食べて飲んで観て読んだコト+レストラン・カザマ

読んだ本の勝手な感想を中心に、日々の行動のあれこれを綴る。
フレンチレストラン・カザマのお料理ご紹介。


テーマ:

初日のトム・クルーズ「宇宙戦争」を蹴って(笑)、「ダニー・ザ・ドッグ」を選んだ。ジェット・リーも魅力であるが、共演は(出ずっぱり)モーガン・フリーマンときたら、やっぱりそそられるじゃないの。アクションと愛、これまた好みなテーマである。強さの源は愛なんだな。


さてさて、冒頭からつかみは十分、首輪をして無表情なジェット・リー。ボスに首輪を外されて、「殺せ!」の一声で暴れまくるリー。これが「ダニー・ザ・ドッグ」ボスの「飼い犬のダニー」だ。素手で殴り蹴りエルボー炸裂、強い強い強いー。ボスは高利貸し、金払いの悪い客の所にダニーを連れて行き、けしかけて無理やり金を回収する。まるで人間らしい所の無いダニーだが、ある所で盲目のピアニストであり調律の仕事をしているモーガン・フリーマンと出会い、人間らしさに目覚めていく、というお話。

ダニーは5歳の時に誘拐されて、ファイティング・マシーンとして仕込まれたという設定で、人としての普通の生活の経験がないため、精神的には10才くらいの少年のよう。ジェット・リーは40歳を過ぎているはずだが、無邪気な笑顔で10代の少年のような表情を見せる。それがボスに連れ戻されてまた戦いを強要されると一気に大人の顔になる。スゴイな~。


辛い過去と人生に自分でケリをつける筋立てと、愛と家族を信じて守るたっぷりのアクション・シーンに大満足、ハッピーエンドに心暖まる思いで高評価である。

だけど、「レオン」が名作として残りえたのは、やっぱりアンハッピーエンドだったからかなと、ちらりと思うのであった。


夕食:ファクトリーのジンギスカン 外で強い日差しにあぶられ強風に吹かれながら(笑)

飲物:サッポロ生ビール

反省:もしもピアノが弾けたなら~♪

いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)
同じテーマ 「映画」 の記事

テーマ:
宇江佐 真理
深尾くれない
時代ものは最近かなり好き。藤沢周平には相当はまったもの。

「息災であったか。それは重畳。」なんて会話してみたいものだ。

時代ものは「武士もの」「市井人情もの」「歴史・史実もの」などに

大きく分けられるだろうか。「武士もの」の中でも、浪人剣客ものなんか

好きである。「市井人情もの」は商売人、お店者が主人公の話は

自営の身として、やはり惹かれるものがある。


宇江佐真理は「髪結い伊三次」シリーズなどの庶民の哀歓を描いて

ほろりとさせてくれる大好きな作家だ。本当、お話一つにつき一度は

涙が溢れて、慌ててティッシュを取りに走る自分(笑)


「深尾くれない」は武士もの。実在の鳥取藩士で雖井蛙(せいあ)流を

起こした剣客、深尾角馬が主人公である。短軀がコンプレックスで

無骨で負けず嫌い、剣を極めることで自己実現を図る一本気な男。

この男の唯一の趣味ともいえるのが牡丹の花の丹精であるが、

その牡丹が見事な花を咲かせ、「深尾紅」として江戸にまで届く評判

である。この男の性格のように、この本の文章は硬質だ。市井ものの柔

らかで親しみやすい文章とは違うので、読み進むのにややとまどいも

あったが、登場人物たちの心の動きを表す地の文、会話分ともに

細やかに書き込まれ、角馬の性格、妻かのの不満、周りの人たちの

心配や敬愛の情など、すべてがよく理解できる。かのの夫に構われない

寂しさももっともであるが、角馬も決して気にかけてない訳ではない、

この男の無骨な面をもっとわかってあげられないものか。などと、双方に

思い入れつつ、悲劇のシーンへ気をもみながら運ばれていってしまうのだ。

しかし、滂沱の涙をながしてしまうのはもっと後、かの亡き後、成長した

一人娘のふきと父親のぶつかり合いと親子の情、そして事を起こした

後の角馬とふきの別れに。咲き誇る牡丹の花を角馬は・・・。

・・・もう、とめどもなく・・ううっ。ティッシュー(泣)


夕食:豚肉の生姜焼き、イカ刺し

晩酌:Bourgogne Passetougrain 2002 Robert Groffier

  軽めで酸が強いが、ある種のフィネスを感じさせてくれる。

反省:潔く高潔な人に憧れるが、自分がそうなるのは一生かかっても無理か。




いいね!した人  |  コメント(6)  |  リブログ(0)

テーマ:

モーガン・フリーマン、ゲーリー・オールドマン、渡辺謙の豪華脇役陣に

惹かれて観ました。おっと、忘れちゃいけないリーアム・ニーソン。

「スター・ウォーズ」のクワイ=ガン・ジン、「キングダム・オブ・ヘブン」の

オーランド・ブルームのお父さん役、そしてこの映画でもやっぱり、

存在感あるなあ~。悪役だったのがちょっと残念だったけども、悪なりに

信念の人ではあった。素敵だ。

モーガン・フリーマンは彼らしいイイ人で美味しい役どころ。モーガン味

たっぷりだ。バットマン・スーツやバットマン・カー、武器などの製作過程が

とても楽しい。ゲイリーは今回イイ人だった。どうしたって「レオン」の悪徳

警官振りが脳裏に蘇えるから、おおっいい人だよーとビックリしてしまう。

いい人も良かったけどね。

渡辺謙だってなかなか。良く分からん怪人だけど、意味ありげな表情は

ピリッと効いたワサビのようだ。すごいワルらしい活躍をもっと観たい所

だったけど、出番少なすぎ。ワサビというよりは刺身のツマだったのか?

ともあれ楽しい映画。


夕食:イカゲソの掻き揚げ丼、かきたま汁、

    知人に頂いた宮古島で釣ったキハダマグロの刺身(新鮮~!)

晩酌:Tokay Pinot Gris Vin d'Alsas  Gerard Schueller

反省:ブログで遅くまで遊んで寝坊した

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:
桐野 夏生
ダーク

桐野夏生を初めて読んだのは、週刊文春に連載された「グロテスク」だ。もちろん有名な東電OL殺人事件を下敷きにしたストーリーも興味深くまた挿絵も大変に魅力的だった。最終回まで読み続けたが、他の本を手に取るまではだいぶん時間が空いた。


今年に入ってから「柔らかな頬」で一気にはまり、続けて「OUT」「顔に降りかかる雨」などのミロ・シリーズ、短編集、「ファイアボール・ブルース」等々、書店で見かける文庫本はほとんど購入。いずれも、それぞれについて感想記事を書きたいと思うほど面白い本である。ミロ・シリーズは全部読んでいるのかどうか把握はしていないが、たぶん読んでるのじゃないかな。「水の眠り 灰の夢」はなかなか渋くて良かったし、平凡パンチ創刊を思わせるラストも楽しいもの。


ミロはじめ主要登場人物はみんな都会的でハードボイルドな雰囲気を漂わせるクールな人たちだよな?そしたら、「ダーク」で一気に裏切られる(笑) みんなあくどい汚いカッコ悪い人たちに変身だものー。互いに裏切りあう彼らや、ショーン・コネリーみたいに渋いジーサンのはずの村善までが、ホコリのたまった犬の排泄物のニオイのする部屋に住んでただなんて!もうー、なんじゃこれ!って感じで読み進むんじゃないの、従来のミロシリーズ・ファンなら。

ぐちゃぐちゃに絡まりあってどうしようも無い最低な所まで行って、最後はみんな元の場所に戻って来て。ジェットコースター・ストーリーだね、これ。


ミロはこれからどんな暮らしを営むのか、仕事はどうするのか、続きがあるものなら読んでみたいとは思う。探偵は向いてないんじゃないかなあ、ミロって(笑)


夕食:カレーライス

ツマミ:ブルー・ド・ラカイユ、バゲット

いいね!した人  |  コメント(4)  |  リブログ(0)

テーマ:
宮部 みゆき
人質カノン

宮部みゆきは長い間食わず嫌いだった。いや、味見はしていたけどいま一つ気に入らなかったの。「レベル7」だったか。内容も感想もほとんど記憶に無いけど、たぶん読んでいる時にリアリティが感じられないといような事だったような。時代ものは結構面白く読んだけどさほどはまらなかった。


「理由」を読んで面白かった。設定も良かったし、複雑な登場人物たちも一人ひとりの個性が書き分けられて興味深い。映画(ビデオ)も観た。まずまず原作の雰囲気を伝えていて、良かった方。こういうヒット小説を

原作とした映画についても書いていきたい。観た映画は数少ないが小説の世界観をうまく映画にするのは至難の業だろう。もちろん原作と映画は別の作品である、ということは分かるがそれにしても・・・。


「人質カノン」だ。面白い。短編集だが、宮部節はうなっている。ファンは満足だ。自分が宮部みゆきを好きなのは、文体(スタイル)があるからだ。でも、短編じゃ物足りないな。やっぱり宮部みゆきは長編じゃなくちゃー。「模倣犯」は良かったなー。後で別に書こうと思うけど、登場人物の心がぴたーっと自分にくっついたと思うくらい、上手いトコがいくつもあった。で、映画の「模倣犯」はサイテーだった(泣)



夕食 あら政の出前の寿し 今日はシャリが美味しいなと思った。

寝酒 Ch.Roquefort (Bordeaux) 安いのに結構イケる。


いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:

ついに自分もブログを持ってしまった。何をそんなに人様に聞いて

欲しいことがあるのか、と思っていたのだけどね。へへへ。

ともあれ読んだ本の記録と勝手な感想を中心に、観た映画や

行った場所、食べたものなどを。やっぱり日記か。まあ、日々

減少の一途をたどる我が記憶力のバックアップを取るのも

良い事かも。


今読書中は「玉蘭」桐野夏生、「イスラームの日常世界」片倉もとこ

だが、読了した日に書く事として、最近読んだものを少しずつ

初めてみようと思う。

いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)