TBSがやらないなら自分がやる。 日本vsチリ
テーマ:日本代表「強豪のチリ!」
「W杯南米予選で、アルゼンチンを押さえて現在3位!!」
W杯予選では、ブラジルやアルゼンチンが苦しむのはよくあること。そういう事実は、TBSにとってはさほど重要でもないらしい。そして、今回の来日メンバーの「詳細」も大事ではないようだ。
参考までに、4/1に行われたW杯南米予選のvsウルグアイ戦メンバーを見てみる。
GK:Claudio Andrés Bravo(レアル・ソシエダ、現在2部)
DF:Pablo Contreras(コブレロア、チリ)
DF:Waldo Ponce(CAヴェレズ・サルスフィールド)
DF:Gonzalo Jara(コロコロ、チリ。7試合2得点)
MF:Matias Ariel Fernandez Fernandez(ビジャレアル。6試合2得点2アシスト)
MF:Carlos Carmona(レッジーナ)
MF:Jean Beausejour(クラブ・アメリカ、メキシコ)
MF:Mauricio Isla(ウディネーゼ)
FW:Mark González(レアル・ベティス。8試合2アシスト)
FW:Alexis Sánchez(ウディネーゼ)
FW:Humberto Suazo(CFモンテルレイ、メキシコ。8試合4得点)
SUBSTITUTES
GK:Miguel Pinto(ウニベルシダッド、チリ)
DF:Ismael Fuentes(FCアトラス、メキシコ。4試合1得点)
MF:Roberto Cereceda(コロコロ、チリ)
MF:Pedro Morales(NKディナモ・ザグレブ)
MF:Manuel Iturra(ウニベルシダッド、チリ)
FW:Héctor Raúl Mancilla(デポルティヴォ・トルカ、メキシコ)
FW:Fabián Orellana(ウディネーゼ)
※赤字が今回の来日メンバー。後ろが所属クラブと国、そしてW杯予選での成績
恐ろしいほど別チームである。
これを「チリ代表と言っていいのか」と声高に叫びたいほどに。それも仕方ないだろう、欧州シーズンは終了間際である。また6/6のパラグアイ戦(アウェー)を考えると、「欧州→日本→チリ→パラグアイ」という移動を選手に課せるわけがない。
マルセロ・ビエルサ監督は、日本に感謝しているだろう。遠征費やマッチメイクのギャランティなど出してもらえて、若手の底上げも出来る。いいことづくめだ。
予選の「ガチンコ」の時に活躍している、アレクシス・サンチェスを含めた3人のウディネーゼ・プレイヤー。これはもちろん母国の英雄、MFダヴィド・ピサーロ(現ローマ)から脈々と受け継がれている系譜なのだろう。
とにかく今回は、チリやメキシコリーグの選手で編成されたチームだった。
■日本の布陣
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-------11-------
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-10----09----08-
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-----07--06-----
-05----------02-
-----04ー-03-----
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-------01-------
11 玉田圭司
10 岡崎慎司
09 中村憲剛
08 本田圭佑
07 遠藤保仁
06 長谷部誠
05 今野泰幸
04 阿部勇樹
03 中澤佑二
02 駒野友一
01 楢崎正剛
主軸の中村俊輔はスコティッシュ・プレミアを戦いきった疲れもあり、ベンチ入りせず。逆にブンデスリーガで優勝を決めたヴォルフスブルクの長谷部は、元気に先発出場。またオランダ2部・VVVフェンロを優勝に導いたキャプテンであり、シーズンMVPの本田圭佑も先発に名を連ねる。
負傷の闘莉王、長友、内田ら先発組に代わって、阿部・今野・駒野らが起用された。
■MOM
個人的にMan Of the Matchは本田圭佑。バイタルエリアで相手を背負いながらのキープでは、ほとんどボールを失わず。またパスミスも少なかった。シュート意識も貪欲であり、1点目は9割が本田の成果。
ゴール前やバイタルエリアに飛び込む意識、周囲のシュートのこぼれ球へ詰める意識も秀逸で、もう1点・2点獲っていてもおかしくない出来。最後の4点目はゴール隅を狙った見事なダイレクトシュート、今日の活躍に彩りを添えた。
今季にオランダで残した個人・チーム成績からか、全身から自信が漲って(みなぎって)いた。北京五輪では「ビッグマウス」と叩かれたりもしていたが、この調子でA代表を盛り立てて欲しいし、オフの移籍先も本当に楽しみ。
■ヤマダ
18歳と327日でのA代表デビュー。浦和の小山田(主将の山田暢久がいるため、某掲示板ではこんな愛称で呼ばれることも)から、日本のYAMADAへ。
復帰明けの玉田がピッチを蹴るなどのアクシデントもあり、前半39分に山田は投入された。最初こそパスミスや硬さなどが見られ、逆に初々しさを感じられた。しかし、試合が進むにつれてピッチ上で存在感を増して行くのが感じられる。解説の金田氏も「18歳とは思えない、気の利いたプレーをする」と絶賛しっぱなしだった。
4点目の場面での、シュートフェイクからの本田へのお膳立ては細かいプレーながら良いプレー。これも実況・解説で絶賛されていた。
■ベテラン
若手が躍動した一方で、ベテランも輝きを見せた。
24分、中澤は闘莉王を思わせるオーバーラップを見せ、右サイドでの長谷部の縦パスを受ける際、巧みなトラップからライン裏を狙った絶妙なスルーパス。岡崎がこれに応え、GKの脇を抜く見事なシュートで2点目。
中澤は守備面でも、ラインコントロールと高い対空能力で完封に貢献した。
3点目の遠藤→阿部ラインも頼もしい。自然に試合に溶け込んでいるかのような遠藤――存在を消しているのではなく、要所要所で仕事をする。今季の浦和ではボランチに定着しているものの、この試合でしっかりとCBの仕事を果たした阿部。
先発で唯一の不満は駒野。個人的にあまり好きな選手でない、というのもあるが…。ヴォルフスブルクでのプレーを見てしまうと、代表でも長谷部の右SB起用を期待してしまうのだ。対人の守備もしっかりしているし、低く鋭く速いクロスを送れるのも魅力だ。
■今日のチリ
冒頭で「いかにも2軍のチリ」というような書き方をしたが、決して悪いチームではなかった、というところがビエルサ監督の手腕だろうか。
ただチリには「フィニッシャー」がいなかった。実際、「後は決めるだけ」という場面は何度もあった。スライディングが届かなかったり、という程度のもの。クロスを待ち受けるポジション取りに勝利して「後は決めるだけ」というところを、枠すら捉えられずというのが多かったのも事実。
日本代表選手自身が分かっているだろう――完封できたのは相手のミスでもある、と。もちろん、それも含めてフットボールなのだけども。
日本にも俊輔ら欧州組や、闘莉王ら先発組がいなかったこともあるし、今日の岡田ジャパンに文句やケチをつけるのは少し馬鹿げた話だろう。しかし、やはり「世界ベスト4」という大目標のためには「アウェーでの1軍メンバーとのガチンコ」での結果を見ないことには始まらない。
以前にも書いたが、9月あたりに計画されている(と噂される)欧州でのvsオランダ戦などが指針となるはず。
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1 ■岡ちゃんの考え
ボールの持ちすぎは多少見られたものの、キープ力やシュート意識はホントよかったですねー。ただ、俊輔が入った場合、岡ちゃんは本田をどこに配置するのか?気になるところです。