25 鋲を打った組椅子「アシピン」

ガーナ アシャンティー 木、革、真鍮

Chair”Asipin”  Ghana, Asante

アシャンティの椅子は、曲線のある座面を持った典型的なものの他に、このような西洋の椅子を模したものもある。アシャンティが住んでいる地域は「象牙海岸」とも呼ばれ16世紀にポルトガル人が来てから、ヨーロッパと、金、象牙や奴隷などの交易をしていた。その折にヨーロッパ人が座っている椅子に刺激されて、このような形のものを作った。椅子の形は17~18世紀のヨーロッパのスタイルが基準になっている。通常、アフリカの椅子は一木作りであるが、これは木を組んで作られていて特殊である。このタイプの椅子は「アシピン」と呼ばれていて肘掛けが付かず背もたれがややリクライニングしている。「アシピン」とは「私はしっかりと立っている」という意味である。アシャンティの王族は、このような椅子を1つ以上、所有していて重要な集会や議会で使った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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92 マスク「プゥーム」

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92 マスク「プゥーム」

コンゴ民主共和国 クバ 木

“Pwoom”mask DEM. REP.of the Congo, Kuba

3種類ある国王のマスクの1つは、「プゥーム」と呼ばれクバで使われる最も古いマスクである。マスクは17世紀に、ミコ・ミ・ムブル王によって考案されたといわれている。伝説によると、ムブル王はマスクをクワ・ピグミーから貰ったとのことである。このマスクは、葬儀、複数の祝祭や儀礼行事に現れ、状況に応じて異なったキャラクターを表現する。少年の入会儀式では、「ンゲエシ」という自然の精霊を表現する。また、反抗的で、彼の兄である「ムワアシ・アンボイ」と妻を取り合い、権力を奪おうとするキャラクターを表現することもある。その他に貴族ではなく一般の男性を表現することもある。マスクダンスは、攻撃的なスタイルで、自尊心を表しているという。このマスクは、とてもシンプルである。それは典型的な「プゥーム」マスクのスタイルである。薄い銅の板が施されていないことから、このマスクが王宮の外で使われたと推測される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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90 マスク「プゥーム」

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90 マスク「プゥーム」

コンゴ民主共和国 クバ 木、銅、ガラスビーズ、ラフィア

“Pwoom"mask DEM. REP.of the Congo, Kuba

クバはカサイ川とサンクル川の合流する地域に住む民族で、1500年以上の王国であり、人口は75,000人である。彫刻やテキスタイルなど優秀なものを残している。クバにもペンデやヤカ、スクと同じような、成人加入儀礼があり、これはそれに使われるマスクである。「プゥーム」と呼ばれ、身分の低い男と偉大な高官、特に王との関係を象徴するマスクである。これは、顔の銅板やビーズ、頭頂部のラフィアなどが完全な形で残り、そのデフォルメされたデザインはクバの造形力の高さを物語っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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