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2009-04-26 11:47:32

中田TAFCとチャリティ、エコ。

Theme: 雑談
 
 今回の記事は、
 
 「政治的な意見はキライ」
 「大ファンである中田英寿を批判するような人はキライ」
 「エコや募金活動を批判するような人はキライ」
 
 という方は、一切目を通さないで下さい。
 
 そして以前の記事「メディア・コントロール」でも書いたように、メディアと、そして当ブログを疑って下さい。
 大事なのは、情報を沢山得て、自分なりの考えを獲得すること。

 
■エンターテインメントなのか、ガチなのか?
 最近よく顔を出す、管理人のプロレスネタ。「ガチ」とはガチンコ、真剣勝負のこと。
 
 昨年の6/8に行われた「+1 FOOTBALL MATCH」――これは中田を含めて引退した選手がほとんど。JAPAN STARSの釜本監督が出場するなど、お祭りムードで63,143人の観衆を楽しませたようです。 
  
 しかし、4/12(日)に行われた「TAKE ACTION F.C.(以下TAFC) VS ヴァンフォーレ甲府」。これが問題になっているとも――Jリーグの公式開催日に行ったからです。
 甲府は、前日の13(土)にホームの小瀬で草津と戦っており、TAFCと戦ったのはサテライト、すなわち二軍です。チケットに「甲府と書いておりますが、戦うのはサテライトになります。予めご了承下さい」とでも書いていたのでしょうか?
 
 そして中田は「これはチャリティ・マッチではなくエキシビジョンマッチ」「勝ってこその楽しさだからね、見せつけてやりましょう!」とも。
 Jリーグや欧州サッカーを観ていると時間がないので、実際のTAFCの試合を見ていません。どれほど「勝利にこだわって」やったのでしょう。
 
 ここで気になるのは、大きく「甲府と対戦」と宣伝した上でサテライトだったこと、そして激しく行ったとしてのケガの保障はどうなるのか、というところ。シーズン中なら尚更です。サテライトとは言っても、一軍登録メンバーではあるでしょうし。甲府にもお金が入って、サテライト組には良い調整となったとなるのでしょうか。この様々な事情を、甲府サポはどう捉えているのか、声・意見を聞いてみたいところです。
 
 またシンプルに収益性を上げるならば、「J引退選手」をもう1チーム分集めても良かったのではないかとも思います。その方が話題性もありますし、リーグ戦に影響することがありません。
 
 チャリティマッチは、欧州では基本的にオフシーズンにやっている気もします。ミハエル・シューマッハやラファエル・ナダルのように、サッカー外の有名人が華を添えたりもするようですが、そのような動きはないのでしょうか?ナイナイの特番でやるより、TAFCの「本番」にナイナイを出すくらいでも良いかと思います。
 
 
■チャリティ・ビジネス
 2005年頃に大流行した「ホワイトバンド」。多くの芸能人がファッショナブルにPRし、「これを買えば、一部が貧しい国へと寄付される」と勘違いした多くの人の気持ちを裏切る形に。これに中田と所属事務所が大きく絡み、商業活動が大得意の電通が関与したことで、「ビジネス度合い」は強まります。
 
 また、現在のTAFCへの協賛企業には「財団法人日本ユニセフ協会」が参加しています。このユニセフは、分裂状態が問題となっているようです。
 ニューヨーク本部直轄の国際機関事務所「ユニセフ東京事務所」――黒柳徹子がユニセフ親善大使としての活動しています。一方、財団法人日本ユニセフ協会は、アグネス・チャンが日本ユニセフ協会大使として活動。
 何が問題かと言うと、前者は寄付したお金の100%がユニセフに行くものの、後者は一部(10%~25%?)が人件費や活動費に使われて、残りがユニセフ本部に行くというところです(募金活動の際にこのことが明記されていないことが多い)。
 品川の高輪という都内一等地にある豪勢な自社ビルを25億円で建設。「賃貸ビルを借用し続けるより、土地・建物を所有するほうが、当協会の財産として残り、かつ経費の節減にもつながる」とは言うものの、募金を集めるのに地価が高いところである必要はないですし、40名の職員が入る「ハコ」としては大きすぎます。
 
 ユニセフは一時期、「ムダに作りの派手な」ダイレクトメールを乱発送して、「個人情報をどこかで得ているんじゃないか」と言われたこともあるようです。協賛企業に「朝日新聞」「毎日新聞」「共同通信」「日本経済新聞」「読売新聞」「フジテレビ」という大手メディアがいるのですから、安く広告を打ってもらった方がDMよりも影響・効果が大きそうです。考えたら、ユニセフのCMなんて記憶にほとんどありません。パチンコのCMを流すくらいなら、こういう方が良いのでは?
 
 チャリティと言えば「24時間TV」、出演芸能人はノーギャラ(ボランティア)ではないらしいです。そのため北野武は「何がチャリティだ、ふざけんなバカヤロー」と出演辞退をしているとも。「視聴者から集めた募金は、莫大な制作費の何分の一なのか分からない」というのもおかしな話です。
 
 中田は昨年の8月、「3000円のDVDを買うと、アフリカに1000円の蚊帳が贈れるキャンペーン」を展開。そしてこのTAFCでも、「LIFE AFTER FOOTBALL PROJECTでは、各試合の入場料収入からアジア・アフリカの厳しい生活を余儀なくされているこども達のもとへサッカーボールを送る支援活動として活用」
 …貧しかったら、サッカーどころじゃない気もしますが。それならばシンプルにお金を送った方が…。
 
 
■大義名分 
 現代ビジネスのキーワードは、間違いなく「チャリティ」と「エコ」。
 
 莫大な資産を持つ富豪は、良心のためだけではなく「税制優遇」のためにも寄付を使います。結果論として、貧しい国の元へお金が行くので良いことだとは思います。ただチャリティは、上にも書いたように、いくらでも儲けられると思います。そこには「良いことをしている」という「大義名分」があり、批判をする者は「心のない奴だ」「じゃ、お前は何をしているんだ?」と批判返しを食らうでしょう。
 そこが彼らの「突きどころ」です。街頭の募金活動から、ネットでの海外移植に関する募金など色々ありますが、一部の印象によって「全てが胡散臭く見える」というのが、私の正直な感想です。
 
 
 チャリティと言えば、U2のボノ。「世界・国連のATM」日本の首相にカネをせびりに来ますね。欧州諸国の植民地政策が、アフリカに「直線の国境」を敷く結果になり、貧困を生み出した原因です。
 また「アイルランド出身であるが、アイルランド政府に海外援助を要請しつつもアイルランドの法律の抜け穴を利用して節税した後、法律が変更されるとU2の版権管理会社をアイルランドから税率の極端に低いオランダに移動させ、毎年数十億円の節税を行っている。母国に納税せず援助だけを要求する行為については、アイルランドの音楽家からも非難されている」(Wikipediaより引用)とも。
 
 
 エコも定義がハッキリしません。「このまま地球温暖化が進めば、世界は水没する」と言っても、地球史の長いスパンで見ると、「誤差程度である」という認識であったり。
 東京には「ヒートアイランド現象」という、海岸沿いに建てられたビルが風を通さずに、都市部の温度を上げるというものがあります。これをTVでやっていたのですが、直後のCMで「豊洲に新しいマンションできました」とやってたりとメチャクチャ。
 
 アメリカのアル・ゴア元副大統領が「不都合な真実」という映画や講演で話題になりましたが、歴史的に見てアメリカが最も二酸化炭素を排出してきた国家でしょう。もう自分の国は発展しきったから、産業活動は抑えようぜ、とも見れなくもないです。
 オーストラリアは「生態系を破壊するから、日本は鯨を獲るのを止めろ!」と言いますが、牛のゲップが二酸化炭素やメタンを多く含んでいるとも言います(これも本当に温暖化の根拠たりえるのか、というところですが)。
 
 つい最近では、日立がエコを謳った冷蔵庫が、実際には効果がある素材が入ってなかったという事件も明るみになりましたね。エコドライブとは言っても、本当は車に乗らなければ一番エコなわけで。
 

■総括…?
 ああ、キリがない。少しまとまりがつきません。
 本来チャリティは素晴らしいものですし、現在「余裕のある者」が「余裕のない者」を救うのは、人道上素晴らしいことです。
 
 ただ、「その善意を利用しているのが、自分はあまり好きではない」ということです。上記のことが、どれだけ真実(不都合な真実?)を含んでいるかは分かりません。なので私は冒頭にも「ブログを疑え!メディアを疑え!」と書いているわけです。どうぞ鵜呑みにはせず、自分でも色々と調べてみて下さい。
 
 良い事をするにはお金がかかる。そのため、一定額以上の募金には税優遇措置が取られます。
 宗教には「宗教法人法」があり、これには税を含む様々な優遇措置があります。しかし真面目な仏教や神道の方には有効活用されず、新興宗教が「ビジネス」をすることを助けています。アメリカやドイツでは宗教活動に実質的に関連したものだけに限り優遇措置を適用するとしており、実際に優遇する際にはその団体が政治団体化、営利団体化しているかなどを審査する(Wikipediaより引用)といいます。日本では、もうありえないことでしょう。公明党が政治の中枢に食い込んでいるんですから。
 
 
 長くなりましたが、締めは短く。
 
 「人の為にする善」と書いて「偽善」。
 
 「信者」と書いて「儲(ける)」です。
 
 
参考リンク
Timesteps「ホワイトバンドはあれからどうなったのか」
野良里蔵狸 -norakura- 「日本ユニセフ協会の謎」
スポーツ見るもの語る者~フモフモコラム:中田さんの旅…旅番組DVDを買うとアフリカに蚊帳を1張贈れる件。
中日新聞「日立の冷蔵庫 消費者をエコで騙すな」
nozawa22 「24時間テレビの欺瞞 欺瞞 大欺瞞」
 
 
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Comments

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1 ■よくぞ言ってくださいました

はじめまして。サンガファンとしていつも拝見しております。

私も、近頃の、人の善意を利用した営利主義が蔓延していることに抵抗を感じます。本来のエコについて、貧困問題について、突き詰めて考えれば一部に富が集中するシステムこそが貧困(格差)を招き、消費を煽ることが環境破壊に繋がることがわかります。偽善的資本主義に荷担させられていることに気づかなくてはなりません。

大切なのは気づくこと。
本質を見ずしてメディアにコントロールされながら迎合するなんてくやしいですよね。

ありがちな社会派ブログよりも、サージさんのようにサッカー中心の話題のなかで提言されるのは立派だと思います。

2 ■甲府サポとして。

まずこの話がもちあがり日程が出たときにやはり疑問を感じました。
選手の気持ちは?リーグ戦のベンチかそれとも中田と試合できる方がいいのか?私は県民ではないので詳しくはわからないのですが地元メディアでは対戦はサテ選手と出たみたいです。また当日は甲府の大きなお祭りもありそれにヒデは参加してます。甲府市としても全国にアピールする絶好のチャンスだったわけです。いろんな事が絡んでいたと思います。
私はこの試合を観戦しました。
感じたのはただチャリティーマッチしました。という事。ヒデのプレーをみた事は感激でした。
でもエコを訴えてるのにゴミは分別なく置き去り。普段のリーグ戦では考えられません。

今考えるとなんだったんだろう。と思います。
ただ普段絶対メディアに出ないであろう甲府の若手がちょっと注目されたかな?とは思いましたが。

3 ■>miuさん

コメントおおきにです。
 
>人の善意を利用した営利主義
<自分の書きたいことを分かりやすくまとめてくれて有難う御座います。
 
確かに一人一人が気をつければ、Co2排出を減らせるかもしれません。しかし、もっと手っ取り早い方法があっても、そちらが変わることはない。やはり「営利」というものが存在しているからですよね。
新聞というメディアは、インターネットという即時性の高いメディアに取って代わられようとしています。新聞なんてものは、最も資源の無駄遣いだと思いますが…しかしそんな「自らの首を絞めるようなこと」は言うわけないですよね。

4 ■>ころピさん

“甲府サポとして”のご意見、お待ちしておりました。ありがとうございます。

「信玄公祭り」ですよね、それは番組などで見ました。こういう地元活性化の活動は、大変良いことだと思います。

私は、選手時代の中田英寿が特別好きでも嫌いでもありません。イタリアで奮闘していたことにはリスペクトしています。
しかしナマジ頭が良いだけに、お金稼ぎに執着しているように見えます。そしてここ数年の動きは「チャリティを盾に、反論させないビジネス」を行っているように見えてしまいます。

5 ■No Title

中田のやっている事。
正直サージさんほど詳しくないので感想程度ですが、個人的には『中田にしてはまだしっかりしたチャリティ活動してるな』って思っています。

まったくしないよりは『好きなことしてる。んで、ちょっと皆に貢献!』って精神でもいいように思います。
要は【関心を持たす】という意味ではいいことなんじゃないかなぁと。

24時間TVはボクも大嫌いです。
ちょっと前にmixiなどで日記にも書きました。
あれはほんとに偽善です。

無償の愛こそほんとの善であるとボクは思っているので売り上げのすべてを寄付するべきでしょう。

ボクはミスチルが大好きなのですが、桜井さんが行っているチャリティはまだマシなものと信じたいです。

仕事の合間で書いたので支離滅裂かもしれませんが、すいません。

6 ■>くにきちさん

【関心を持たす】ことは仰る通り、とてもとても大切なことだと思います。ただ、それが裏切られた時のショックはとても大きいものだと思っています。また一度「胡散臭さ」が見えてしまうと、他のものはどうなのか不安になってしまいます。

>桜井さんが行っているチャリティはまだマシなものと信じたいです
<…という風になってしまいますよね?

>売り上げのすべてを寄付するべき
<人件費や運営費を抜いた全てを…と言いたいところですが、どう見ても配分がおかしい団体が数多いですからね。

(くにきちさんは分かってらっしゃると承知の上で)もちろん「チャリティはするな」という意図はありません。ただ「こんな側面・疑いもある」と思って、色々な人に知っておいてほしいなと思います。

7 ■こんばんは

なかなか難しいお話なのですが、一応自分なりの見解をコメントさせていただきます。

自分はどちらかというと中田の行動に肯定的というか「温かく見守りたい」と考える人間です。

確かに考えれば偽善というか不明瞭??な金銭の流れはあるかと想像できます。しかし、「偽善」でも「善」の部分は少なからず存在し、色んな批判されることを想像の上でまずは行動をするという姿勢を評価したいと考えます。そして、実際のところ、行動を起こしてそれが実践できる存在は、中田英寿しかいないようにも。

世の中一人一人に正義が存在します。全ての人にとって「正しい行動」は、どれほど探してみても見つからないと自分は思ってます。

でも、だからこそ、「正しくないから行動しない」のではなく「自分が考える正しさに沿って行動する」ことが大切なのだと思ってます。最終的にはうぇばーさんが仰る通り、「たくさんの情報を得て、自分が何を正しいと思い、行動するか」を求められ、そしてこのような問題提起を、サッカーと絡めてできるこのブログは素晴らしいと感服しております。

自分は短い文章なのにまとまらずすいません。

宗教法人に課税ができさえすれば、この日本の慢性的な財政赤字をずいぶん楽にすることができるのは間違いないですけどね。

8 ■>light-up-8888さん

>「自分が考える正しさに沿って行動する」ことが大切
<端的にまとめてもらってありがとうございます、Part.2。

こういう記事を書くと誤解を生みそうで怖いものですが、賢明な読者が多くて助かります(^∇^)

中田を信じる人はそうすればいいと思うし、違うやり方、例えば「1円でも多く、確かに届けられる方法は何か?」を考えたり、「アフリカの貧困よりも、身近で困っている人を助けるのが先なんじゃないか?」とか、自分なりの善意ができればいいんじゃないかなと思っています。

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