時代と社会

現代とはいかなる時代なのでしょうか?今私たちが生きる現代社会を考察し、1つの示唆を与える。そんなブログです。

NEW !
テーマ:
 『中江藤樹』という小説を読んでいる。藤樹は若き頃伊予大洲藩の藩士であり、初代藩主の加藤貞泰などに仕えた。この小説の中では、藤樹の生きざまを読めることも面白いが、貞泰の政治について知れるところも面白い。

 まず、貞泰がこの地に赴任した時、お世辞にも大洲の地は栄えた土地とはいえなかった。四国の西の辺鄙な土地に位置し、四方を山に囲まれ、米もそんなにとれず、これといった産業もない。現代でいえば、工業もサービス業も栄えていないということか。

 ただ、1つの利点として、大洲は肱川と矢落川が交わるところにあり、物質が集積する場所であった。加藤貞泰はこれに目をつけた。当時はいかにして年貢の増徴を図るかそれに政策の重きが置かれるそんな風潮があった。しかし、貞泰はそれは二の次にして、大洲藩を中継貿易地として栄えさせようとしたのだ。

 結果、大洲は商業都市てとしての位置付けがなされ、大洲は代々加藤家のもとで内陸の貿易拠点として栄えることになる。

 
 政治を行う時、何か軸となるものがあれば人々の心を収攬しやすくなるだろう。軍備、経済、農業、治安なんでもいい。統治の軸となるものが決まれば、その軸に従い何をやるべきか末端の政策が次々に浮かび上がってくる。

 現在の日本では、そういった軸がない。もちろん、私が今いる富山県にもそんな軸がない。だからこそ何をやるにしても迷走してしまう。

 私がもし富山県の統治を行うとすれば、まずは、軸を「労働」に絞る。富山県の人はいたって真面目な人が多い。だから、観光でもなく、金融でもなく、コツコツ働くことに政策の軸を置く。

 働く場所を確保するためにやらなければならないのは、言うまでもないが企業誘致だ。さらに輸出の促進だ。こうした施策に重点的に資金を投下していく。労働政策を重要政策と位置付け、労働大国を目指す。「労働者が生きがいをもって暮らせる県」。実際に成果が見えてこれば、職を求めて、次々に人が富山に移住することも考えられる。「富山に行けば仕事がある」「富山では失業しない」など人々の間で広まれば、人口増加にもつながり、富山の繁栄を導くのではないか。
同じテーマの最新記事

Amebaおすすめキーワード