美の勝利 バルサvsユナイテッド(CL決勝)
テーマ:UCL・UEFA CUP-------10-------
-11----------09-
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----08----07----
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-------06-------
-05----------02-
-----04ー-03-----
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-------01-------
11 ティエリ・アンリ
10 リオネル・メッシ
09 サミュエル・エトオ
08 アンドレス・イニエスタ
07 シャビ
06 セルジ・ブスケ
05 シウヴィーニョ
04 ジェラール・ピケ
03 トゥーレ・ヤヤ
02 カルレス・プジョル
01 ビクトール・バルデス
SUBSTITUTE
ホセ・マヌエル・ピント
マルティン・カセレス
セイドゥ・ケイタ
エイドゥル・グジョンセン
ボージャン・クルキッチ
ペドロ・ロドリゲス・レデスマ
マルク・ムニエサ・マルティネス
ホーム扱いのバルセロナ。エリック・アビダルとダニエル・アウベスと両SBを欠く。アンリとイニエスタが、負傷で出られるかどうかが話題になりつづけたが先発に名を連ねた。
マルク・ムニエサは、5/23のオサスナ戦でデビューしたばかりのカンテラ(下部組織)上がりの17歳DFである。51分からの途中出場、81分で一発レッドカードという「30分の涙のデビュー戦」だったようだ。
バルサと、そして当時アーセナルに所属していたアンリは、05-06シーズン以来の決勝である。
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-----11--10-----
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-09----------08-
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-----07--06-----
-05----------02-
-----04ー-03-----
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-------01-------
11 クリスティアーノ・ロナウド
10 ライアン・ギグス
09 ウェイン・ルーニー
08 朴智星
07 アンデルソン
06 マイケル・キャリック
05 パトリス・エヴラ
04 ネマニャ・ヴィディッチ
03 リオ・ファーディナンド
02 ジョン・オシェイ
01 エトヴィン・ファン・デル・サール
SUBSTITUTE
トマシュ・クシュチャク
ジョニー・エヴァンズ
ナニ
ラファエウ
ポール・スコールズ
カルロス・テベス
ディミタール・ベルバトフ
アウェー扱いのマンチェスター・ユナイテッド(以降、ユナイテッド)は、ダレン・フレッチャーが出場停止。それでもベルバトフやスコールズ、テベスらをベンチに置ける選手層の厚さは健在。
昨季はベンチ入りもできなかったパク・チソンが、決勝の桧舞台へと立つ。
■オリンピコ
決勝の地はスタディオ・オリンピコ・ディ・ローマ。3月下旬に現地に行ったが、今日はさらに湿度が増し、気温が高いようだ。
このローマで決勝が行われるのは、今日で3度目。
1度目は、83-84シーズンのリヴァプールvsASローマ。ローマの現テクニカル・ディレクターであるブルーノ・コンティが在籍していた。リヴァプールにはイアン・ラッシュがいた時代。
2度目は95-96シーズンのユヴェントスvsアヤックス。この時のアヤックスには、若き日のファン・デル・サールが守護神を務めていた。また対戦相手であるユヴェントスにも、後に移籍している。
この2試合とも1vs1で終了。延長の末のPK戦で、ホーム扱いのクラブ(上記の左側がホーム扱い)が勝利している。
■前半
試合序盤、高い位置からプレスを仕掛けたユナイテッドが、主導権を取りにかかる。
1分、32mと少し遠いが、ここ数年のユナイテッドのハイライトで何度も観る様なC・ロナウドの直接FKのシーン。GKの直前でバウンドする理想的なFK、GKバルデスが弾いたところをパク・チソンがつめるもバルサがクリア。
8分間で5本のシュートを浴びせたユナイテッド。しかしバルサがファーストチャンスをモノにする。
人数が揃っているユナイテッドの守備に、バルサがゆっくりと攻め上がる。中央のイニエスタから右へ展開。エトオがヴィディッチをドリブルでかわし、クイックモーションでシュート!中盤から下がってきたキャリックがスライディングクリアに向かうも一歩遅く、GKファン・デル・サールの手をも弾いてネットを揺らした。
この1点目の後はビディッチにバックパスミス、アンデルソンにトラップミスが生まれて、ユナイテッドに焦りが見られた。昨季に続いての決勝登場で慣れているかと思われたが、やはりそれでも緊張する大舞台なのだろう。
一方のバルサはペースを掴み、お馴染みの「美しいフットボール」を取り戻す。前半に早くも、バルササポーターからパス回しに対して「オーレ!」の掛け声が飛び出す。
かつてユナイテッドで成功を得られなかったピケは、バルサ最終ラインからのビルドアップに大きな役割を果たす。両SBの欠場で「穴」と見られていたシルヴィーニョの「左サイド(ユナイテッドにとっての右サイド)」は、極端に狙われることはない。逆にシルヴィーニョも攻撃の組み立てに参加していたことが印象的だった。
老いや衰えが見られる35歳のシウヴィーニョだが、05-06シーズンのチャンピオンズリーグ決勝の地・パリでは出番がないながらもベンチ入りはしていた。大舞台を知る男である。
■後半
ユナイテッドはアンデルソンを下げて、カルロス・テベスをピッチへ。しかし流れは依然としてブラウグラーナ(バルサの愛称)。
47分、いなすような近距離でのパス回しから、一気に左前方のスペースへ展開。走りこんだアンリは、二度の切り返しでファーディナンドのマークを外してシュートも、GKファン・デル・サールが立ちはだかる。
49分、中盤での激しい奪い合いからバルサが抜け出し、エトオのダイアゴナルパス。メッシがオシェイに倒されるように見えるもノーホイッスル。この後にイニエスタがペナルティアークで倒されるも微妙な判定。合わせ技一本でファウルといった印象だった。このFKをシャビが直接狙うも、右ゴールポストを直撃した。
なかなか流れを引き寄せられないファーガソン監督は、パク・チソンに代えてベルバトフを投入。しかし、この後に生まれた得点は赤い悪魔によるものではなかった。
GKファン・デル・サールのボールを、エブラとC・ロナウドがお見合い。これをプジョルが奪って一気に仕掛ける。これをクリアされるも、シャビが再び奪って広大なスペースをスルスルとドリブルで上がり、ゴール前へフワリとしたパス。ユナイテッドがボールウォッチャーとなる中、飛び込んできたのは何とメッシ!
この数分前に、スカパー!実況の八塚浩氏が「実はメッシはイングランド勢からゴールを奪ったことがないんですよ」と言ったばかりだった。そのメッシが「らしくない」ヘディングシュートで、試合を決定づける2点目。メッシはチャンピオンズリーグ9ゴール目を挙げて、確定させていた今季CL得点王に華を添える(わずかながら、メッシを抜く可能性のあったアンリは5得点)。
バルサはアンリに代えてセイドゥ・ケイタ、イニエスタに代えてペドロ・ロドリゲスと上手く時間を使っていく。ユナイテッドに残されたカードでスコールズを投入。しかし大きな流れは変わらない。
バルササポーターは我がクラブのパス回しに「オーレ!」を連呼し、「西班牙(スペイン)にビッグイアーを持ち帰るゼ!」と言わんばかりに「GO WEST」を熱唱。
結局、エトオ・メッシという強力3トップが最後を締めて、2-0で得点以上の快勝でバルサがビッグイアーを獲得した。
■総括
世界中のチャンピオンズリーグ・ファンは、過去の名勝負からジンクスを拾い出す。冒頭に挙げた、過去のローマでの2試合もそうだ。
今回に最も当てはまったジンクスは「93-94シーズンにアテネで行われたミランvsバルセロナ」かもしれない。「バレージとコスタクルタが欠場」という守備の要の不在――今回のバルサの最終ラインにはガブリエル・ミリートも、ラファエル・マルケスも、ダニエル・アウヴェスも、エリック・アビダルもいなかった。
93-94のように4-0の大勝ではなかったものの、今回も欠場者の多いクラブが勝利した。単純な足し算・引き算でないのもフットボール。
ユナイテッドは真っ向から勝負に臨んだ。豊富な経験と選手層を誇る“赤い悪魔”が、圧倒的有利との戦前評価も多かった。プレミアリーグでは、チェルシーと並んでの最小失点(ちなみに得点数も全く同じ)であるユナイテッドは守備力も兼備している稀有なクラブ。
そんなユナイテッドを終始圧倒しての勝利を手に入れたバルセロナは、本当に強かった。昨年のEURO2008の「スペイン旋風」の続きを見ているようだった。脅威とも呼べる破壊力を持ったトリデンテ(三叉の槍)にスペイン勢はいないが、それを操るシャビとイニエスタ。今季、大活躍だったGKのV・バルデス。守備陣にケガ人だらけとなってから、その足元の高い技術で存在感を示したピケ。ブスケを含めたカンテラ(下部組織、ユース)育ちの選手たちが、リーガエスパニョーラ・スペイン国王杯に続く三冠目を大きく手繰り寄せた。
一方のユナイテッドは、滑り出しこそ迫力を伴ってバルサに挑んだ。しかしバルサのボール回しに追いつけず、決定機を逃し続けた。
C・ロナウドの白ユニフォームは、「強いようでいて勝てない」ポルトガル代表のアウェーユニを想起させた。歯車が狂い、物事が上手くいかなくなると途端に集中力を欠く。バルサの2点目の前のシーンでは、プジョルにヒジ(というか肩)を入れてファウルをもらう。バルサスローインの際に、間違ってボールが2個入るとストレスをぶつけるように蹴る。そしてGKファン・デル・サールのロングボールが来た際、C・ロナウドが声を発したのか、エブラがチラッと前方を見て譲っている。そこをプジョルに奪われて失点へと繋がった。もちろん、この時C・ロナウドは守備に戻るどころか、無気力に歩いていた。
■MOM
逆に、そのC・ロナウドやルーニーらとマッチアップし、見事ユナイテッド完封に成功したカルレス・プジョルにMan Of the Matchを贈りたい。
「(超攻撃的な)ダニ・アウヴェスが欠場した方が良かったかも」と思わせるほど、プジョルとシウヴィーニョの両SBは攻守バランスが良かった。組み立てに積極的に参加してパスコースを増やした上で、守備も疎かにしなかった。
かつてスペイン代表でもサイドバックを務めていた偉大なカピタン(主将)は、この日何度もユナイテッドのペナルティエリアに侵入。CKでもヘディングシュートを見せており、攻守の存在感を見せ付けた。
スペイン代表やリーガ・エスパニョーラ、特にプジョルを酷評することで知られる粕谷秀樹氏は、今頃悔しい思いをしていることだろう。
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1 ■同感です。
まさにナショナルズ・スペインの戦い方でした。(舵取りがスペインだからでしょう)
ちなみにボクは選手層、戦術などからマンUが勝つ方に賭けてたんですが、見事ロナウドはやられました。
サージさんと同じく僕の中でのMOM・プジョルに。。。。
パス回しでも、攻守の切り替えでも、バルサはマンUを凌駕してましたね。バルサは楽しんでた印象でしたし。
特にメッシがペナルティ内でこかされ手を広げて主審に「ファウルやん!」みたいに訴えた時、
以外にも皆の表情が柔らかかったのを見て、『あぁ~バルサは気持ちよく楽しくサッカーしてるなぁ・・・。』と思いましたね。