68 牛のマスク

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68 牛のマスク
カメルーン バミレケ 木に着彩
Buffalo mask Cameroon, Bamileke
バミレケはグラスランド地方南部に住み、およそ100の王制国家を形成している。現在でも王(フォン)は存在し、フォンが取り仕切って仮面舞踊は進行する。王のマスクは神聖なものとして登場するが、それと一緒に象、アンテロープ、水牛、牛、猿、蛇、鳥などの動物がいて、それら動物も王と同じように神聖で重要であることを示している。牛はやさしさの象徴であるといわれている。このマスクは球状の塊をいくつも重ねてフォルムを作り、眼鼻は大きくデフォルメしていて、秀逸な造形である。
























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83 釘の付いた立像「コンディ」
コンゴ共和国 コンゴ 木、鉄、ガラス
Divination figure “Nkondi” REP. of the Congo, Kongo
これは精霊の像で、体全面に鉄の釘やナイフのようなものを打ち込んでいて、ネールフェティシと呼ばれている。このような形式のものは、アフリカンアートでは有名なものであり、欧米の博物館やコレクターが争って購入していた。このタイプの像には大小があり、小さなものは家族のもの、大きなものは村全体のものであったとされている。「コンディ」に、刃物、ナイフ、くぎなどを刺すことによって、正義が実行されるように精霊を呼び起こすのである。「コンディ」の道徳的、公共的な役目は、軍隊の協定、重大な案件の同意、規則を破った者への刑罰、潔白の宣誓などを保証することである。無罪や潔白の人を守るが、もし、その人が有罪であると解ると、突然死や病を刑罰として与えるとされている。祈祷師は、立像を人の前に置きパワーがあると信じられていた鉄を打ち込んだといわれている。これはオリジナルのネールフェティシで、打たれた釘やナイフは時代を感じさせるもので、造形は簡潔であるが、不思議な力がある。
























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35 オニ(王)と妃の像

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35 オニ(王)と妃の像
ナイジェリア イフェ ブロンズ AD12C~AD15C
Stature of King “Oni” and Queen Nigeria, Ife
34と、同じ顔をした「オニ」であるので、同じ代の「オニ」と妃の像であろう。このような大きな像をこのように薄く、ロストワックス製法で作った技術には驚かされる。 このペアの腕の組み方、指の絡ませ方、足の組み方、持物や王冠など、表現スタイルはイフェ美術館にあるものと同じである。そちらは29.6cmであるが、この像は61cmもあり、堂々としている。戴冠式の儀礼のポーズなのであろうか。


























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