないがホッとした件があった(笑)←結局笑う

たまにならいいが、こんなコトが続出したら、自分を信じられなくなって不思議はナイ。いや既に、自分の記憶力に信頼はおいてはいないが(^-^;

 

どん底にまで落ちたソフィーだが、生きるために愛してはいないが頼れる男性を見つけて、身分をいつわったまま結婚をする。優しく守り、いたわってくれる夫とともに暮らし始めたソフィーは、ある日とんでもないものを見つけた。そして、、

 

 

いやー、ルメートルの真骨頂、驚きの展開、そしてソフィーの反撃、堪能できます!

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ハーヴァード大学教授、宗教象徴学専門のロバート・ラングドンが持ち前の博学と鋭い頭脳で謎解きをして、アイテムを取得しながら冒険する、さながらアドベンチャーゲームのようなミステリー小説。

また、トム・ハンクス主演で過去作も映画化されており、もちろん自分も鑑賞して大いに楽しんだもの。本作も今月公開予定なので、時間が取れればぜひ見に行きたいものだ。

 

さて、本作でもラングドン先生の頭脳は冴えているが、冒頭で先生は病室で目覚め頭に怪我を負っており、数日間の記憶も無いという大変微妙な状況で冒険は始まった。いかに頭が良くても、記憶を失っていてはあまりにも心もとないというものだ。そして、訳の分からない内に女殺し屋に命を狙われるというハメにも。何がなんだか分からないまま、若くて美しい女医さんに伴われて逃亡するラングドン先生だ。

 

読者もとりあえず先生と一緒に、若くて美しい医師のシエナ・ブルックスにすがりながら、なんとか筋立てを理解しようと一生懸命読書するのだが、悪者は誰なのかだんだん分からなくなってくる迷路に陥る。シエナも怪しくなってくる。怪しいが、でも若くて美しく(しつこい?)、映画ではトム・ハンクスの相手役ともなれば、きっと彼女は本当のところでは悪い人ではナイと分かるものだ(笑) 

 

そして、ある謎の生化学者が何か細菌かウイルスのようなものを世界にまき散らして、地球に蔓延して増えすぎた人類を減らそうとしているということが分かって来る。エボラウイルスのようなものが流行して人々はバタバタと不治の病に倒れ死んでゆく悪夢のようなことがおこるのだろうか?

さあ、それは、今ここで明かすわけには行かない。このネタバレはさすがにまずい(^-^;

 

で、ここで考えなければならないのは、人類は多すぎるのか?という問題だ。

自分としては、多いんじゃないかなあ・・・?という気がする。でも、だからと言って、生きてる人々の命を奪ってはいけないし、子どもを産んではいけないとも言えない。我が国では少子化に悩み、子どもが沢山生まれてきて欲しいものだけど、他国の中には産児制限をしなくてはならない状況もあるようだ。地球全体としては、人口は爆発的に増え続け、温暖化など色々な問題を起こしている。

 

この本を読みながら、ウイルスか何かを蔓延させようとする生化学者のいう事は正しいのではないか?しかし、人類の生存を脅かすような事には肩入れできない。でも。。。?

と、心が揺れ動きながら、苦しいような気持ちにもなってしまう。そして、結末まで読み進み、ああこんな風に決着を、、、。これはこれでもう仕方ないし、あるいはこれはやはり人類の一つの進み方なのかも、と妙に心が落ち着く読書となったのである。

 

それと本書は、フィレンツェ、ヴネツィア、イスタンブールの名所旧跡の観光案内にもなっている。それらの街を訪れたことのある方には、思い出をたどる楽しい読書になるかもしれない。

ラングドン先生の薀蓄がややうるさい感じだったが(^-^; 、そのあたりの芸術関係にお詳しい方ならなお、楽しめるに違いない。

自分はまだそのどこにも行った事が無いので、映画でその映像を見せて貰うのが楽しみな事ではある。

 

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以前読んだ「その女アレックス」には、二転三転するストーリーにとても驚かされ面白く読みましたが、かなり残虐なシーンもありこの作家のその他の本を手に取るのをためらっておりました(^-^; しかし、続々と文庫版が発行され書店の平台に並んでいるのを見ると、また読みたくなった次第。
「その女アレックス」の過去記事はこちら

本書の前に、作家デヴュー作の
「悲しみのイレーヌ」も読みました。「その女アレックス」に登場する魅力的なキャラのカミーユ・ヴェルーヴェン警部に最初に会える、「その女アレックス」の過去に起きた事件のお話しです。「その女・・」を読んだ方ならご存知の、警部の身に起きた不幸な事件について語られています。「その女・・」を先に読んだ身としては、その事が念頭にあるため、その事件がいつ起こるのかもうビクビクしながらページをめくることになりました。読む順序が逆だったならどうだったろうと、思いながらも、恐々読む体験もまたそれなりに。「悲しみの・・」には、既存の有名ミステリー(例えば「ブラックダリア」など)の残虐殺人現場をなぞるシーンが幾つも登場するので、こういう手はどうなんだろう?という疑問も頭に渦巻きましたが、、、最後に分かる真実と虚構の組み立てにはまた「おお!」と思わないでも無かったですが、自分の好み的にはもう一つかなと。

と、言いつつ、この作家は魅力的です。で、またまた手に取った本書
「天国でまた会おう」は、長編好きの自分には好ましい上・下2冊の文庫本。ええ、もう読みふけりましたとも!
冒頭、第一次世界大戦が終局を迎える直前の西部戦線で、兵卒アルベールは上官プラデルのとんでもない悪事に気が付いた結果、穴に落とされ生き埋めにされてしまう。窒息死寸前の彼を救ったのは同僚のエドゥアールで、必死に土を掘りアルベールが息を吹き返したところに着弾した砲弾で、エドゥアールはなんと顔の下半分を失ってしまった!

こんなショッキングなシーンから始まった物語は、いったいどんな展開をするのか想像もつきません。そして、終戦となり、命の恩人のエドゥアールの世話をしながら、ろくな仕事も無い復員軍人の貧乏暮らしを続けるアルベールと、戦没者の墓地造成の事業であくどく利益をあげるかつての上官プラデルの話が平行して語られます。
プラデルに対する復讐の物語だろうと期待しながらページを繰りますが、アルベールとエドゥアールの暮らしは絶望的でいったいどうなることやら、、、。

この元上官プラデルが手掛ける事業では、より大きな利潤を上げるために、戦死者に対する冒涜的な扱いの数々が描写され、戦死者を悼み遺族が祈るための政府の予算を食い物にする悪徳行為をこれでもかと読まされます。どこかで似たようなNPO法人があったなあと思いましたね。許すまじ、プラデル!

さてさて、この奇想天外なお話はこれ以上ここでは語りますまい。やはり、ピエール・ルメートル、ただ者ではございません。先の読めない、想像もつかない、面白い読書でありました。

 

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人気のハードボイルド小説、新宿鮫の最新刊にして初の短編集ということです。
自分も鮫ファンの一員として、シリーズは全て読んでおりますが、本作の前に出ていた第10作の絆回廊について、当ブログでの感想アップを逃しておりました。

絆回廊のかいつまんだあらすじを書きますと、長い服役を終えて出所した一人のアウトローが恨みを持ったある警官を殺すつもりだ、という情報があり鮫島がそれを阻止すべく探る、というものでした。その狙われた警官が誰であるか、そしてその殺人は実行されてしまうのか、というサスペンスな仕立です。また、その警官が誰かと解ったとき、そしてアウトローが恨みを持った事件の真相を読者が知った時の、焦燥感もファンならではの面白さでした。


そして、本作鮫島の貌の一番最初の短編では、鮫島が信頼してやまない桃井課長と、転属してきた鮫島が初めて出会った頃のお話です。絆回廊に続いて読むに、ベストな物語でありました。
鮫島ファミリーとでもいうべき、我々ファンにとっておなじみの登場人物の様々なエピソードが語られる、この短編集はとても楽しい。そして、中の2作品には、なんと漫画「エンジェル・ハート」の冴羽りょうが共演し、「こち亀」の両津までが登場!両さんは鑑識の藪の幼馴染という設定です。ひょうひょうとした藪が、両さんの前ではしどろもどろな子どもの頃の関係性そのまま、という態度が笑えます。両さんは向かう所敵なしキャラですしね(^-^)

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このミステリーがすごい海外編1位

おまえが死ぬのを見たいー男はそう言ってアレックスを監禁した。檻に幽閉され、衰弱した彼女は、死を目前に脱出を図るが…しかし、ここまでは序章にすぎない。孤独な女アレックスの壮絶なる秘密が明かされるや、物語は大逆転を繰り返し、最後に待ち受ける慟哭と驚愕へと突進するのだ。イギリス推理作家協会賞受賞作。(文春文庫版裏表紙より引用)

ということで、表紙絵にちょっと怯えながらも手に取った次第(^-^;
美しい女性アレックスが一人でレストランにお食事に出掛けた帰りに、見知らぬ男に拉致された所からお話は始まる。身体をかがめた状態から動けない大きさの檻に裸で閉じ込められ、弱ったアレックスに大ネズミが迫る。この女性の無事を願わずに読む読者がいるだろうか!
ネタばれ承知で言うが(笑)、そして彼女は類まれなる知恵と根性で脱出に成功する!安堵する読者の自分。
しかし、次なる彼女の行動に愕然!なんだ、この女ーー!
いやもうネタばれはできない(笑) できないが、お話が進むと、さらに愕然!そ、そうだったのか、、、。
ええもうホント、ネタばれはできないけど、さ、さらに驚愕の・・・!なんてこと!そんな、そんなことが!!

本書の醍醐味は、やっぱりこの逆転、また逆転によって、読者のアレックスに対する気持ちがどんどん変化する面白さではないかな。ホントびっくり!
そして、捜査側の警官3人組の際立ったキャラクターの魅力による面白さも、もちろん。
ラストの「真実より正義」という科白も、胸がすくというもの。
読了してアレックスの真実が分かったその上で、もう一度最初から読み返したくなる。むろん再読するつもりではあるが、このあまりにも辛く悲しい物語をまた読むということに、心理的に躊躇してしまう気分もあり。

本当に面白かったけど、残虐ものに弱い女性の方には、あまりお勧めしないので、ご注意ネ!

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どこの書店に行っても、今良い場所に平積みで売り出されている本書である。
宮部みゆきさんの本であれば、ハズレなし! 買わない手はナイ。
もちろん大人買いで、全6冊一気購入、一気読み!

雪のクリスマスの朝、ある中学校で一人の男子生徒の遺体が発見された。屋上から落ちたらしいこの少年は自殺とされたが、実はいじめにあって殺されたのではないかという噂が流れる。噂を裏打ちするように、犯人を告発する怪文書が送られて、学校側の調査やテレビの取材の標的にもされ生徒たちも動揺する。
その時、一人の女生徒が立ち上がった。自分たちで真実を知りたい。犯人と告発された男子生徒を被告として、中学生だけの模擬裁判を行おう。裁判官、判事、検事、弁護士、全部自分たちで役割分担をして、様々な立場の人たちを証人として呼び、模擬裁判を通して浮かびあがるそれぞれの人々の本当の心の内の願いは、、、。

古いけど、やめられない、とまらない♪ 何しろ全6冊、読み終わるまで何も手につかなくなる面白さ(^-^; 主人公たちは中学生なので、没頭しつつも、こんなにかしこい中学生なんているのか? 少なくとも自分の中学生時代はぼんやりのアホだったし(自分と比較したったしようがナイけど(笑))、周りの同級生たちも、それは頭の良いコたちもいたけども、ここまで優秀でしっかりしていて社会のことや人間の中身をみつめることのできる中学生が存在するなんて小説の中のコトだけでは?
なんて思ったが、ノーベル賞受賞のマララ・ユスフザイさんの感動の演説を聞いたら、ああ、やっぱり世の中には若くてもこんなに優秀な人間がいるんだなあ、、、と分かりました(^-^; 

この小説は、2002年から連載が始まったということで、ストーリーの中で効果的に使われているのが、電話。公衆電話、家庭の親子電話など、もう今となっては消えゆく通信手段となってしまった。携帯電話ですぐに連絡できたり、スマホでいつもつながっていたりする現在では、成り立たないトリックが前提のミステリーでもある。だからといってお話が色あせることはないけれども、ほんの10年ちょっと前なだけなのに、通信に関する世の中の変化の激しさに、今さらながらに少しばかり唖然とする思い。
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ビストロ「パ・マル」シリーズの続編です。
前作のタルト・タタンの夢を当ブログに書いたところ、ご来店のお客さまから「読んでみたくなり思わずポチッとしました。」というなんだか嬉しいお言葉を頂き、友人も購入したと言ってくれました。さらに我が母(80代)に貸したところ、「すごく面白かった!」と、ずいぶん喜んで「だけど、出てくるお料理やお菓子がどんなものだか分からなくて、、、」とのご感想。たるとたんたってなんや?」(笑) そうか、タルトタタンもまだ未食でしたか、お母さん。もうすぐリンゴの季節だし、ウチの店でタルトタタンを焼いたら食べさせてあげるからね。なんといっても、母ももう80代。残りの人生で後何回食事ができるか分からないけど、美味しいもの、珍しいもの、まだ食べたことの無いもの、沢山食べて悔いが残らないようにしましょう!

と、評判が良かったので、続編も読みたくなり、まだ文庫化されていなかったので図書館で借りて来ました。相変わらずケチな自分ですみません、作家さま。

下町のフレンチレストラン、ビストロ・パ・マルのスタッフは四人。二人の料理人はシェフの三舟さんと志村さん、ソムリエの金子さん、そしてギャルソンの僕。気取らない料理で客の舌と心をつかむ変わり者のシェフは、客たちの持ち込む不可解な謎をあざやかに解く名探偵。近所の田上家のスキレットはなぜすぐ錆びるのか?しっかりしたフランス風のパンを売りたいとはりきっていた女性パン職人は、なぜ突然いなくなったのか?ブイヤベース・ファンの新城さんの正体は?ストラスブールのミリアムおばあちゃんが、夢のようにおいしいヴァン・ショーをつくらなくなってしまったわけは?…絶品料理の数々と極上のミステリをどうぞ。(本書表紙裏の紹介分より引用)

前作同様、美味しそうなお料理にまつわるとっても人間臭い謎の数々。人々の心の動きを鮮やかに解明する三舟シェフ、お見事です!ずるい事には手を出さない武士らしい(?)フェアな精神を優先して、可愛いコをゲットしそこなうのもシェフらしいし(笑)
フランス修行時代の若きシェフのお見事な人間観察ぶりはアームチェア・ディテクティブなミステリーでとても楽しいです。前作より、三舟シェフの魅力度がアップしてより楽しめました。

本作収容の短編タイトルです。
錆びないスキレット/憂さばらしのピストゥ/ブーランジュリーのメロンパン/マドモワゼル・ブイヤベースにご用心/氷姫/天空の泉/ヴァン・ショーをあなたに

「天空の泉」の舞台は、フランス、ミディ・ピレネー地方のコルド・シュル・シエルという小さな村です。日本人が大好きな天空の城ラピュタのようなモンサンミシェルですが、こちらの村も天空の城みたいだと思います。条件が良ければ雲海から突き出す街並みが見えるというコルド・シュル・シエル。死ぬまでに一度は行きたいです!
下のリンクをクリックして頂くと、この村の画像をご覧頂けますよ(^-^)
コルド・シュル・シエル
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フレンチ好き、レストラン好きなら、ついつい手に取ってしまいたくなるタイトルですよね

商店街の小さなフレンチ・レストラン、ビストロ・パ・マル。シェフ三舟の料理は、気取らない、本当のフランス料理が好きな客の心と舌をつかむものばかり。そんな彼が、客たちの巻き込まれた事件や不可解な出来事の謎をあざやかに解く。常連の西田さんが体調を崩したわけは?フランス人の恋人はなぜ最低のカスレをつくったのか?絶品料理の数々と極上のミステリ。(創元推理文庫版・裏表紙の作品紹介の引用)

三舟シェフ、フランス修行時代はその名字から世界のミフネの親戚とか、サムライとかフランス人から思われていた風貌の持ち主。実力派のスー・シェフ志村洋二、ソムリエールの金子ゆき、そしてお話の語り手でもあるギャルソンの高築智行、この4名のスタッフで切り盛りしているレストラン。シェフお得意のしっかりしたフランスの伝統的なお料理を頂きながら軽いミステリーを楽しみましょう。時には、ヴァン・ショーで温まりながら、またショコラとエスプレッソも。

短編集ですが、タイトルもしゃれてますよね!
タルト・タタンの夢/ロニョン・ド・ヴォーの決意/ガレット・デ・ロワの秘密/オッソ・イラティをめぐる不和/理不尽な酔っぱらい/ぬけがらのカスレ/割り切れないチョコレート

ミステリーなので、お話の詳細は省きますが、この中の一遍「オッソ・イラティをめぐる不和」には共感を覚える女性は多いかも。お読みになってみて?
で、この「オッソ・イラティ」というのはフランスのバスク地方の羊乳のチーズなんですが、濃厚でとっても美味しいチーズです。このお話にも出て来ますが、オッソ・イラティには黒サクランボのジャムを付けて食べるのが現地風ということです。
ただ今両方ともウチにもございますよ!

オッソ・イラティ

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ゴールデンウィークも後半に突入ですね。今年はスカイツリー効果などで東京への観光が増えているとか。爽やかな春にあちこち旅行に出かけられる方が羨ましいですねー。

自分、ゴールデン・ウィークはもちろん仕事なんですが、その中で貴重な本日のお休み。映画を観に行きます!話題のお風呂映画、テルマエロマエ ですニコニコ 感想はもちろん、後程プログにアップしますよ~、ふふふ。


この時期、本来ならお店のお料理ご紹介を急がねばならないとは思うのですが、お料理写真の整理が追いついてないもので、もう少しお待ちくださいませ。一部の写真はホームページ に掲載しましたので、ぜひご覧ください。


ゴールデンウィークといっても、近場で遊んだりお家でゆっくりガーデニングや読書を楽しんだり、という方もいらっしゃいますよね。と、こじつけて本の話題に持っていきす(^-^;


ビブリア古書堂という古本屋さんを経営している若くて美人の栞子さんとひょんなことからその店員さんとなった五浦大輔くんが、本にまつわる謎を解いてゆく、本好きにはとても楽しいミステリーです。

栞子さんはとても内気で、普通の会話はなかなかはずまないのですが、本の話題になるとその豊富な知識と愛情でもって人が変わったように雄弁になる人です。かたや探偵の助手役のような五浦くんは、幼少期のトラウマから本を読もうとすると気分が悪くなりどうしても活字が読めない、という体質の青年です。

そんな二人の初々しい恋心もまじえながら、古書についてのあれこれが語られます。

で、やっぱり自分、全く読書家ではないということを、再自覚いたしました(^-^; ここに取り上げられる名作本、稀覯本、知らないか、知ってても読んだことないか、ばかりなんです、、、、。


というような情けない自分でも、お話自体は面白く楽しく読めます。

その中の一冊、「時計仕掛けのオレンジ」はマルコム・マクドゥエル(で、いいかな?)主演で映画化されて観たことがあったかと思います。なにぶんにもかなり昔の、、、自分がまだ若い女のコ(という時もあったんですよ(笑))だった時代の映画なので良く覚えてはおりませんが、近未来を舞台にした斬新な映画でした。その原作にまつわる、作家の自負から二種類の編集の本があったということを本書で知り、興味がわきました。いつか改めて原作を読んでみたいと思いましたね。ええ、いつか・・・(笑)

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萩を揺らす雨―紅雲町珈琲屋こよみ

読書日記は久しぶりになってしまいました。
読書をしてないということは無かったのですが、色々と時間を取られることが多くて、、、。やっぱり去年の大みそかに新しいパソコンを買ってしまったのも一つですねー。色々と環境を整えるのに時間がかかりますよね。仕事場のパソコンと自宅のパソコンで、同じ画像やファイルを使うためにクラウドの利用にも挑戦しましたし。って文字まで大きくして大げさですが(^-^; 難しくはないんですが、やっぱり一台のパソコンを持ち歩いて仕事するよりは、手間が掛かるというか。でもパソコン持って歩くのは重くて大変なんで、まあヨシといたします。

さて、本書のヒロインは表紙絵にある小粋なおばあちゃんです。一番初めのお話で、「数えで76になる」と書かれているお名前は「お草さん」というご年配のご婦人です。このおばあちゃんが、ふと小耳にはさんだりちょっとり見かけたりした、気に掛かることを放っておかずにあれこれ行動することから、事件が解決したり、謎が解けたりするお洒落なミステリーです。お草さんは、決してお節介なおばあちゃんじゃないんですが、これは知らん顔していてはまずいんじゃないか、というような案件にはきちんと向かい合う、といった人なんです。ステキなおばあちゃんですね。

お草さんは、いわゆる出戻りで両親の経営していた雑貨屋さんを手伝っていましたが、両親が亡くなった後、一念発起して古びた雑貨屋さんをコーヒー豆と和食器の販売をするお店に変えました。コーヒーを試飲できるカウンター席とテーブルにはご近所の方々がくつろぎにやって来ます。そんな人々の雑談から、お草さんのアンテナにひっかかる出来事があり、事件だったり、ちょっとばかり難しい人間関係だったり、それが解き明かされて気持ちよくお話が進みます。

お草さんはお年ですが、古民家を改造したお洒落なお店のオーナーさんなので、ボケてもいないし健康でしっかりしていてステキ過ぎなんです。こんな風に年を取ってもお洒落に働いていられたらいいなあと思いますが、やっぱりある意味それはおとぎ話ですね(^-^; とはいえ、お草さんの活躍は楽しく面白く、自分や母の老後にも思いを馳せたりして、、、もちろん母(70代)にも早速オススメいたしました。母にも楽しい読書だったようです。お草さんのよに、元気にいきいきと老後を暮したいものですね。

賄い:最近ちょっと凝ってるチャーシュー(煮豚)作り。チャーシューの煮汁でもちろん煮卵も作ります。となれば、賄いはラーメンということに(^-^; 今回のラーメンは「欅の醤油ラーメン」を用いました。
ラーメン
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