食べて飲んで観て読んだコト+レストラン・カザマ

読んだ本の勝手な感想を中心に、日々の行動のあれこれを綴る。
フレンチレストラン・カザマのお料理ご紹介。


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あるお客さまが入店するなり、

「はい、これまだ読んでないでしょ。最新刊だよ。」

と、かばんから取り出して渡してくれたのでビックリ! なんで、ファンなのをご存じなのでしょうか。

ということは、当ブログを読んで下さってるというコトですね。嬉しいデス(^^ゞ

ありがたくお借りして、、、、

一気読み!


シリーズ6冊目の本書は怒涛の展開!


ネタバレあります!!

本シリーズファンの方で、まだ未読の方は決して以下を読まないで下さいね。



食べて飲んで観て読んだコト-マンゴー

意味ありません・・・(^_^;





江戸時代の女料理人・澪は、自分のゆく道を選ばなくてはいけない悩み多き時を迎えました。

その料理の才能が認められて各方面から注目されている澪は、ワンランク上の料理店からのオファーを同じ時に、二つを受けました。どちらを選ぶべきなのか。

一流の料亭の主人から、料理人としての姿勢を批判され、また今の「つる家」の小さな器の中にいるままでは、成長は無いと指摘され、大いに迷い悩みます。上を目指したい気持ちも当然ありますし、周りの大事な人たちの事も大切にしたいため、悩み続けます。

読者の自分も、澪の決断をハラハラしながら見守ってしまいます。

結局、澪は「つる家」に残る道を選びました。器が小さいなら自分の力で大きくしてみせる、と言い切る澪は頼もしいですね!


それが一件落着したと思ったら、今度はさらなる難題。

好きな男を取るか、お仕事を取るか。

完全に二者択一なんです。しかも、作者は上手いですね、お話の持って行き方が。

身分違いで結ばれない恋のはずが、先に脇を固められてこうすれば恋は叶えられるのです、と提示されます。でも、町娘の澪には、考えたこともない成り行きに、頭はこんらがかっている所に、悠々と男からの告白が!嬉しさのあまり、よくよく考える時間も与えられずに、ついOKを出してしまいます。

となると、いずれは武家の奥方様、料理人は辞めなければなりません。

それでいいのでしょうか、澪ちゃん。

読みながら、自分何度も澪ちゃんに問いかけてしまいましたよ(笑)

それはもう好きな男と上手く行って欲しいのはやまやまですけどね。けれども料理の才能がもったいないし、澪自身が料理から引き離されてシアワセになれるのでしょうか。

自分の身近にも料理人がいるわけですが、料理をするのはこれはもう本能のようなものです。人生そのものなんですよ。


さて、澪はまた決断をします。一番大切なものを選ばなくてはならない、辛い決断でした。

そうでしょう、そうでしょうとも、澪ちゃん!自分もそう思いましたよ。

でも、そうは言っても、澪ちゃんには両方手に入れて欲しいものです。仕事も恋も!


さあ、次の本ではどんな展開があるでしょうか。男の心意気が出るか(武士を辞めて澪と料理店を始めるとか!)、もしくは第二の男(もちろんイケメンの源斎先生です。今回失恋して可哀そうでしたー)、という存在もありますからねー。

ああ、続きが楽しみです(^_^;

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久しぶりの小川洋子さん。小川洋子さんの小説は雰囲気が大好きなんだけど、なんていうの、哲学的?というか観念的?というか、自分にはいつも理解が難しいのですねー。表のストーリーの裏に隠されてるものがあるのかなー、その意味は??? と、考えてもちょっとよく分からない所があります。寓話みたいなんですね、自分にとっては。それとも、そんなコト考える必要はなく、お話そのものを楽しむだけでいいのかも知れませんが。

その通り、お話はとても楽しめます。


どこの国のいつの時代のお話なのか、いや昔話でも未来のお話でもないのですが、定かではない場所で一人の赤ん坊が唇がぴったりとくつついたまま、生まれて来ました。神さまはどんな意味をこの唇に持たせたのでしょうか。もちろん赤ん坊を取り上げた病院では、急いで小さな唇にメスを入れて二つに切り離し脛の皮膚を移植しました。そうして赤ん坊は無事に成長して少年となりました。もともと脛の皮膚だった唇には、産毛が生えている変わった少年は、学校でいじめられたりもします。


少年の母親は離婚した後早くに亡くなり、少年は弟とともに祖父母に育てられます。祖母に連れて行って貰うデパートでは、少年はいつも屋上で時を過ごします。屋上には昔、象が飼われていました。その象は移送されようとした時には、既に大きくなり過ぎていて屋上から降りる事ができずに、死ぬまで屋上にいたそうで、今はその足にはめられていた鉄の足輪だけが残されています。少年は、屋上から一生降りられなかった象に思いを馳せながら、いつも時を過ごすのでした。


こんな少年が、ある日、廃車になったバスの中で暮らすチェスの名人とその飼い猫ポーンに出会います。少年は名人にチェスを教わり、彼をマスターと呼んで慕います。チェスの腕前はめきめきと上がり、マスターは少年を名門のチェス・クラブでデヴューさせようとしましたが、少年はいつも練習の時にマスターのアンティークなチェステーブルの下に潜り込み、猫のポーンを抱きながらチェスを指していたので、試合でもそのようにしないと対戦できませんでした。結果は負けたものの、観客に称賛される素晴らしいゲームではありましたが、盤の下に潜るということで反則負けとされ。チェス・クラブへの入会は保留とされてしまいます。


いつになく、長々とお話の紹介を書いてしまいましたが、これはほんの導入部で、その後少年は美しい棋譜を奏でる伝説のチェス・プレイヤーとなっていくのですが、彼はいつもチェス盤の下で特異なやり方でゲームをします。そして、盤の下の小さな空間で成長を止めて、しかしチェスを指す時はいつも大きな海の中で象と猫とそして、唯一の友だちミイラとともにゆらゆらと踊りながら、至高の棋譜を目指してゲームを続けるのです。


最後まで、とても美しい物語でした。意味が分からずとも、ストーリーに身をゆだねているだけでも心地よいいつもの小川洋子ワールドでした。

ところで、自分もチェスの最低限のルールくらいは知ってますが、作戦を立ててゲームを進めて相手を負かす、というようなレベルではありません(^_^; お話の中で、棋譜が出て来ますが、全く理解できずに、どんな流れのゲームなのか分かりません。それと物語の楽しみは別ですが、チェスの得意な方が読めば、そのゲームを想像して楽しむということも出来るのでしょうね。それが出来ない自分は、少しばかり残念でした。 

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食べて飲んで観て読んだコト-フラワー
皆さま、お久しぶりです!

当プログ、ずい分ご無沙汰してしまいました。暑さのせい?

いやー、ネタが無かったんですねー(^_^; 本もあんまり読んでないですし、、、でも面白かった本(小川洋子さんのもの)がありましたので、近々ご紹介したいと思います!



先日、素敵なフラワーベースを頂いたので、これまた久しぶりに花屋さんに行って花を選び活けてみる、ということをしました。フラワーベースに刺激されたんですね。ふふふ。プレゼントして下さったお二人、どうもありがとうございました。いかがでしょうか?涼しげな感じになるようなお花を選んでみました。なんだか日々せわしなくて、お花屋さんに行く事もめったに無かったのですが、やっぱりいいものですよね~。

気持ち良くなれました音譜



食べて飲んで観て読んだコト-フラワー 全体像です。


追記:右側に挿してあるグリーンの花材の名前を思い出せなくて、さっき記事をアップしてから今(10:15)までずっと悶々としておりました(笑) まさに名は体を表す、といった名前だったのに、、、シャワー?水撒き?花火?色々考えては検索してみて、やっと!思い出しましたクラッカー 忘れないように、ここに追記しておきます。

霧吹草です!

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食べて飲んで観て読んだコト-トランスフォーマー

トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン


1969年、アポロ11号が月面に降り立った。人類は歓喜に沸いたが、実はアポロ11号のクルーたちには、月面に不時着したトランスフォーマーの宇宙船を地球に持ち帰るという極秘ミッションが課されていた。40年後、トランスフォーマーのセンチネル・プライムが、月面から持ち帰られた宇宙船を利用し、故郷のサイバトロン星を復興しようとする。その頃、トランスフォーマーの友人であるサムは、ワシントンDCで新恋人・カーリーの家に居候していた。 トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン - goo 映画 より引用



トランスフォーマー・シリーズの3作目で初の3Dということで話題の映画ですから、これはぜひ観ようとダンナと揃って出掛けて来ました。それも、せっかくなので3D画像にガッカリしたくないのでユナイテッド・シネマのIMAXシアターの上映を選びました。チケット売り場では、値段の高さについグチも出そうでしたが(^_^;、、、大人1名¥2200、なんの割引もナシはちょっと出費です。しかし! やっぱり映像の迫力・臨場感はスゴかったですね!とっても楽しめました~ビックリマーク


宇宙から来た生命体に侵略されるというジャンルものといえば、しばらく前に観たスカイライン-征服- もなかなかスゴい映像で感心しましたが、お話があまり好きでは無かったので、ブログにもアップしませんでした。なぜなら、地球人がやられっぱなしで何一つ反撃もできず宇宙人の奴隷にされるみたいな結末なんです。まあ、超越した科学技術を持つ宇宙人に今、侵略されたらそれが現実かも知れませんが、映画的にはなにかカタルシスが無くて、モヤモヤしましたよ(笑)


食べて飲んで観て読んだコト-トランスフォーマー


ということで、本作では地球人も、結局はオートボットの助けを借りなくてはどうにもならなかったとはいえ、頑張って戦い、なんとか勝利を収めるという大団円を迎える事ができてホッとしました。まあその戦いの過程が素晴らしく面白かったですね!空軍機からモモンガみたいな膜のついた服で飛び降りて飛翔するシーンなどテレビで解説を見ましたが、CGでは無くて本当に飛んでいるのを撮影しているそうですが、ワクワクします!

もちろん、オートボットたちの肉弾戦や巨大ドリルのような兵器がビルを破壊するシーンなど、息つくヒマもないドカドカガンガンな映画で、いささか身体は疲れました(笑)


外でジンギスカン:サッポロファクトリーのエントランスで夏にはビール園をやってるハズと、寄って来ました。涼しくなり始めた夕方の外ジンは気持ち良かったですが、生ラムジンギスカンしかなかったのは、残念。ジンギスカンはやっぱりロールタイプがマイ・ソウルフードなんで(^_^; それにしても、写真を撮る時、背景にも気を付けなければ、という一例です(笑)。
食べて飲んで観て読んだコト-外でジンギスカン

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食べて飲んで観て読んだコト-ブルーベリー

ブルーベリー甘くなった


青いブルーベリーの粒がずいぶん増えて、時々摘まんで味見をするとまあまあ甘くなってきました。青い粒が可愛いので、鑑賞用にもうしばらくそのままにしておこうと思ってましたが、、、、


カラス襲撃!!


カラスに食べられるくらいなら、採ったる!(笑)


食べて飲んで観て読んだコト-ブルーベリー

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映画化に際して、文庫本の表紙も新装なんですね。

バーにかかってきた電話です。


相変わらずケラー・オオハタで呑んでいた「俺」に「コンドウキョウコ」という心当たりのない女性から電話がかかってきた。「俺」の銀行口座に料金も振り込み済みで、「コンドウキョウコ」は一つの依頼をした。ある会社に行きある男に会って、ある質問をして欲しい。そしてその男の反応を知らせて欲しい、というもの。不可解な思いを抱きながらも依頼をこなした「俺」は、その日地下鉄のプラットフォームから突き落とされ殺されかけた。何かされたら10倍にして返すのが信条の「俺」は、怒りとともにこの謎に立ち向かっていくことになる。


1冊めを読んで、「俺」を取り巻く人間関係や行きつけの店などの様子もわかったので、より一層「ススキノ探偵」の世界観を楽しめるようになりました。ヤクザの組長・桐原とその部下・相田のコンビは、以前読んだ「榊原健三シリーズ」でも登場していて、榊原に惚れこんでいる桐原の懐の深いキャラが面白かったですね。ススキノ探偵「俺」もちらりと登場してましたし、各シリーズにキャラクターたちがリンクしているのも、楽しいところ。桐原は脇役だけどいい味出してまして、その他の脇役たちもみんなそれぞれ個性派で夜のススキノを彩ってくれています。


さて、この依頼人の「コンドウキョウコ」はなんと、少し前に地上げで放火されたビルの中で焼死していたことが分かりました。それでは、「俺」に電話をかけて来て、奇妙で危険な依頼をしてくる女は誰なのでしょうか。そして、その依頼の背景には何があるのでしょうか。この謎解きも楽しいですが、ススキノという夜の繁華街でしたたかに生きている人々の生態が何より面白い小説です。


映画では、「俺」の友人で北大の院生であり、格闘技の強い高田の役を松田龍平がやるのだと思いますが、本作では高田が大活躍をしますので、カッコいいところを見られそうですね。

試写会入場券が当たりますように!



賄い:冷やしラーメンのたれ、ありがとう~、M子さんニコニコ
食べて飲んで観て読んだコト-冷やし中華

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札幌在住の作家、東直己氏の「ススキノ探偵シリーズ」の第一作めです。

東氏の著作は3~4冊ほど読んでいると思いますが、札幌を舞台にしたミステリーものが多く、市民読者としてとても楽しめます。しかし、この氏の出世作ともいえる「ススキノ探偵シリーズ」は未読でした。それを急に手に取ったのは、やはり映画化されるということを知ったからですね!


食べて飲んで観て読んだコト-探偵はバーにいる


探偵の「俺」役は、北海道出身の人気者・大泉洋さんなんですね。自分の中の「俺」のイメージとは若干、というか全く違うのですが、まあ映画は映画なのでなかなか楽しみにしております。実は、新聞に試写会のお知らせがあったので、入場券応募のハガキを出したくらいです(笑)
映画のタイトルは「探偵はBARにいる」ですが、お話は2作目の「バーにかかってきた電話」とのことです。なので、本は2冊とも読んでみました。


まず、探偵はバーにいるです。

ススキノのケラー・オオハタというバーでほとんど毎晩のように呑んでいる「俺」は、ある晩大学の後輩だという学生・原田から付き合っている女の子が行方不明になっていると相談される。仕方なくその女子学生を探し始めるうちに、ラブホテルで殺された男の事件とも関わっていくことになり、ススキノで培った人脈を駆使しして事件の解明に全力をあげていく。


自分、作者の東氏とはほぼ同世代なので、作中に描かれるススキノがとても懐かしいです。「俺」のようにディープにススキノにつかっていたわけではありませんが、若い頃たいして強くも無いのに、楽しく飲んで騒いで気づいたら空が白々とあけていた時の疲労感(笑)とか、翌朝記憶が無くなっていて自分の行動が気になる暗い気持ち(笑)とか、色々な酒場のたたずまいやら、酔っ払いの郷愁をくすぐられますね!


それと、東氏の本は会話体が多いのですが、北海道弁での会話や若い子たちの脈絡のない喋り、職業により違う話し方などが効果的に使われていて、ススキノの臨場感が出ています。

この辺りが、映画でどのくらい表現されるかも楽しみなところです。

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