食べて飲んで観て読んだコト+レストラン・カザマ

読んだ本の勝手な感想を中心に、日々の行動のあれこれを綴る。
フレンチレストラン・カザマのお料理ご紹介。


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この一年、楽しくブログで遊んできました。こんなブログでもアクセスして下さる方がいて、とても嬉しく励みにもなりました。ありがとうございます音譜

こちらのブログは、しばらくお休みいたします。仕事の方の「カザマの美味しい日記 」に、こちらのニュアンスも少し入れて続けようと思います。ぜひ、「カザマの美味しい日記」にも遊びにいらして下さいねー(^-^)


agneau


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 乙一 ZOO

乙一、読むたびに感心させられる。その才能、感性、イメージの表現に。自分はまだ乙一をそれ程多くは読んでないし、他の気に入った作家たちと違って続けざまに読みたくなるわけでも無い。それだけ乙一は、読むとずっしり来るのかも知れないな。難しい重い小説では決してない、文体は軽いし、すぐ読める。けれどもそこに含まれている毒は強い。


このZOOは、短編集で10編が収められている。どれも独創的な世界観のあるお話で、グロテスクでもあるが、それぞれに面白い。特に気に入ったものは、


「カザリとヨーコ」

二人は一卵性の双子の少女なのだけど、何故か母親にカザリだけが可愛がられ、ヨーコは疎まれていてご飯もろくろく食べさせて貰えない。地の文はヨーコの一人称で語られており、その言葉使いがなにか元気でおかしみがあり、つい笑えてしまうが、あまりに悲惨なヨーコの暮らしぶりに次の瞬間目頭が熱くなる。といってこのお話は別にシリアスな、つまり家庭内暴力やネグレクトなどの問題をマジに訴えたいというモノではない、ただのホラー(というのもどーかだけど)なのに、妙に心動かされる。


「冷たい森の白い家」

この主人公も親戚の家で虐げられて育った男で、森の中に自分の居場所を作るが、それは殺した人間の死体で建てた家だった。無数の白い裸の死体が、折り重なって壁や屋根を作っているところを想像してみて、、、冷たい異様な家が脳裏にまざまざと浮かぶとともに、男の困難な人生も浮かんで、殺人鬼なのについ感情移入。


「SEVEN ROOMS」

上記の短編が、殺人者の視点で書かれたものなら、こちらは被害者の視点からのもの。なぜ、そんな不可解な殺人を繰り返すのか、被害者に解らないように読者にも解らない。圧倒的に理不尽なものに対して、戦うことができるのか。この被害者たちが閉じ込められている特異な設備を持つ建物も、またくっきりとイメージさせられる。臭いまで感じそう(^_^; ラストは哀しみとカタルシスが。



夕食:トンカツ、シジミの味噌汁

飲物:Ch.la Croix de la Chenevelle 1990 (Lalande-de-Pomrol) クローブなどのスパイシーで甘い香り。

反省:お風呂に湯を張りながら眠り込んでしまうのを反省し、晩酌前に入浴。こないだなんか、ボイラー付け忘れて水風呂だったし(^_^; アレは目が醒めるなあショック!

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