先月、アドセンスとアフィリエイトの両立に関する記事を書きました。
数字に強くなれば、収入は軽く数倍になるページ単位で分析をして、アドセンスとアフィリエイトリンク、報酬額が高くなりそうなほうを選択するという話です。
実際に試してみたのですが、アフィリエイトの報酬額を落とさずにアドセンス報酬を1ヶ月単位で3万円ほど増やすことが出来ました。
とりあえず、実験成功です。
自分が所有する1サイト内の一部のページで試している段階で、対象ページを全サイトに拡大すれば、それなりの数字になると思います。
改めて痛感しましたが、ビジネスは実験ですね。思いついたことを試してみる。これしかありません。今後も、色々なことを試していきます。
さて本題です。
私はアフィリエイトのやりかたを教える仕事をしてきているので、多くの成功者をみてきましたが、それ以上の失敗者(便宜上、こんな言い方をします。)を見てきました。
失敗者とは言っても、客観的な視点でみると途中で止めてしまっただけなので、正確なところでは失敗でも何でもないのですが、とりあえずアフィリエイトで結果が出なかったという意味で失敗という言い方をさせて頂きます。
こういった定義をしたうえで、成功者と失敗者を比較すると、アフィリエイトの実情を知った時が、どちらに転ぶかの境目になっていると実感します。
実情というのは『アフィリエイトで結果を出すのは簡単ではない』という現実です。
今時、アフィリエイト=誰でも簡単に稼げる副業といったイメージを持っている人は、さすがに殆どいないでしょう。大変なことという認識のもとに取り組み始めている人が大半かと思いますが、それでも始めてみたら、想像以上に厳しいことを知って愕然とするという人が少なくありません。
これは、ある意味、仕方がないことです。経験のないことはイメージがつかないですし、こういった時、人は無意識に自分にとって都合の良いように考えるからです。
たとえば、アフィリエイトカレッジでは、全てのカリキュラムを修了するまでに300~500時間は最低必要ということをお伝えしていますが、これで『私は500時間以上かかるかも』と思う人は殆どいません。
大半の人が根拠無く『自分は300時間で出来る』と思いがちです。
また、300時間というのは1日1時間で約1年、1日3時間で3ヶ月強という期間です。これぐらいのスパンで継続的に物事に取り組むのは決して簡単なことではありません。
人生を振り返ってみて、これだけ一つのことを続けた経験がある人というのは、それほど多くはないはずです。(たいてい、途中で止めてしまったり、中抜けがあったりするはずです。)
でも、殆どの人がアフィリエイトを始めるとき、『自分は出来る』と思いがちです。これも、全く根拠はありません。
この場合、正確には『自分は300時間で達成してみせる』という目標や決意なのですが、これを自分の能力と考えがちです。
でも、現実にはそうではないので、実際にアフィリエイトを始めてみた時に、その実情を見せつけられるという結果になります。
自分の思い違いや能力の無さを思い知らされるので、一つの挫折と言えます。
こうなった時、諦める人が失敗者、見込み違い=見込みの甘さを認め気持ちを新たにして取り組む人が成功者といえます。
かと言って、見込みの甘さを認めるというのは、そう簡単にできないものです。それは厳しい現実に対処していくことを意味するからです。
『こんなことをするぐらいなら、ほかに出来ることを探してみよう』と止めてしまうものです。これが失敗が確定する瞬間です。
ちなみに、こういった挫折=厳しい現実に直面する機会は最初だけではありませんそれはアフィリエイトに取り組み始めてから3ヶ月後ということもあれば、1年後ということもあり得ます。
正直にいえば、『アフィリエイトは厳しい』、『うまくいかないかも』、『自分にはダメかも』と思う瞬間は幾らでもあります。それこそ、毎日のように味わうこともあるかもしれません。
皮肉な話ですが、努力する人ほど厳しい現実に直面するものです。
以前、私がアフィリエイトを教えていた受講生で、こんなケースがありました。
その人はマジメに取り組んでいて、アフィリエイターやASPの担当者が集まるような場に参加したら、必ず褒められるようなサイトを作り上げていました。
本1冊分以上の価値があるサイトになっていたと思います。そこまでに要した時間は約2年。収入はゼロではありませんでしたが、本人の目標からすれば到底満足できない額でした。
あるとき、その方からこんな質問を受けたことがあります。
『これだけ頑張っているのに、まだやらなければいけないのでしょうか? あと、どれくらい頑張ればいいのでしょうか?』
私の回答は『満足する結果が出るまでです。』というものでした。
答えになっていないように思えるかもしれませんが、本音中の本音です。
まず、ビジネスにおいて結果が出ないということは努力が足りないということです。本人がどう思おうが、周囲がどれだけ評価していようが、満足する結果が出ていないというのはやるべきことがまだあるという事実の裏返しであり、それは努力不足を意味します。
そして、『どれくらいやらなければいけないのか』というのは、この問い自体がナンセンスです。
どれくらい頑張ればというのは、固定給で働いている人の発想です。固定給というのは何時間働いたら幾らという計算式が成り立つ世界です。
でも、アフィリエイトは成果給なので、どれだけ働けばいいという基準は全くありません。結果が出るようであれば、他人の数分の一の労働でもいいですし、結果が出なければ、出るまで働かなければいけません。
そのため、『どれくらい』という質問は、そもそも成り立ちません。
それなりに目安となる数字はありますが、あくまでも目安であり、それ以上のモノではありません。
成功するための絶対的な基準がないというのも、アフィリエイトの難しさだと思います。
自動車免許のように、多少の個人差はあっても、これだけ講習を受けたら絶対に目的が達成出来る(免許が取れる)という目安がないので、頑張りづらいのだと思います。
自分がどれだけの位置にいるのか、状況が見えない状況で努力を続けるのは本当に大変です。
しかし、この条件は、まず変えることが出来ません。不安や憶測のなかで手探りで進まなければいけないのが、アフィリエイトのような成果報酬型ビジネスです。
では、挫折しそうな時は、どうすれば乗り越えられるのか?
本当は、この問いに対するビシっとした斬新な答えを書きたいところなのですが、ありきたりのことしか書けません。
目の前のやるべきことに一つずつ取り組んでいくということなのですが、これ以外に無いよなというのが正直なところです。
今回の記事は、どちらかと言えば、『なぜ、挫折しやすいのか?』その理屈を知って頂くことが目的です。原因を知識として知っているだけでも、その状況に直面したときの反応がだいぶ違ってくるからです。
知識があれば、『こんなことがおきる』と前もって覚悟しておくことができますし、それができれば、何も知らない人と比較して、何倍も耐える力が出てきます。
成功した人と失敗した人の数を比較すれば、後者のほうが圧倒的に多いのがアフィリエイトですが、そこにはそれだけの理由があります。
その理由を知ることが大きな力となります。
ここで一つ補足するとすれば、あまり目に見える結果にこだわらないということです。
毎日30分ずつ取り組むというふうに決めて、あとは淡々と続けるだけ。
成果が出ようが出まいが気にしない。
こんなやりかたのほうが長続きしますし、続けていけば力がついてきますので、結果を気にするのは、そこからでいいと思います。
続けるというのは大きな力です。
なぜならば、失敗する人の大半が短期間で挫折するからであり、数年間続けた人はかなりの確率で何らかの結果を出しているからです。
大学にでも通う感覚で、とりあえず4年間は続けてみる。
こんなシンプルで考え方で取り組んだほうが、恐らくいい結果につながるのは間違いありません。
ちなみに、こうやって聞いて『ではやってみよう』と思える人は少数派です。
尻込みする人が大半ですが、その原因の一つに『4年頑張ってみて、その努力が間違っていたらどうしよう?』、『アフィリエイトがなくなったらどうしよう?』といった不安を抱えるからだと思います。
これも先ほどあげた、結果が保証されない成果報酬型ビジネスの辛いところですが、正直、この不安は無視して大丈夫です。
オークションや情報販売もそうですが、一度広まったビジネスモデルというのは、そう簡単になくなるものではありません。
はやりすたりというのはあるので、端から見ると下火になったと見えるかもしれません。多分、殆どのネットビジネスが数年前と比較したら、そう見えるはずですが、実際のところ、そうは変わっていません。
見た目の派手さがなくなっただけで、そのやりかたで稼いでいる人は幾らでもいます。
また、確率的には極めて低いことですが、一つのビジネスモデルがなくなったとしても、お金の稼ぎ方というのは、どんなビジネスでも一緒なので、一つのモデルでスキルを身につけることが出来れば、他のビジネスにも流用できます。
努力して身につけたスキルは一生モノなので、不安を感じながら立ち止まっているほうがよほどの損失です。
とにかく思いきって始めてみる
一度始めたら、淡々と続けていく
これだけです。
こうやって1~2年ぐらい経過して実力がついたら、もう少し結果にこだわりを持って取り組むようにしたほうがいいと思いますが、それはまた別の段階の話です。
結果を気にするといった高度なことは最初のうちは気にせず、まずは続けることだけを意識する。
これが、成功への第1ステップであり、成功癖をつける第一歩です。
まずは、ここから始めましょう。