食べて飲んで観て読んだコト+レストラン・カザマ

読んだ本の勝手な感想を中心に、日々の行動のあれこれを綴る。
フレンチレストラン・カザマのお料理ご紹介。


テーマ:

 哭声 コクソン

今年の「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」に出品されて評判を取り、日本人俳優の國村準が出演したことも話題の韓国映画。新聞記事にも大きく取り上げられていて、ぜひ観たいと思っていた。かなり怖い映画らしいが、ホラーもわりと好きな自分、時間が取れた休日に一人で出掛けたのであった。
 
こ、コワイ!
あああ、他にも観たい映画はあったのに。
アカデミー賞を取ったあの映画とか、攻殻機動隊を下敷きにしたSFアクションとか、人の尊厳を主張するドラマとか、なんなら中年の胸もキュンキュンするというPとJKでも良かった。
なのになんでまた、こんな怖い映画に来てしまったのか!心から後悔する自分であった(笑)
 
かいつまんで言えば、エクソシストものである。悪霊に取り付かれた村人たちが次々と自分の家族を惨殺し、殺人者たちはみな自分を失い目が充血し肌にはひどい湿疹が出来て爛れている。
美しい川があり、穏やかな緑の美しい山々に囲まれた田舎の小さな村でこの事件は起こった。それは、ヨソ者の日本人が来てからのことだ。村人の間に不穏な噂が囁かれ始めた。ちょっとのんきで臆病な所のある警官が主人公だが、捜査をしている内に異常な証言を聞き、怪しい目撃者などと接触し、ついには自分の娘が不調となり、身体に湿疹を発見して愕然とする。
 
いやもう、のっけから衝撃的に怖いシーンの連続である。惨劇の起きた血みどろのエグイ現場や気のふれたような殺人者、ふんどし一枚で鹿の生肉に喰らいつき、赤い眼で振り返るヨソ者(これが國村準、ゾゾーッ)、可愛い女の子の表情は一変しガラの悪いオヤジのように喋りだし、わめきだす。
思い余って呼んだ祈祷師に悪霊払いを依頼するが、祈とうが進むにつれて苦しみだす娘。見ていられない両親。
 
そして、色々(全てコワイこと)あり、一体悪霊の正体はなんなのか。悪いヤツは誰なのだ。あの女はなんなのだ。沢山の疑問があり、どれを信じて良いのか分からない結末へ向かって速度を増してゆく、コワイけど超面白い魅力的な映画である。
 
自分、緊張感で身が固まり、胃の所に石が入ったかのように、しこってしまったくらいである(^-^;
映画が終わり、エンドクレジットが流れ出したが、普通なら余韻を楽しみつつ館内が明るくなるまで待つのであるが今回ばかりは、待てぬ(笑) 明るい場所を求めて、そそくさと出たのであった。トイレに入って鏡を見たら、顔が真っ白になっていたので、自分でも笑えたくらいである!
 
こんなに面白いホラーだけど館内は4,5人の観客のみ。この密度の少なさも、また恐怖感を増すものだった。もしや、後ろの列に座っている人を振り返ってみたら、赤い眼をしているのではないか、、、。
ああー、怖さ満喫!大満足(笑)
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)