食べて飲んで観て読んだコト+レストラン・カザマ

読んだ本の勝手な感想を中心に、日々の行動のあれこれを綴る。
フレンチレストラン・カザマのお料理ご紹介。


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京極 夏彦 邪魅の雫
京極 夏彦 邪魅の雫 大磯・平塚地域限定特装版

自分としては、ちょっと久々の京極作品。

江戸川、大磯、平塚で次々と毒殺死体が発見されるが、果たして連続殺人事件なのか、また毒物の正体にも怪しい謎が。殺されたある女性は偽名を使って身を潜めるように暮らしていたが、それは一体誰だったのか。


めくるめくような?謎の連続に頭の悪いオバサンはもう、一体誰が誰なんだかわからなくなりつつも、物語の魅力にページを繰る手が止まらず(^_^; ホントはちょっと読み止めて、人物相関図のメモなど作って謎解きに挑戦しようかとも思ったんだけど、、止まらなくて最後まで(笑) 読者に与えられるデータには、嘘も真実もまぜこぜで、疑ってかかる部分と間違いのない証言を見分けていかなくちゃならないのだけど、登場人物もやたら多いし、過去の事件に言及があったり、頭の中はこんがらかるばばかり。まるで多元宇宙でのお話しのように、同じ人物、出来事が異なる人の視線により、全く違う物語に変貌し、たくさんの世間に広がってしまった収拾のつかない事件を、例によって京極堂が憑物落し。お見事。


榎木津礼二郎が、今回ちょっとしか登場しないけど実はキーパーソン。あの榎木津が、心を痛める出来事って。なんでもお見通しっていうか、イヤでも視えてしまう榎木津とお付き合いするのは、難しそう~。秘密なんて持てないものね。榎木津がそれを叱っただけで、壊れてしまう犯人も。さすが榎木津。昨今の世間でも、いやに殺人事件が多いような気がするが(それはマスコミ報道による錯覚でもあるのかな?)、何故人を殺すのか、という「邪な魅力」にも多く触れられる。


なんともとりとめない感想なんだけど、色々な要素がぎゅっと詰まった相変わらずの京極ワールド、楽しませては頂きました。



昼食:きんくうまのスープカレー 2週連続でここ(笑) 結構味が濃くて好み。
きんくうま 前回はオリジナル・チキンカレーだったので、今回はややマイルドなジーマ・カレーなるものを。具は野菜・ベーコン。オリジナルの方が良かったかな。でもやっぱり後引くお味。また食べたくなるっていうか。

きんくうま

札幌市中央区大通西17丁目2-31ダイスイビル1F

TEL011-612-6626

11:00-21:00 無休

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アミューズソフトエンタテインメント
嫌われ松子の一生 通常版

中学校教師だった松子が、ある事件をきっかけにその職を首になりどんどん転落していき、53才で死体となって発見されるまでの悲惨な人生を描く物語。


なんだけど、ものすごく明るいファンタジーな映画だ。彩色された画面は童話の中のようなキレイな世界で、ちょっとシザーハンズを思い出したもの。CGの花が咲き乱れ、小鳥がさえずり、ミュージカルのように突如歌が始まる。そのカラフルな世界で松子(中谷美紀)は、とっても可愛らしいのにどこかヘンで、男に殴られたり捨てられたり殺したり刑務所に入ったりの波乱万丈な生涯を送る。死んだ後、弟(香川照之)に「つまらない人生だ」と言われるが、そうだろうか。確かに救われない生き方で、松子自身も何度も「人生終わったーー!」と絶望するようなコトばかりだけど。


とにかく中谷美紀が可愛い。男が変わり生きる場所が変わるごとに、ヘアースタイルも変わりどれもとてもお洒落だ。木村カエラゃBONNIE PINK、AIなどの楽曲もストーリーを盛り上げる。また数多い登場人物は俳優以外にもお笑いの人やミュージシャンなど、どの役者さんも一癖あるような個性的な面々で、笑わせてくれる。チョイ役に、こんな人がというような配役もある。松子の甥の笙(瑛太)が、ラーメン屋で見るテレビは「火サス」を放映中、片平なぎさが崖の上で犯人を追い詰めているし。


随所に遊び心満載で、楽しく笑いながら悲惨な松子を見守り、やがて切ない涙がちょっぴり漏れて。とてもエンタテイメントな作品で、好きだなあ。


昼食:きんくうまのスープカリー

スープカリー

おやつ:ブルーチーズ味のポテチ

ポテトチップ  ワインとぴったり? 袋の注意書きに、「このにおいはブルーチーズのにおいです」というようなことが。断っておかないと、誰かが「変な臭いがする!痛んでるんじゃないか」と抗議するのかも(笑)確かに、においます。ワタシは美味しいです(^_^;

晩酌:Beajolais Nouveau Vieilles Vignes 2006 (Lou Dumont) とてもミネラリーで塩を感じる。旨い。

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深巳 琳子沈夫人の料理人 1 (1)
深巳 琳子沈夫人の料理人 2 (2)
深巳 琳子沈夫人の料理人 3 (3)
その昔、江南のある鎮に、劉という長者の屋敷があった。旦那の劉興殿の奥方、沈夫人は若くなかなかの美人であった。

で、始まる中国料理薀蓄漫画だ。食べることの大好きな沈夫人と劉家の料理人、李三のバトル。といってもいつも李三撃沈の非情なストーリイである。腕が良く、料理では常に沈夫人を満足させているにも関わらず、美しい夫人にポーっとなって目の曇っている純情な李三は、沈夫人の格好の退屈しのぎにされているのだ。


読者をしてこの料理を食べてみたいものと思わしせしめる薀蓄も楽しいが、やはり夫人と李三の際立ったキャラクターが秀逸である。料理に対して真摯であるとともに、憧れの夫人に美味しいものを食べさせたいという熱情がさらに旨い料理を作らせる、しかしながら仕事以外にはあまりにも愚鈍でやすやすと夫人に踊らされてしまう李三も愉快。


沈夫人は、お金持ちで有力者である旦那さまの妻として、優雅で退屈な日々を送っている。後妻であり、夫とは相当の年齢差もあるから、きれいで我がままな可愛い妻ではあるが、何か物足ない生活だ。李三の作る美味しい食事と李三をからかうことで、退屈しのぎをしているようだ。しかし、この夫人、このような優雅な暮らしのみを送るにはもったいない程の人物である。洞察力があり、演技力があり、したたかであり、作戦を立てるのが得意であり、何より「旨い料理」の前には、非常に公平な考え方の持ち主である。今の所彼女の生活には、「料理」のことしか興味を持てるものが無いのだが、「旨い料理」を「会社の利益」とか「外交における政治的判断」などに置き換えて、それを扱える立場にいたとしたら、その才能を存分に発揮できるのではないか。


彼女は全く利己的な人間なのに(の故か)、「旨い料理」を作れるというその一点には、鋭い感性を持って最大限に尊重をする。「旨い料理」を実現させるためならば、ささいな不快事、例えば小者の主人に対する悪口だとか、無礼な口のきき様だとか、悪行だとか、いっさい気にもしないどうでも良いことなのだ。なかなかの人物であるが、この物語上、有閑マダムの立場から脱せないのは、致し方ないか。


寄道:タパスバー ドス・レイエス

ドスレイエス生ハム  スペインの生ハムとワイン。

職場と自宅の中間点に最近オープンしたお店。スペイン風バールかなと思ったけれど、お料理はインターナショナル。パスタやタイカレー、モーリシャス丼なんてのも。店主がベルギーの人なので、ベルギー風フライドポテトもあり。日本のビールも。

タパスバー・ウオルター  スゴク気さくで楽しい店主のデ コニンク ウォルターさん。オランダ語、英語、日本語のトレリンガル。

ベルギービールで知られているPaul's Cafeは、お兄さんのお店だそう。


タパスバー ドス・レイエス

札幌市中央区大通西15丁目ニューライフ大通公園1F

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トーマ ダンナ ル・レストラン・ドゥ・トーマ入り口に立つダンナ、勝利のオトコ(笑)


プロヴァンサル・キムラでのランチ・バースデイに続き、無謀にも昼・夜フレンチに初挑戦の自分だ。趣味で成功を収めたダンナが「誕生日ディナーをしよう」と誘ってくれたからであるが、実はダンナも誕生月だ。どちらかといえば、ダンナ自身がフレンチを食べたいがために誘ってくれたのである。そこで出掛けたのは、かねてから気になっていた、ル・レストラン・ドゥ・トーマだ。

トーマとは、オーナー・シェフのお名前のようだ。当摩さんとおっしゃる。ウチの店も苗字を店名にしているので、なんとなく親近感を感じるというもの。キムラさんもね。


トーマ ワイン ワインはベルトーのジュヴレ・シャンベルタン1997年。果実の甘酸っぱさとボリューム感のある旨いワイン。

トーマ アミューズ アミューズは、鱈のブランダードの蕎麦粉のクレープ包み、キノコのムース添え。ブランダード、自分の好物。メニューにあれば、つい頼んでしまうものの一つなだけに、嬉しい。

トーマ 前菜 ずわい蟹と帆立貝のタルタル。魚介とトマトソースがぴったり。

次の魚料理は平目で、とても美味しかったので、つい写真を撮り忘れ(^_^;

トーマ 鴨 3種類から選べるお肉料理。窒息鴨のローストはダンナ。旨かったそう。

トーマ 仔羊 こちらは、自分のアイスランド産仔羊のロースト。優しい味わいの仔羊。


そしてデザートの前にチーズも頂いてから、

トーマ デザート デザート。フロマージュ・ブランのムース。


トーマ プチフール プチフールまで!大変満足致しました。ごちそう様~(^-^)

トーマ シェフと 食後酒を頂きながら、気さくでにこやかなシェフと素敵なマダムと楽しくお話しして、もうすっかりお友だち。酒を飲むとホントに社交的になるダンナだ。飲んでない時は、、、シャイ(笑)

今日もまた、食べて飲んでいただけの自分を発見。こんなコトでいいのだろうか(^_^; うー、今日は誕生祝ということで、ヨシと。いやはや。


ホントに美人で素敵なマダムのブログ素敵なマダムと呼ばれたい

ル・レストラン・ドゥ・トーマ

札幌市中央区南1条西9丁目15

札幌南1条ビルB1F

TEL 011-271-8600

定休日:日曜

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キムラ ポーク 十勝産ポークのロースト



11月は、自分の生まれ月である。ま、誕生日だからってことで、母(70代)と妹(40代)、娘(20代)と女三世代でランチに行こうとなった。母がご馳走してくれると言う。うーん、幾つになっても親って有難いわねー(^-^)


ということで、やって来たのはプロヴァンサル・キムラ。可愛いマダムと小笠原道大似のシェフのフランス料理のお店だ。

いやもう、料理も旨いし、パクパク食べて、大きな声でしゃべりまくる我がM田(旧姓)家の女たち。さぞうるさくて周りのお客さま方にご迷惑だったのでは、と後から気づいて気が引けた(^_^;

「新庄もカッコいいけど、小笠原のカオの方が好きだなー」と、妹と自分と意見の一致をみていると、後ろからマダムが

「最近、ウチのシェフ、小笠原に似ていると言われるんですよ~」にこにこ。

「お、そーいえば似てるかもー」と大きくうなづく自分。家族、コーフン(笑)。後にご挨拶に出てくれたシェフを見て、大騒ぎだ(^_^;


マダムの焼くパンを頂きたくて、チーズも注文。ナッツやドライフルーツを入れて焼いたパンは、チーズのお供に最適。母は普段あまりチーズを好まないが、「このパンがあるから、チーズが美味しくなるのよ」と喜んで結構食べる。いや、あなたはダイエット中なんだから、そんなに食べなくともヨロシイよ。

キムラ マダムのパン これが、マダムのパン。


そして、キムラのプログをチェックして目を付けていたデザートを頂けて、シアワセになった自分。焼いたバナナと温かいガトー・ショコラのデザート。バナナもチョコも大好物。特にバナナ。ああ、楽しいバースデー・ランチだった。楽しくて自分の年も忘れた。ずっと忘れたままでいようっと(笑)


キムラ バナナのデザート


プロヴァンサル・キムラ

ブログ シェフの厨房日記

札幌市中央区北3条西18丁目2-4 北3条ビル1F

TEL 011-612-4005

定休日:月曜日・第2日曜日


これだけでも、シアワセだったがなんと、思いがけずバースデー第2弾が!ダンナがフレンチのディナーをご馳走してくれるという。これは、趣味で勝ったな?ラッキー。だが、昼・夜フレンチというのは、自分キビシイぞ。そんなコト今までしたことない。昼フレンチしたら、フツー夜はぐったりなんだが。ところが、この日は、いつになくすこぶる元気でフレンチ・ディナーを楽しめたのだー。きっと、キムラのマダムが自分のグラスに密かにウコンを入れておいてくれたに違いない(笑)(謎) 続く。

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 横山 秀夫 真相

テレビのワイドショーや新聞、週刊誌をにぎわす事件や事故のニュースを見聞きしてもついそのまま流してしまうが、そういったことはいつ自分も同じ立場になってしまうかもわからない出来事だ。


この短編集の登場人物たちも、特に悪人でもなく聖人君子でもなくごくフツーの人たちなのに、いつの間にかのっぴきならない所に行ってしまったりする。誰にも起こりえそうなトコロが読んでいて、ゾクーとするな。他人事じゃないって気持ちになるというか(^_^;


表題作の「真相」は、最愛の息子が殺人の被害者となり、10年が過ぎた。優秀で親孝行の真っ直ぐな性格の息子が生きていれば25才になる。いない息子の年を数え、可能性に思いを馳せ、傷は癒えることはない。その殺人犯が捕まって、その自白から息子の死の有様が判明し、知らなかった息子のもう一つの姿が立ち上がってくるやるせなさ。


世相を切り取ったような、それぞれの主題は読んでいて楽しくはないが、ラストでは前向きに気持ちを切り替える主人公たちもいて、少しは救われる気も。そりゃま、人生いいコトばかりじゃないけど、生きてる以上、なんとか頑張らないとなー。


練習:花を活ける。花光 さんの奥さまを(勝手に)師匠にしています。

花 花材は、赤唐辛子、グロリオサ、木苺の枝。

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