食べて飲んで観て読んだコト+レストラン・カザマ

読んだ本の勝手な感想を中心に、日々の行動のあれこれを綴る。
フレンチレストラン・カザマのお料理ご紹介。


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親切なクムジャさん

「復讐者に憐れみを」、「オールド・ボーイ」に続くパク・チャヌク監督の復讐3部作完結編ということで、話題となっていた映画だ。「復讐者・・」は観てないけど、「オールド・ボーイ」は面白く観た(日本の劇画が原作というので、原作も読んだ。面白かった)ので、この映画も楽しみにしていたのである。また、主演女優が、最近はまっている韓国ドラマ「チャングム」のイ・ヨンエであることにも、とても興味を引かれたし。


この映画のテーマは復讐することは正当なのか、また復讐して自分が救われるのか、といった辺りだと思うが、どうだったのだろう。復讐を扱う物語は普通、悪辣な人間にひどい事をされた者が、その非道を許せなくて立ち上がり、鮮やかに復讐を成功させて観ているこちらも勧善懲悪に溜飲を下げて終わる、という風なのが多いように思うが、この映画はそれだけでは無いようだ。


復讐されるのは、何人もの子どもを誘拐して殺害し、身代金を手にする性格異常な男。子どもが殺される事件は、つい先日も起こったがとても怒りをかき立てられるものだ。もし自分の子どもがそんな目にあったとしたらと想像するだけで、とても恐ろしい。被害者の遺族の方の犯人への怒りはすさまじいものがあるだろう。自分の手で犯人を八つ裂きにしてやりたいと思う人があっても不思議は無いと思う。そんな機会を与えられたとしたら?


イ・ヨンエ演じるクムジャは無実(殺人に関しては)の罪で、服役し13年を監獄で過ごすが、自分を陥れた男に復讐するために、作戦を立て「親切なクムジャさん」になる。天使のような笑顔で、仲間に親切をほどこし出所後にその恩を忘れない仲間の協力を得て、復讐を遂行していく。監獄でのクムジャは「チャングム」を彷彿とさせる清純な美貌を見せるが、出所したとたんにクールな復讐人の顔に大きく変わる。そのどちらも、見所が多く引き込まれる映画だ。が、自分の手で復讐をするかどうか、怒りつつもためらい、強気にになったり弱気になったり、逡巡して悩む人々のシーンはやはりとても考えさせられる一番の見所だろう。



夕食:円山から狸小路に移転オープンした「コピティアム」で、クリスピーチキン、バクテー、鶏粥、ライス

飲物:カールスバーグ生、タイガービール

ちょうど今日(11月30日)が移転オープンの日。映画を観るために偶然通りかかってその事を知ったので、映画の後に立ち寄った。以前のお店はかなり暗いし、外からは店内の様子がよく見えなかったので、ちょっと怪しげな(笑)感じがしたが、今度のお店は全面ガラス張りで、開放的な感じが東南アジア的雰囲気だ。お客も年齢層も様々で満席の賑わいがなかなか屋台ぽさを醸し出している。厨房のカウンターの上のメニュー看板が黄色地に赤文字で「肉骨茶」「沙多」「海南鶏飯」などと漢字表記されているのが、ますます現地の屋台みたいで嬉しい。札幌でバクテーを出しているお店は現在の所、ここだけだろう。

新加坡酒楼KOPITIAM

札幌市中央区南3条西7丁目(狸小路7丁目)

営業時間 18:00~2:00 火曜日定休

TEL011-219-7773

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江別市大麻にお住まいのお友達に招かれて、ホームパーティに参加した。ワイン愛好家の彼女が、たまったワインの在庫一掃をするとのことで、10名くらいが集まるとのこと。食べ物は持ち寄りのお気楽パーティのようなので、何を持って行こうかなーと悩む自分。自慢じゃないけど、料理は苦手(^_^; 料理はダンナに任せているので、自分は全く上達してないんだな~。そこに、たまたまチーズショップのフェルミエさんのご案内が届き、チーズ・フォンデュのレシピが!その中には、上等のハードタイプ・チーズ、コンテ100%で作るチーズ・フォンデュがあったので、これは自分もぜひ食べたいとコンテを仕入れ、当日フォンデュ鍋を購入し大麻へと向かったのであった。大丸デパートの地下食品売り場の「ポール・ボキューズ」で美味しそうなフランスパンを各種仕入れて意気揚々とJRに乗車した。

チーズ・フォンデュ これがコンテ・フォンデュだ!

レシピ(材料4人分)

コンテ 400g~500g

コーンスターチ 大さじ1

白ワイン(辛口) 200cc

にんにく 1かけ

キルシュ 大さじ1

塩・胡椒・ナツメグ 適量

作り方

チーズは約1cmの角切りにしてコーンスターチをまぶす。

フォンデュ鍋の内側ににんにくの切り口をこすりつけて、白ワインを入れて火にかける。

鍋にチーズを入れ、ゆっくり混ぜながら溶かしていく。よく溶けたらキルシュを加え、ナツメグを入れ、味をみて塩・胡椒で味を調える。


普通、チーズ・フォンデュはグリュイエールやエメンタールなどのチーズを使うが、まあ溶けるタイプのハードチーズなら何でも良いのだろう。北海道産チーズにも向くものがたくさんあるようだ。今回はちょっと贅沢にコンテ12カ月熟成のものを使用。だが、チーズ・フォンデュを作ったことが無いのが難点だ(^_^; そして、ワインだけのフォンデュは結構辛いと思うので、万人向きに牛乳とワインを半々にして作ってみることにした。

そこで、さっそく失敗を一つ。ワインを沸騰させてアルコールを飛ばした後、牛乳を投入したところいきなり分離してしまったのだー(^_^;。そこで皆で協議の結果、牛乳は温めて、投入と同時に泡立て器で撹拌。なんとか成功(ホッ)。その後コンテを少しずつ入れて木べらで焦げないように鍋底をこそげつつ溶かしていく。みんなで交代に木べらを持ち、だんだんいい匂いがしてくる鍋を囲みながら、楽しい笑みがこみ上げてくる。大変美味しいコンテ・フォンデュが出来上がったのであった。良かったー!


ワインはたくさんあって、何を飲んだのだか酔っ払いはほとんど覚えておらず(笑)写真を撮っておいて良かったー!

ワイン


友人の愛犬ロンちゃんもパーティに参加。老眼鏡をかけておすまし顔のお嬢さん(笑)

ロン


いやー、楽しく飲んで食べて(皆さんは料理がお上手で、美味しいつまみがたくさん並んでいたのだ)、友人のご主人に何故か肩まで揉んで貰い、夜も更けたので心地よい酔い心地で大麻駅から帰る自分。車内で読書を試みるも、居眠りして本を取り落とすこと2度。いやいや、恥ずかしいコト(笑)。読書をあきらめたら、本格的に眠り込んでしまい、札幌駅で降りるつもりが一駅乗り越してしまったー(大笑)。終点小樽駅まで行かなくて何よりでであった。

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坂東 真砂子
旅涯ての地〈上〉

なかなか波乱万丈で面白いストーリー。マルコ・ポーロも登場、なのにポーロ家の旦那マルコと言われると誰の事だか気づかず読んでいた鈍い自分(^_^;


面白いのだが、キリスト教(本書中ではクリスト教)に深く絡んだテーマなので、信仰を持たない自分にはどう読み取ればよいのか、とまどう所だ。クリスト教のある宗派を信仰する人々と、日本と中国の血が流れる一人の男が流れ流れてイタリアの山奥で関わる事件。死後に神の国へ行くことだけを生きる目的にしているような、信徒たちに間を取りながらも何故か、その地を離れられない異邦人の主人公、夏桂。


あるのか無いのか分からない死後の世界での満ち足りた幸福を手に入れるために、今生きている生をまったく楽しもうとしない人々なんて、どうしたって共感は持てないもの。そりゃあ、死んだ後に地獄に落ちるとか言われたら、イヤー怖い、そんな所にゃ行きたくないから、悪い事はしないようにしよう、なーんて思いはするものの、天国やら地獄やら本当にあるものやら、わかりゃしないし。生きてる今を謳歌しないで、なんのために生まれて来たのか。この宗派の教義では、生きてるこの世は地獄のようなもので、身を清らか(信者は男女の交わりもしてはいけないし、食べ物もごくごく質素で、時にはパンと水だけ)に保って信仰していると、「救慰礼」を授けられて死んだら天国に行ける、という。信者にとって、天国に行けないのは何よりも恐ろしいことであり、生きる意味はそこにしか無いようである。もし、間違った行いをしてしまったら死後、もう一度生まれ変わって人生をやり直さなくてはならない。それが、そんなにイヤなのか。いいじゃないの、やり直せるならば(^_^;


まあ、この、俗な自分には理解しがたい宗派の人々のお話に付き合っていられたのは、ある一つの謎を目の前にぶら下げられていたからだ。夏桂がたまたま手に入れた「マリアによる福音書」、それに書かれていた事は、この宗派の根底をゆるがすような重大なことらしい。それが明らかになるまで、読者は相当じらされるのだ(笑)。ヘブライ語で書かれたそれをラテン語に訳し、司教は読んだとたんに卒倒して意識不明になってしまうほどの恐ろしい内容らしい。また後日、夏桂と信者の一人の女性(準主役)が続きを読もうとしたところで、叫び声が起こりある事件で大騒ぎとなり、またお預け(^_^; 司教の死後、後を引き継いだ男は、福音書を危険なものと言っていきなり燃やしてしまう。が、夏桂は偶然無事だった2枚の紙を回収し、ラテン語を読める信者がみなの前で読み上げるのは、本当にラスト近くだ。ついに内容が判明した時には、「そう来たか・・・!」と思わずつぶやきを漏らした自分(笑)。坂東眞砂子ならではの、解釈だな。


夕食:ポークカレー、サラダ

晩酌:Ch.Gloria 1999 (St-Julien) バランス良し、美味しい。

反省:買い物の読みを誤り、冷蔵庫がカラッポに。清らかな貧しい朝食を取った。


シャトーグロリア[1999]
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ギーサヴォア


今年は色々なボジョレー・ヌーヴォを飲んで、それぞれの個性が感じられ美味しかったし、ルロワのヌーヴォも素晴らしかったし、勉強になったなー。


で、最後に買ったヌーヴォが、コレ。ローソンで売っている、あのパリの三ツ星レストランのシェフ「ギー・サヴォア」が監修したボジョレー・ヌーヴォだ。昨年パリに旅行した時に、食事に行ってとても素晴らしいひと時を過ごしたので、このヌーヴォはぜひ買いたかった。このストライプというかチェックというかのデザインはギー・サヴォアのテーマ・カラーでウエプサイトやカードやなにかはみんなこのデザインになっている。訪問した時に、記念のお皿をプレゼントされたが、そのお皿にもこのデザインがあしらわれていて、とてもお洒落なものだった。が、そのお皿はあっという間に落として割ってしまったのだ(T-T) ホントにどんくさい自分!


と、いうことでこのデザインに魅かれて、ぜひ欲しかったこのボジョレー・ヌーヴォ。仕事帰りに近所のローソンに立ち寄ると、入り口近くにジョルジュ・ドゥブッフと一緒に細々とディスプレイされていた。1本購入すると、同じデザインの紙袋に紙箱に入ったグラスを1個付けて入れてくれた。わー、ギー・サヴォアのイニシャル入りのグラスつきだなんてラッキー!! このグラスは大きさといい、ガラスもそんなに厚くなくて、オマケにしてはなかなか良いもの。おウチ晩酌には、ちょうど良いな(^-^) さらに、きっと店員君が間違ったと思うのだが、ジョルジュ・ドゥブッフのソムリエナイフまで入っていた! ツイテルな(笑)!!


味わいは、どうだろうか。まだ飲んでないからなー。これから色々と12月に向けてワインを試飲しなくちゃならないので、ヌーヴォを飲むヒマが無くなってきた。きっとこれはお正月にでも、頂くことになるんじゃないかな。



夕食:鶏肉のソテー、青首鴨モモ肉のコンフィ、サラダ

飲物:Bourgogne Pinot Noir 1998 Jacques Casheux  う~ん、濃いいー。凝縮感と旨みたっぷり。こういうワインをお好きな方のお顔がいくつも浮かぶ(^-^)

反省:「隠し剣鬼の爪」のビデオを借りて観始めたら、「蝉しぐれ」と違って藤沢周平世界が現れたので、これはイイゾと喜んだのに、・・・睡魔に負けた(T-T) 翌朝ダンナに「面白かったぞ~」とあらすじを聞かされたのが口惜しかった(^_^;


ブルゴーニュ ルージュ 1998年 750mlジャック・カシュー・エ・フィス

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ラピエール


昨日(17日)は、ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日。今年は天候が良く、ワインの出来が良いとは聞いていたけど、確かに美味しいな。色も濃く、味わいもしっかりして、果実の甘味もたっぷり。酸味がやや少ないものもあったけど、軽くて酸っぱいよりはずっと美味しく感じる。


そして今年は気になる造り手のヌーヴォーも買ってみた。

写真左 Leroy 中 Ch.Cambon(M.Lapiere)

右 D.Laurent

やっぱりドミニク・ローランは濃い。ヌーヴォでもボジョレーでも無いような(^_^;

ルロワもやっぱりしっかりした味わいだけど果実味がとても瑞々しくて、ルロワのヌーヴォーだなあという感じ。

マルセル・ラピエールは一番楽しみなんだけど、金曜日のとっておき。友達と飲もう。


ヌーヴォーはラベルも楽しみの一つなんだけど、今回一番気に入ったのは、マルセル・ラピエール。葡萄の実の絵柄がとてもシックな色合いで素敵。

あと、ポップでお洒落なのがこれ。ジャン・ド・ローレルのラベル、可愛いじゃない?

ローレル Jean de Laurere


後は、ローソンでギー・サヴォアのヌーヴォ、買おうと思う。この時季は楽しいこと(^-^)


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自分の誕生日とダンナの誕生日が2日違いということで、合同祝いと称して友人のレストランに久々に出掛けた!宮の森の「ラ・サンテ」である。マダムのMちゃんとも仲良しで、時々みんなでランチ会をするメンバーの一人でもある。オーナーのTシェフは、才能・経験・人望・文才に溢れる魅力的なイケメンであり、札幌でもとっても人気のあるレストランだ。T夫妻に会うだけでも楽しいのに、さらに西野で老舗の洋食レストラン・シェMの大好きなM夫妻も誘って久々に盛り上がった食事会であった。遅い時間には、仕事を終えて駆けつけてくれたススキノのビストロLのA夫妻も加わり、深夜まで愉快な歓談は続いたのであった(翌日も忙しいのにTシェフ、ゴメンね~、いつものコトだけど(^_^;)


席に着くと、なんと「ラ・サンテ」さんからお祝いにとシャンパーニュのクリュッグがサービスされた!う、嬉しい~。こんなに嬉しいお誕生会は、1年ぶりかしらん←って普通誕生日は1年ぶりだけど(笑)

ブランダード ほら、キレイでしょう。自分の前菜「鱈と帆立貝とじゃがいものブランダード」、上には春巻きの皮をかぶせて香ばしくパリパリと焼きあげてる所がまた美味しい。

タチ こちらはM夫人Y子さんの取った前菜「タチのムニエル、トマト・ソース」タチも美味しい時季になったし、火の通ったタチはとろーりとやっぱり美味しい(イヤシクちょっと味見させて頂いた)

子山羊 自分の主菜、「子山羊のロースト」乳飲み子山羊の背肉やモモ肉などとレバー、ハツなども一緒にロースト。ベビーのお肉は柔らかいのに、なんともいえない弾力があったり、変わった食感と淡い味わいを楽しめた。

タジン こちらはM氏の主菜、「仔羊のタジン、モロッコ風」。「ラ・サンテ」のT夫妻は先月モロッコとフランスを旅行してきたので、そのお土産料理。タジンとは、この土鍋風の器の名前でもあり、料理名でもあるとのこと。三角のとんがり帽子のような蓋付きの土鍋での煮込み料理は、熱々、ぐつぐついってるところをサーヴされた。ホロリと柔らかく煮込まれた仔羊にスパイスが香る。


ブルゴーニュの白ワインを1本空けた後で、記念の生まれ年ワインを抜栓して貰った。

ドデ・ノーダン

Beaune 1955 Domaine Doudet-Naudin

ここのドメーヌは、長命なワインを作ることで知られているが、さすがに50年たったワインなので自分のごとく(^_^;へたっているのではないかと心配だったのだけど、イヤイヤ、ナカナカ、ドウシテドウシテ。色合いも程よくレンガのニュアンスはあるものの艶良く、香りも甘酸っぱい果実が残り、飲んでは極めてバランス良く、熟成感のある、なめらかな舌触り、素晴らしい50才のご婦人だった。まるで自分のよう?←大ウソ(爆)


この後もフロマージュを摘みつつ、M夫妻プレゼントの70年代の素晴らしいCh.Calon Segurも頂き、遅れて到着のA夫妻、仕事の終わったTシェフとテーブルを囲み、幸せなバースデーを過ごしたのだった。


「ラ・サンテ」

札幌市中央区宮の森1条6丁目5-1M1・6ビル2F


反省:このような楽しい夜を過ごした翌日、反省することは決まっている。仕方ないよねー、甘んじてこのツラさは引き受けます(笑)

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本日、自分の誕生日(^-^)。別に嬉しかないけど、嫌でもない。というか、あまり気にしてない。特別なお誕生日祝いもないしな(^_^; で、ちょうど生誕半世紀ということで、早速このブログのプロフィルを書き直した(笑)

さあ、これから50代の10年間を大いに楽しむぞー!ワハハハ!


そして、女優の田中裕子さんも50才だという。へえー、同い年なんだ、知らなかったな。しかも、高校時代、彼女は札幌で過ごしたというではないか。会ったことはナイと思うけどね。50才の女性が主人公の映画が田中裕子主演で撮られたと知り、公開を待って早速観に行った。どんな50才の女性なのだろうか。


大場美奈子50才。朝は牛乳配達をして、昼はスーパーでレジを打ち、夜はベッドに寝ながら「カラマーゾフの兄弟」を読んでいたりする。係累も無く一人暮らしを淡々と続けているようだが、「私には大切な人がいます」と心にしまい込んだ思いを葉書に綴ってラジオのDJに送ったりもする。


坂の町に住み、朝早く牛乳瓶の入ったカバンを肩に掛けて、坂の階段を牛乳瓶をガチャガチャいわせながら駆け上がり、駆け下りる。最後にとてつもなく長い階段を上るとき、下から頂上を睨みつけ、「よしっ!」と気合を入れて駆け上がる。いやー、50才にはキツイぞ、これは。もう、自分には絶対ムリムリ(笑)。田中裕子さん、頑張ったものだなあ・・・。冒頭のこの牛乳配達のシーンはとても気に入った。長崎で撮ったそうだが、山のずーっと高い所までゴチャゴチャと住宅が密集して、家々の脇を細い道と階段が延々と続く。大場美奈子が配達する一軒一軒に、確かに人の生活があるのが感じられるのだ。


ある一つの出来事をきっかけに、押さえていた美奈子の50才まで抱えてきた恋心が新星のように爆発するのだけど。切ないことだけど、哀しみもまた心の奥底に大切にしまって、またた淡々と暮らしていくのだろうか。50才。20才からの30年と80才までの30年。どちらが長い時間なのだろうね。


ラストシーンは美奈子の部屋の本棚。しーんと静かな部屋、壁一面の本棚の蔵書につい目を凝らしてしまう。ところで、北海道新聞11月10日の夕刊のコラム「プラネタリウム」でこの映画が取り上げられていた。筆者は書店にお勤めの方で、さすがに図書に関する造詣が深いし、文章もとても惹かれるものがある。彼我の差にちょっと反省だ(^_^;



夕食:秋刀魚の味噌煮、たらこと蒟蒻の和え物、南瓜の煮物、豚汁

飲物:北海道余市町葡萄作りの匠 藤本毅Lemberger 2003  ミディアムボディの赤ワインで、力強さはあまりないが、すっきりした飲み口で、わりと気に入った。大丸デパートで購入。

反省:相変わらずの物忘れ。50の坂を越えれば、ますます顕著になるのか?!ヤだなあ。

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バップ
宮廷女官チャングムの誓い DVD-BOX I

韓国の伝統料理を作る料理人のお話と聞いて、かねて観たいなと思っていた「チャングムの誓い」を、ビデオに録画したものを貸して下さった方があった。「チャングム」はなかなかの人気ドラマのようで、お客様の話題にも時々のぼっているのをしばしば聞いた。いつ観ようかと楽しみにしていたが、休日前の一夜満を持して(笑)、ビデオをスタートさせた。このビデオには第1話から第6話までが入っている。


一話ではチャングムのお父さんとお母さんになる男女のお話から始まった。ダンナは突っ込みを入れつつ、熱心に観る。「この男はこうなって、ああなって、結局こうなるんだよ」まあ、お話はダンナの言うように進む。ダンナは得意満面だ(^_^; 色々波乱万丈な筋書きだが、たいがいダンナの予言通りの展開だ。いや、ウチのダンナじゃなくても、たいがい話しの筋を読めると思うのだが、予定調和というか、観ていて大変安心な楽しさがある。


そして、子役のチャングム登場。我ら二人ともその可愛らしさに心奪われる(笑)。眉を八の字に下げて困った顔をしたり、心の底から嬉しそうな笑顔や、涙ボロボロの泣き顔、コロコロと変わるその表情を見ていると、北朝鮮のイベントで表情豊かに木琴を奏でていた少女を思い出した。やっぱり同一民族、表情の作り方は同じなんだなあ、と妙な所に感心してしまった(笑)


念願かなって宮廷の女官見習いになったチャングムがお約束の苛めに遭いながらも、けなげに頑張っている姿を楽しみながら、次々に起きる事件は我らを飽きさせない。夜も更けてゆくが、止められなくなってしまった。第5話まで観たところで、さすがに自分はギブアップ。金鶏を失くしたクミョンがどうなったか心配だか、寝る事に。ダンナは最後まで観ると頑張る(笑)


翌朝、金鶏は手に入れる事ができたか、ダンナに聞くと「おお、それはみつかったぞ」そして、それからどうなった。第6話の予告編では、チャングム、鞭打ちと宮廷追放を言い渡されていたが、どうなったか、と質問すれば、「どうなったかなー、もう覚えて無いよ~」

なんだ、ダンナもう眠くて朦朧状態だったか(^_^; そんなら寝れば良かったのにー。いやはや、チャングム恐るべし。きっちりハマラセて頂きましたー。



夕食:たらば蟹と北寄貝のサラダ 伊勢海老のグリエ 仔牛のソテー(12月の料理試食)

飲物:Macon Villages Clos de l'Eglise 2002 さっぱりとぐいぐい飲めそうな白ワイン

反省:お水一つ出すにも、相手の体調を考えて。チャングムみて反省がいっぱい(^_^;


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辻 仁成 いまこの瞬間愛しているということ


とっても美人でステキなソムリエールM子さんにお貸し頂いた本。本の持ち主は別にいらして、フレンチ好きの好青年とのこと。又借りしちゃって、すみません。ありがとうございます。


ということで、この本は美味しいもの好きの人、フランス料理好きの人、フランスの星付きレストランやミシュランに興味のある人、そして恋愛小説好きの人などに読まれているはず。当ブログにお越しの方の多くは、この条件のいずれかに当てはまるかと思われる。なので、これから読もうとお考えの方も多いかも知れない。読む予定の方は、ここは飛ばしていかれる事をお勧め。もう、読んだもーん、という方は、下へどうぞ。






ミシュランのガイドブックは大変有名で、レストラン評価で最高の三つの星を獲得するのは、並大抵のことではないが、三つ星レストランともなれば、そのシェフは大変な名誉と実益(殺到する予約)を手中にすることは広く知られていることだ。フランスでは料理の世界に足を踏み入れた時から、最高峰の三つ星シェフになるために、生きている料理人もいるのだろう。この本はそんなシェフの一人が主人公。そして、もう一人の主人公は、日本からフランス料理の修業にやって来た若い女性。人の何倍も努力をして、技量も上がりその仕事を認められ始め、いつか三つ星シェフになれる事を夢みている。

自分もフランス料理に関心のある者のハシクレとして、この本はなかなか楽しめた。一流レストランの厨房での仕事の様子や、それぞれ個性のあるシェフたち、修行中の若いコックさんの奮闘努力の姿、実在のカフェやレストランでの食事。そして、かのミシュランの覆面審査員も登場する。審査員がレストランの評価のために何度も来店すること、それを迎え撃つレストランのスタッフ。星を獲得するために、新しい料理の構築、レストランの改装、ワインやチーズなど食材の探索などなど、三つめの星のために、果てしない努力が続く。庶民的な自分の仕事とは、かけ離れた高い場所での戦いだが、もちろん規模やレベルこそ違え、その努力は共通するものでもある。本の中のレストランのスタッフたちとともに、息を詰めるようにしてミシュランの発表を待つ気分(笑) これらのお話は、フレンチ好きで、フランスに旅行に行くなら何より美味しいレストランに行くのが楽しみ、というような人にもとても面白いものだろうな。


そして、もう一つのテーマが「愛」。実はこの本を読むまで、ここまでバリバリの恋愛小説とは思わなかった自分(^_^; 何度か言ってるけど、恋愛小説は苦手、というか手に取る機会はほとんど無いのだが、この本では、恋愛する若い女性の、大切な愛と同じくらい大切な仕事について描ききってくれているので、その恋愛も大変納得して読むことができた。そして、まるで往年の恋愛モノ「ある愛の詩」ばりの悲しい悲しいラヴストーリー。スレッカラシのオバサンの目にも涙(T-T)。ここに出てくる病は、生きてる意味を全て失うほどの、絶望的な病気で、病そのものは死に至るものではないものの、人生の喜び、愉しみをみな奪われてしまい、その進行を止める術はないというのだ。病気の女性に捧げられる献身的な愛は、女性ならこんな風に愛されてみたいとチョコッと思ってしまう(^_^;ほどの愛ではないか?どうだろう? 


而して、男性はいかがなのかな?(笑) ラブストーリー部分はどう読むものだろうか。ご自分の愛する人と重ねて涙するタイプと、照れくさくなって本を投げ出すタイプに別れるものかな?



夕食:骨付き仔牛のソテー サラダ

飲物:Ch.Beamont 2002 Haut-Medoc  いつも安定して美味しいワインだな。

反省:物語が佳境に入ると、何時だろうが止められないねー。で、反省は翌日に来るんだな(^_^;


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辻 仁成
いまこの瞬間愛しているということ
ステキなソムリール、M子さんにお貸し頂いた本。自分の文庫本なら、ワイン飲みながらとか、朝ご飯食べながらとか、昔懐かしい「ながら族」で読むのだけと、今はやっぱりネットや、ブロクなんですね

す、すみません・・。まだ、完成してないのに、間違ってアップしてしまいました。なにかわけわかんない文書いてますね(^_^; ワイン飲みながら、あまりの面白さに読了したのはいいけど、すっかり酔って眠くなったのに、ついブログに手を出して。「下書」にしたつもりだったのになー。

M子さん、早速のコメントありがとうございます。でも、これもう一度ちゃんと書き直しますからねー。


では、また後ほど(^-^)/~~


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