昨日のブログでも書いた通り、
今回は犬の皮膚炎の大多数を占めるアレルギー性皮膚炎
についてです

そもそもアレルギーとは「ある物質」に対して
過剰な免疫反応を起こして自分自身の組織を敵と誤認して攻撃してしまう事をいいます。人間の花粉症もまさにこれですね
症状は耳・口周り・脇・股などに強い痒みが出ます。放置しているとさらにそこをワンちゃんが掻いたりなめたりするので、そこから細菌の二次感染が起こったり脱毛したりしてますます悪化していきます。

では「ある物質」とは何か
それは無数にありますがアレルギー性皮膚炎は大別すると以下の3つが挙げられます。
1.食物アレルギー
2.ノミアレルギー
3.アトピー性(吸引・接触アレルギー)

アレルギー性皮膚炎の場合、まず何がアレルゲン(アレルギーの元)なのかを把握してそのアレルゲンを除去していかなくてはいけませんが、1~3が複合して発症する事も多いので総合的に考えて診断・治療していかないといけません。

まず、食物アレルギーですがこれは特定が非常に難しく根気が要ります。
肉類・小麦・コーン・大豆などがその代表格ですが、添加物という事も有り得ます。
アレルギーを除去した食事療法を2ヶ月ほど続けて改善するかどうか見極める
除去食試験が一般的です。

ノミアレルギーはノミの唾液に対するアレルギー反応が大半です。
たった1匹でもいると背筋や尻尾まわりなどに炎症や脱毛が見られます。
ノミをきっちり駆除して病院で処方されるノミ予防薬を使用すれば
卵も孵化できないようになってますしマダニ等の予防効果もあります。

アトピー性皮膚炎は一番やっかいです。
アレルゲンはハウスダスト・花粉・ダニ・カビなど数多くあります。
遺伝的要因もあり、柴犬やシーズーなどはアトピーになりやすい犬種と言われてます。
完治は難しいですが放っておくと悪化の一途を辿り、ワンちゃんが辛い思いをしますので
軽減できるように飼い主さんがあきらめずに根気強く対処してあげる事が肝要です。
対応策としては、
・こまめなシャンプーで体からアレルゲンを取り除く、
・こまめなお掃除(ダニやハウスダストを除去)、
・アレルゲンに接触させない(特定できている場合)。

痒み対策としては、

ステロイドや抗ヒスタミン剤の投与(抗炎症作用と免疫抑制作用)

があります。ステロイドを投与していると痒みがおさまり治ったと勘違いする人も多いのですが、これは一時的に痒みを押し込めているだけで根本的な治療ではありません。
しかもステロイドには副作用があり、

・皮膚の抵抗力が弱くなり感染症にかかりやすくなる
肥満になり易く、糖尿病その他の病気にかかりやすくなる

という大きなデメリットがあります。

最近注目されているのが必須脂肪酸のサプリメントです。
オメガ-3脂肪酸(ガンマ-リノレン酸)やオメガ-6脂肪酸(リノール酸)が含まれたサプリメントを与えるとステロイドの減量と症状の緩和に効果が上がっています。

さらに最近ではアレルギー検査で陽性反応を示したアレルゲンからワクチンを作り、体内に少量取り込ませてそれに慣らせてしまいアレルギー反応自体を弱くする減感作療法というものもあります。現在では60%ほどの治療効果が認められていますが、4~6ヶ月経たないとはっきりとした効果が出ないので根気よく続けていかなくてはいけません。


文章ばかりで堅いブログになってしまいました・・・
 
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